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トップ > ヒント > ヒント - 人気ブログ(Blog)検索結果詳細 (2009年1月5日 5時)
「博物館に初もうで」
東京国立博物館で開催中の
「新春企画 博物館に初もうで」に今年も行って来ました。
新年会を兼ねて毎年恒例となったお正月の東博詣。(今年は3日に)
昨年暮れからずーと天候に恵まれ3日もお正月らしい穏やかな晴天。
こちらで新年会を募ったところ、予想に反し25名以上もの方々に
お集り頂き新年早々華やかで賑やかな雰囲気に。お正月はこうでなくちゃ。
今年は平成館で特別展を開催していないので、じっくり2時間かけ本館で日本美術を満喫。本館2階の特別室では毎年恒例の干支にちなんだ作品を展示。「新春特別展示 豊かな実りを祈る―美術のなかの牛とひと―」(1月25日まで)
「重要文化財 駿牛図巻断簡」
日本、中国、インド、ベトナムより26点もの様々な作品が。
作品は多岐に渡り、絵だけでなく例えばこんなものも。
「重要文化財 二匹牛透鐔(朱漆打刀拵の鐔)」
徳川家康の次男、結城秀康の指料だった朱漆打刀拵に附属する鐔(つば)だそうです。牛と何かご縁のあった武将なのでしょうか?二頭の牛を巧いこと結合させ円形に。現在の我々からしても思わず「おおっ!」と目がとまる逸品ですが、当時でもこうした意匠は斬新だったそうです。
下のウシが頑張って円形にしようと身体を捻じ曲げて頑張っているのがけなげ。それに比べ上のウシがただ寝伏しているだけというのも笑えます。
「十二神将立像 丑神」神奈川県・曹源寺 鎌倉時代
カッと見開いた鋭い眼差し。威圧する眼力。闘う前から気力削がれてしまいます。恐ろしくて。でも、ふと頭の上を見ると…何やらぼーーとしたウシさんが。このヒトやる気なさそうです。角がピースサインのように見えてしまう。。。
釈卍空著「善光寺如来絵詞伝」
「牛に引かれて善光寺詣り」の図。
ある日老婆が、洗濯をし、軒先に布を乾していたところ、どこからともなく一頭の牛が現れて、その布を角にかけ走り去った。老婆は信心が浅かったが、その牛を追いかけて行きますと、牛はどこまでも逃げて行き、とうとう善光寺にまで駆け込み、仏の神々しい姿にたちまち信心を起こした。
「善光寺如来絵詞伝」の中では黒い牛が猛ダッシュして走り去るのを老婆が必死に追いかけている姿が描かれています。足速そう!
この他にも俵屋宗達のたらし込みで描いた「牛図」など見所満載。「新春特別展示 豊かな実りを祈る―美術のなかの牛とひと―」は1月25日までです。
真生流:犬飼翠雪
所々にあるいけばなも見どころのひとつ。
新春特別展示コーナーの他でもあちらこちらに牛さんが描かれた作品が。
そして牛こそ登場はしませんが、これは!と思わず声を出しそうな名品が。
土佐光起「源氏物語図屏風(初音・若菜上)」江戸時代・17世紀
本館2階、屏風と襖絵が展示されている7室にあった作品。
画面全体が緑がかり、薄汚れているように初め見えますが、実はこれ「御簾を通して見る」といった趣向で描かれたもの。汚れた緑色の正体は細かく一本一本線で描かれた御簾だったのです。
狩野派に完全に天下取られてしまった土佐派ではありますが、こうした斬新な発想を有した絵師もまだまだ健在であったこと示す逸品。他にもこうした趣向で描かれた屏風絵ってあったのでしょうか?
因みにお隣の8室に展示されていた住吉具慶による「洛中洛外図巻」のワンシーンに御簾を隔てた男女の部ループを描いた場面がありました。
もしかしたら、見逃してしまう場面だったかもしれません。でも昨日は「源氏物語図屏風(初音・若菜上)」を拝見した直後だったのでばっちり目に留まりました。こうした繋がりって何だか無性に嬉しいですよね。大切なことです。
10室の浮世絵を展示する部屋には、自分の好きな礒田湖龍斎が!
礒田湖龍斎「羽根付図」江戸時代・18世紀
是非とも混ぜて欲しい!羽根つきに!!
顔に墨いくらでも塗って下さい!!
何てバカなこと言ってないで。。。門松が古式ゆかしくいい感じ。
(あれ、江戸の門松つくりで有名な地名が出てこない…)
窪俊満「三ひらの内・群鶴」江戸時代・19世紀
お正月らしい縁起ものの鶴。でもとっても奇妙な三羽。
…と思ったら四羽いました。
そして最後に「今日の一枚」は間違いなくこちら。
伊藤若冲「松梅群鶏図屏風」江戸時代・18世紀
いづつやさんも仰っていましたが、この屏風絵のポストカード欲しい!ショップで作ってくれないかな〜手元に置いてまじまじと眺めたい作品。
石灯篭に軽やかに

