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トップ > ガイドブック > ガイドブック - 人気ブログ(Blog)検索結果詳細 (2008年12月5日 2時)

【姚記炒肝店】北京小吃夜宴

北京小吃な夜
北京小吃夜宴(bei3jing1 xiao3chi1 ye4yan4)
P1120327.jpg
【データ】とき:11月7日/ところ:鼓楼・姚記炒肝店/ねだん:50元くらい(2人で)

日本から北京を訪れた方と食事をご一緒する時に
どんなところにご案内するかは実は結構頭の絞り甲斐のある問題だ。

初めての北京なら、やっぱり北京ダックを食べたいだろうなあ。
羊肉オッケーな方でしかも冬場なら、羊肉しゃぶしゃぶ。
北京ならではの家庭料理というご要望なら、老北京を売りにしたところがいい。
何度も北京に来たことがあって一通りの味を楽しんでいる方なら、
各地方の料理や少数民族料理のお店にお連れしても面白いかもしれない。

店内やトイレの清潔度についての許容範囲によっても、
選ぶお店は変わってくる。
自分が大丈夫だからとディープなお店に連れて行って、
どん引きされてしまってもかなしい。

そんなこんなの選択肢の中で、かなりディープな部類に入るのがこのお店だ。
清真ものが多い北京小吃の中で
豚肉メインという別カテゴリーに燦然と輝く名品、
炒肝と鹵煮火焼を提供する姚記炒肝店である。

炒肝(chao3gan1)は豚のレバーと腸の煮込み、
鹵煮火焼(lu3zhu3 huo3shao1)は堅焼きパンと厚揚げ入りの豚もつ煮込みだ。

▼炒肝と鹵煮火焼についてはこちらから:
炒肝
鹵煮火焼

以前、ある雑誌の編集長をご案内したのもこのお店だった。
「かなりベタですけど、いいですか?」
と予防線を張ってからお連れしたのだけれど、
モツ煮込みを求めて客がごった返す店内、
虎視眈々と席が空くのをねらっている人々を横目に
燕京ビールをビール瓶からラッパ飲みし、
ガツガツと煮込みをかっこむあわただしい風情の食事を
果たしてどの程度気に入っていただけたのやら。

ただ、こうした雰囲気を好む人は意外といるようで、
姚記炒肝店はますます人気の店になり、
隣の店を買い取りでもしたのか二間続きにして店内が広くなった。

以前はなかった個室もあったりして、
円卓でモツ煮込みなんていう、
以前の店では思いも寄らない展開になったりもする。

注文の仕方もちょっと変わった。
以前は店の奥にある大鍋のところで欲しいものを注文して会計を済ませ、
その場で炒肝と鹵煮火焼を受け取ることができたけど、
今は食券制になった。

しかも料理の出方が3パターンあってとても分かりにくい。
①涼菜(前菜)やビールは会計時にその場で受け取り、
②熱菜(炒めものや揚げものなどの温かい料理)は厨房で作ったものを
  食券と引き替えでテーブルで受け取り、
③炒肝と鹵煮火焼は食券を持って専用の受け取り窓口、
  すなわちモツ煮込みの入った大鍋のところに並び、
  そこで食券と引き替えに受け取る、
ってな具合だ。

この受け取り窓口が二つあるからまた紛らわしい。
向かって左側のもともとあるほうのお店の奥と、
新しく拡張したほうのお店の右奥にあって、
いったいどちらに並べばいいか分からなくて不安になってしまうのだ。

まあ、結論から言うとどちらに並んでもいいのだが、
どうも左側の窓口のほうが進みが早かったような気がする。
なぜかと言うと、右奥の窓口では
お碗に盛られたものがすべて並んだ人に渡されている訳ではなくて、
お盆に載せてどこかに運び去られていくからだ。
どうも二階席(?)からの注文分を同時にさばいている気配がある。
(未確認だけど。)

右奥の窓口に並んだ私は、手に入れるまで結局30分近くもかかってしまった。
昔は5~6分、長くても10分も待てば手に入れられたのになあ。
なんだか敷居が高くなってしまった。
文宇奶酪店もそうだけど、人気が出るのもよしあしだ。
やれやれ。

そんなこんなのあれやこれやを乗り越えて食べたものはこの通り。

炸灌腸(zha2guan4chang2):4元
P1120324.jpg

▼あやしい名前のこれ、正体はこちらでどうぞ:
【北平居菜館】炸灌腸

麻豆腐(ma2dou4fu):?
P1120325.jpg

おなじみ、緑豆おからの羊肉炒め。

鹵煮火焼(lu3zhu3 huo3shao1):9.5元
P1120326.jpg

固焼きパンと厚揚げ入りの豚モツ煮込み。

▼詳しくはこちらをどうぞ:
後海・北京小吃紀行~鹵煮火焼

今読み直してみたら、2元も上がってた!

小碗なのに、これだけですっかりお腹いっぱいになってしまった。
他にいろいろ頼むなら、2人で1碗くらいでちょうどいいかも。

店名に冠されているメニュー、炒肝(chao3gan1):4元も一応味見。
ちょっとニンニクがきつかったかも。

▼詳しくはこちらをどうぞ:
後海・北京小吃紀行~炒肝

ビールはお碗で豪快に。
P1120323.jpg

なぜかビールが青島なのが玉に瑕だったけど。


■お店情報
姚記炒肝店
東城区鼓楼東大街311-1(鼓楼湾東南角)
*鼓楼に向かって右(東)側から裏手に続く細い道を入ると
 すぐ右手にあります。

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●書  名:  北京で「満福」 普通がおいしい。本場の中華!
●発売元:  東洋書店
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巻末には、超カンタン「食べる」中国語講座と、
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作者:ayazi

更新日:2008年12月5日 0時0分

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【紫光園】木須炒疙瘩

かき卵入り中華パスタの炒めもの(おでき炒め)
木須炒疙瘩(mu4xu1 chao3 ge1da)
P1120317.jpg
【データ】とき:11月6日/ところ:東大橋・紫光園/ねだん:12元

紫光園の名物料理が、炒疙瘩(chao3 ge1da)だ。
お昼時ということもあってか、
私が行った時もお客さんのほとんどがこれを頼んでいた。

疙瘩(ge1da)は、水を入れてこねた小麦粉生地を小さくまとめたもの。
スープに落としてすいとんのようにして食べる疙瘩湯(ge1da tang1)と、
野菜やお肉と一緒に炒める炒疙瘩(chao3 ge1da)がある。

▼過去の疙瘩関連記事:
【麻辣香鍋】疙瘩湯
【福家楼】老北京菜之二
【東興順爆肚張】素炒疙瘩

炒疙瘩は、
たいてい「素(su4)=野菜だけ」と「肉(rou4)=お肉入り」の二種類くらいしかないのだが、
この店は名物だけあって、牛肉入り、羊肉入り、卵入りなどいくつか種類があり、
それぞれ1両、2両、3両・・・と
疙瘩自体の重さ(つまりは小麦粉の重さ)で頼めるしくみになっている。

この日は他にお肉もののおかずを頼んでいたので、
かき卵入りの木須炒疙瘩(mu4xu1 chao3 ge1da)を頼んでみた。
分量は3両(12元)。
ちなみに1両(10元)、2両(11元)、3両(12元)・・・という風に
値段は1元ずつ上がっていく。

2人の食卓だったし、
他の料理も食べるので1両で十分だと思ったのだが、
店員さんが
「1両じゃ足りませんよ!」
と言うのに押されて2両に量を増やした。
ところが2両で頼んだつもりが、出てきてみれば3両。
勝手に量増やすなー!
まあね、1元しか違わないから、目くじらを立てるほどのことでもないけど。

それよりも、あくまでたっぷりの量の主食を勧めてくる店員さんに、
やっぱりこちらの人は主食を食ってなんぼなんだなあと改めて実感した。
食事の基本はあくまで主食。
イタリアンレストランのビュッフェでも、
あれこれちょぽっとずつお皿に取ってまんべんなく味見する日本人を尻目に、
取り皿全部スパゲティ!リゾットてんこ盛り!
「何はなくとも主食だ、おりゃー!」な感じだもんなあ。