ヒヨコがお饅頭のよう。カワイ過ぎ。
その他のニワトリさんたちはこちらにまとめて↓
↑クリックで拡大します。
この若冲の作品も1月25日までの展示。
一度見逃すと次いつ観られるのか分からないのが東博常設展。
お時間ある方是非是非。
尚、1月10日(土)からは表慶館で特別展「未来をひらく福澤諭吉展」
1月20日(火)からはお待ちかね特別展「妙心寺」が開催されます。
それとセットで観るのも宜しいかと。
東京国立博物館、今年も一番多く通いそうになりそうです。
どうぞ宜しくお願いしまーす。
こういうのは科博かな?
それでは最後に「今日の美味」
ogawamaさんから誕生日プレゼントとして頂戴した「ラデュレ laduree」の「マカロン」詰め合わせ。モナコ公国製なんですね、、、すみません、身分不相応なものを頂戴し手が震えてます。(追伸:千葉市美術館かなり良いです!是非)
この記事のURL
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=1624
作者:Tak
更新日:2009年1月4日 23時38分
「寿(ことほ)ぎと幽玄の美」
三井記念美術館で開催中の
「「旧金剛宗家伝来能面」54面の重要文化財新指定記念
寿(ことほ)ぎと幽玄の美―国宝雪松図と能面―」展に行って来ました。

本展は、この春「平成20年度の新指定重要文化財」で一括して重要文化財に指定されました「旧金剛宗家伝来能面」54面を初めて一挙公開する貴重な機会になります。旧年中に行った展覧会。毎年この時期恒例の丸山応挙「国宝 雪松図屏風」を拝見することできます。
また、茶道具も能にゆかりの銘がある名碗を展示するほか、毎年正月の展覧会で好評をいただいております円山応挙筆、国宝「雪松図屏風」をはじめ「松竹梅の屏風」をテーマに展示。まさに「寿ぎと幽玄の美」をご堪能いただける豪華な新春の展覧会です。

まだこの屏風絵をご覧になったことない方にはお勧め。ただし今回はあくまでもメインは能面。しかも7つある展示室のうち3つと半を全て54面の能面の展示となっているのでご注意が必要かと。
私などのように、お能の知識に乏しい人間が行くとかなりつらい展覧会となっています。(しかも暮れから新年にかけ風邪ひいていたので余計に…)最後の展示室7などは27面もの能面がひたすら並べて展示されています。
その姿はある種、異様であり、観る者を圧倒します。

解説も付されているのですが、如何せん知識が伴わず追いつかないゆえ、目の前にある能面の有り難みや見どころがいまひとつ理解できません。途中からイヤホンガイドでも借りようかと思ったくらい。
辛うじて素人でも楽しめたのがこの2面。

右:伝龍右衛門作「般若」
左:「蛇」
眉間のしわや、こめかみに浮き上がった血管など迫力満点。
「般若」→「蛇」と並べて展示されていたのでその変化も一目で分かります。
詳しいことは全く分からないのですが、能面ってあらためてじっくり拝見してみると結構、面長なのですね。これなら誰が付けても大丈夫。それとも三井記念美術館が所蔵する「旧金剛宗家伝来能面」54面のそれが特徴でもあるのでしょうか?他の博物館などの能面との比較も今後されていくと面白いかもしれません。