棒状にして切った感じがはっきり分かる他のお店のものと違って、
ここの疙瘩はかなりコロンコロンと丸まっている。

製法が違うのかな。
切った後に軽く丸める作業が入るんだろうか。
このタイプだとより「おでき」っぽい。

P1120319.jpg

お味はちょっとしょっぱめの醤油味。
油がややもたれるので、黒酢をかけるのがオススメ。
見違えるように爽やかな味になる。

ところで、紫光園は「清真(qing1zhen1)=ムスリムの」料理のお店だ。
回教徒でないと入れないってことはないが、
豚肉やラードを使った料理は供されない。

牛街みたいなムスリム街でもないごくごく普通の街角に、
目立ってムスリムっぽさを強調している訳でもなく、
さりげなく営業しているこんなお店が、
実は気づけばムスリム料理だったりする。
それが北京という街の普通の食卓を象徴しているようではっとする。


■お店情報
紫光園
北京市朝陽区東大橋2号
010-6593-3280
*朝陽門から東に向かって3つめ、藍島大廈のある交差点が東大橋です。
 紫光園は新東路を挟んで藍島大廈の向かい側(道の東側)にあります。

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作者:ayazi

更新日:2008年12月4日 0時0分

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【紫光園】葱爆羊肉

葱と羊肉の炒めもの
葱爆羊肉(cong1bao4 yang2rou4)
P1120316.jpg
【データ】とき:11月6日/ところ:東大橋・紫光園/ねだん:25元

羊肉を使った炒めものの定番、葱爆羊肉。
「葱爆(cong1bao4)」は葱を強火で手早くジャジャーッと炒めること。
葱の香味が羊肉の臭みをうまく消してくれる。
「黄金組合(huan2jin1 zu3he2)=ゴールデンコンビ」だ。

この料理、もちろん羊肉がメインの食材なのだが、
実は葱がうまい。

厚めのそぎ切りにした葱からいい甘みが出て、まろやか。
お鍋やすき焼きの葱が好きな人なら、
気に入ること請け合いだ。

そのお葱パワーのせいか、
北京人なのに羊肉嫌いの勤め先の同僚Yさんも、
「しゃぶしゃぶは嫌いだけど、葱爆羊肉なら好き。」

葱と羊肉。
あまり目立たないけど、名コンビ。


■お店情報
紫光園
北京市朝陽区東大橋2号
010-6593-3280
*朝陽門から東に向かって3つめ、藍島大廈のある交差点が東大橋です。
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更新日:2008年12月3日 0時0分

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【紫光園】金鈎百合蚕豆

干しエビ・百合根・空豆の炒めもの
金鈎百合蚕豆(jin1gou1 bai3he2 can2dou4)
P1120314.jpg
【データ】とき:11月6日/ところ:東大橋・紫光園/ねだん:22元

「金鈎(jin1gou1)」は、「金鈎蝦(jin1gou1xia1)」のことで、
「海米(hai3mi3)」の別名らしい。
海米は、乾燥させたむきエビのことだ。
百合(bai3he2)は百合根、蚕豆(can2dou4)は空豆のこと。
金鈎百合蚕豆はだからこの三つの素材を塩味で炒めた料理だ。
素材の名前を羅列しただけのシンプルきわまりないメニュー名!
分かりやすくてよいではないか!

百合根は日本だと割と高価な食材だけど、
こちらでは意外と気軽に食べられる。
セロリと合わせて炒めたものが有名。
こんな風に空豆と一緒に炒めたものは今回が初めてだ。

空豆自体がほこほことして深い味わいがあるのに、
そこに百合根のぽっくりした甘みが混じり、
さらに乾燥エビのうま味がプラスされたとあっては、
まずくなるはずがない。
シンプルだけど、奥深いおいしさだ。

それにしても、百合根って炒めると甘みが出て実にいい。
花びらみたいに細工して飾りに散らすくらいの和食では
このほっくりとやさしい甘みは味わえない。
しかもこんなに大量に惜しげもなく投入してあるところがいい。

北京に来てから、日本にいた頃の何倍、何十倍もの量の百合根を食べたなあ。
こんなに親しい間柄になるなんて、
思ってもみなかったよ、百合ちゃん。


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作者:ayazi

更新日:2008年12月2日 0時0分

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【天華毛家菜】毛家菜

毛さんちの料理(湖南の田舎料理)
毛家菜(mao2jia1cai4)
P1120277.jpg P1120281.jpg
P1120279.jpg P1120278.jpg
【データ】とき:11月5日/ところ:白雲橋・天華毛家菜/ねだん:二人で100元ちょっと