伝孫次郎作「孫次郎 ヲモカゲ」
何かの本で以前、能面は真正面から見るのと下からのぞいて見るのとでは表情に大きな違いがあると読んだこと思い出し、かがんで下方から見たり、角度を変えつつ拝見。確かに違うかも。舞い手がそれとなく「角度」をつけることによって僅かな「表情」が生じる。やっぱりお能は精神性の高い芸能です。
そうそう、不遜ながらひとつ気になった点を。
今回の54面の能面展示、全て黒く細長い背景板に取り付けられ展示されていました。遠目で観ると、ゼーレの「会議のシーン」のように見えます。近くで拝見するとその黒い背景板に自分の姿(特に顔)が写りこんでしまい、能面をみつつ自分の嫌な顔まで観ることに。ちょっと勿体ないかな。折角の重要文化財が。
遠目で観ている分にはとてもいい感じなのですけどね〜

分かる人だけでいいです。この画像に関しては。。。
○時間以上かけてしまった…_| ̄|○
三井記念美術館の「寿ぎと幽玄の美―国宝雪松図と能面―」展は1月24日までです。1,2室の「能面にちなんだ茶道具」が結局一番落ち着いて拝見できたかな。(ここもお能の知識あるとさらに楽しめます)
最後に「今日の一枚」

「重要文化財 日月松鶴図屏風」(左隻)室町時代
チラシの背景下方に薄っすら載っているのがこの屏風絵。
これは良い作品です。まとまりがありそうでなさそうな画面構成。
そのくせ妙に惹き付けるものがありました。

まんがで楽しむ能の名曲七〇番
村 尚也
【関連エントリー】
- 弐代目・青い日記帳 | 「三井家伝世の名宝展」
- 弐代目・青い日記帳 | 「三井家の茶箱と茶籠」
- 弐代目・青い日記帳 | 「三井家のおひなさま展」
- 弐代目・青い日記帳 | 「三井家伝来の能装束展」
- 弐代目・青い日記帳 | 「三井寺 勧学院」で生茶。
- 弐代目・青い日記帳 | 「『国宝 雪松図』と近世絵画」展
- 弐代目・青い日記帳 | 「再興院展 90回の歩み展」
それでは最後に「今日の美味」