牛街を後にしてさらに報国寺の骨董市場をひやかし、
広安門を越えて白雲観まで足を伸ばした。

白雲観は道教の寺院だ。
ここで使われている「観」は道教寺院の意味なので、
一声ではなく四声で読む。
だから白雲観は「bai2yun2guan1」ではなく「bai2yun2guan4」。

道教寺院だけあって、
境内には長い髪を結い上げ脚絆を巻いた道士さんたちの姿がそこそこに。
お相撲好きのKさんは
「場所に出ていない時の相撲取りみたい。」
と声を弾ませた。
人それぞれの楽しみ方があるようです。

私のお楽しみはこれ。
P1120274_1.jpg

境内に入ってすぐのところにある窩風橋で銅銭投げに興じた。
太鼓橋の下にかかった大きな銅銭に向かってコインを投げ、
真ん中に下がっている鐘に命中すると縁起がいいんだとか。

P1120272.jpg

橋の横にある窓口で10元払ってコイン50枚を受け取り、
いざ!

P1120273.jpg
↑激投!しているのはKさん。

コツッとかすり当たりも含めると全部で4回命中。
2回はかなりしっかり「カーン」と当たった。
わーい。
かなり、楽しかった!

さて、地図調査という名のプチ観光の仕上げは、なぜか毛家菜レストラン。
毛家菜(mao2jia1cai4)は、そのまま訳せば「毛さんちの料理」で、
湖南料理の代名詞みたいになっている。
湖南省出身の毛沢東が好きだった湖南の田舎料理のことだそうだ。

まずはお疲れ様のビールで喉を潤す。
つまみはこんな前菜。

湘辣笋絲(xiang1la4 sun3si1):16元P1120277.jpg

干したタケノコの細切りをラー油で和えたもの。
この手のタケノコものに目がない私。
湘(xiang1)は湖南省の別称だ。

酸豆角炒肉末(suan1dou4jiao3 chao3 rou4mo4):18元
P1120281.jpg

湖南と言えばすぐに思い浮かぶこの料理。
ササゲを干して漬けた酸豆角(suan1dou4jiao3)と「肉末(rou4mo4)=挽肉」を炒めたものだ。

この店の酸豆角、かなりしっかり干してあって枯れた風味が面白かった。
酸味と唐辛子の辛さでご飯がいくらでも進んで、危険度大。

小炒西芹(xiao3chao3 xi1qin2):18元
P1120278.jpg

セロリと豚肉のちゃちゃっと炒め。
これも湖南料理レストランでよく見かける。

これがまあ辛いのなんのって!
四川料理は「麻辣(ma2la4=花山椒のぴりぴりした刺激と唐辛子の辛さ)」だけど、
湖南料理は唐辛子だけの純粋な辛さ。
単純に辛さの度合いだけで量れば、湖南料理のほうが上ではないかと思う。

この料理はそれを十分に裏付けるド級の辛さだった。
思わずご飯をお代わり。

そして、湖南料理に、しかもKさんと一緒に来たからには、やはりこれは外せない。

毛氏紅焼肉(mao2shi4 hong2shao1rou4):38元P1120279.jpg

毛沢東が特に大好きだったという紅焼肉。
それで「毛氏」がついている。
毛家菜を謳うレストランのメニューには必ず載っている看板料理だ。

お店によっては、皮をむいたニンニクがごろんごろんと丸ごと入っていたりするが、
要は豚バラ肉のかたまりを醤油と砂糖で煮込んだ、豚の角煮みたいなもの。
でも日本の豚角よりも脂身がたっぷりで、
しかも皮つき肉を使っているあたりが大きく違う。
脂身やゼラチン質でぷるっぷる。
皮も油と糖分でてらてらと輝いている。

ただ、見た目ほどには油ギトギトではないから不思議。
というか、その辺が腕の見せ所なんだろうな。

牛街でムスリム街の情緒にひたり、仏教寺院跡ののみの市をひやかし、
道教寺院を参観し、湖南料理で舌鼓。
人の仕事に便乗したお邪魔虫ツアー、すっかり堪能させてもらった。
Kさん、ありがとねー。


■お店情報
宣武区広外蓮花池東路16号
010-6348-6437
*白雲橋の東南角にあります。


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