榮太樓總本鋪(あめや えいたろう)の「板あめ 羽一衣」
見た目は飴ではないのですが、パリッ!カリッ!と口にすると紛れもなくアメ。
これはイイ!新感覚!
この記事のURL
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=1623
作者:Tak
更新日:2009年1月3日 23時55分
「ルーブル美術館展」コラボ商品
2月28日から6月14日まで、上野・国立西洋美術館で開催される「ルーヴル 美術館展 17 世紀ヨーロッパ絵画」【公式サイト】
(6月30日から9月27日まで、京都市美術館へ巡回)
「また、ルーブル美術館展か〜」と思ったのですが、フェルメールの「レースを編む女」が初来日することに加え、総数71点の出展作品のうち、約60点が日本初公開(30点はルーブル美術館を出ることすら初めて)と聞き「おおっ!」と少し感心が。
しかも「17世紀絵画」と聞くとついついオランダ・フランドル地方の作品だけを頭に浮かべてしまいますが、今回は「17世紀ヨーロッパ絵画」。ここがポイントです。
↑クリックで拡大:全出展作品リスト
フェルメールやレンブラント、ルーベンス、ハルス、ダウをはじめとするオランダ・フランドル黄金期の作品は勿論のこと、フランスを代表するニコラ・プッサンやクロード・ロラン、忘れられていた画家ラ・トゥールやル・ナン兄弟。スペインからはベラスケス、ムリーリョ。そしてイタリアからはグェルチーノ、ダ・コルトーナに西洋美術館常設展でおなじみのカルロ・ドルチなど、まさに17世紀ヨーロッパを横断するかのように、「横の繋がり」で作品を紹介する意欲的な試みがなされています。
ジョルジュ・ド・ラ・トゥール「大工ヨセフ」
国の縛りを解き未体験ゾーンへ誘ってくれる。そんな展覧会のようです。
手元にある出展作品リストを開く度に期待が募ります。
「これぞルーブル」と大上段に構えるのも納得です。
さて、この「ルーブル美術館展」ですが、数々のコラボ商品が用意されています。
その中でも最もユニークなのが「ルパン三世★お宝チケット」
¥1500
(チケットを開くと「ルーブル美術館展」にルパンが!)
主催が日本テレビさんとあってこんな面白い企画が実現したのでしょうね。
ルーブル美術館展開催記念「ルパン三世★お宝チケット」は既に発売されています。2月11日までの期間限定販売だそうです(会期中の販売は無し)。焦らすな〜正月早々。。。でも、今回のために描きおろされたオリジナルイラストをあしらった二つ折りのポストカードサイズのチケットとなると食指が…
購入方法は、「イープラス」「ぴあ」「ローソンチケット」のいずれかで。会期中に展覧会会場(国立西洋美術館)で「ルパン三世チケット」と交換になるそうです。
「阿修羅ファンクラブ」といいチケット販売最近妙に巧妙ですよね。
で、もう一つは展覧会にあわせ発売となる2種類のCD.
このたび、2009年2月28目から国立西洋美術館(東京・上野公園)にて開催される「ルーヴル美術館展17世紀ヨーロッパ絵画」におきまして、初のイメージ・アルバムをユニバーサルミュージツクより発売する運びとなりました。
選曲/監修は、自身でも音楽プロデュース、ディレクションを行う音楽評論家の立川直樹氏が担当。1枚は17世紀のヨーロッパを想起させるバロック時代のクラシカル・コンピレーション・アルバム、そしてもう1枚は「ルーヴル美術館展17世紀ヨーロッパ絵画」の出品作品からイメージされる洋楽ナンバーのコンピレーション・アルバムです。(洋楽盤には「ルーヴル美術館展17世紀ヨーロッパ絵画」のイメージソングも収録予定)
ルーヴルの持つ長い歴史と崇高さ、そして、いつの時代も変わらないその新鮮な躍動感を、音楽という形で表現してみました、是非、ご堪能ください。
(ユニバーサル ミュージック株式会社)
「ラ・プルミエール~ザ・ミュージック・インスパイアード・バイ・ルーブル~」
【収録曲】
She/エルビス・コステロ
ハイド・アンド・シーク/イモージェン・ヒ一プ
アポロジャイズ/ティンバランドfeat.ワンパブリック
サンキュー/ダイド
ミア・カルバ/エニグマ
トライ/ネリー・ファー一タド
ワーキング・トゥギャザー/ゴンゾー
サムウェア・オンリー・ウィー・ノウ/キーン
アクロス・ザ・ユニバース/ルーファス・ウェインライト
ラヴ/キーシャ・コール
シー・ウィル・ビー・ラヴド/マルーン5
ドリ一ムス/クランベリーズ
ワン・ヘッドライト/ザ・ウォールフラワーズ
ダウン・オン・マイ・二一ス/アヨ
愛の休日/ミッシェル・ポルナレフ
悲しみのバラード/エルトン・ジョン
「ルーブル美術館展 17世紀ヨーロッパ絵画」イメージソング
「ラ・プルミエール クラシック ~ザ・ミュージック・インスパイアード・バイ・ルーブル~」
オムニバス(クラシック)
【収録曲】
1. カノン(パッヘルベル)
2. まことのやすらぎはこの世にはなく(ヴィヴァルディ)
3. 主よ、人の望みの喜びよ(J.S.バッハ)
4. オンブラ・マイ・フ(ヘンデル)
5. スペイン組曲~カナリオス(ガスパル・サンス)
6. アダージョ(アルビノーニ)
7. 組曲 ト長調~プレリュード(ダングルベール)
8. 合奏協奏曲 ト短調 《クリスマス協奏曲》 作品6の8~第5楽章
9. ギター協奏曲 ニ長調 RV93~第2楽章:ラルゴ(ヴィヴァルディ)
10. 水上の音楽~アラ・ホーンパイプ(ヘンデル)
11. マタイ受難曲 BWV244~われら涙流しつつひざまずき(J.S.バッハ)
12. ロマンス 第2曲 イ長調 作品94の2(シューマン)
13. ツィガーヌ(ラヴェル)
極上17世紀ヨーロッパ絵画だけでなく、音楽でも楽しませてくれそう。
音楽となれば、はろるどさんやpreludeさんの出番!
解説お願いしまーす。
そういえば本棚にあるこんな本も…
フェルメールの音―音楽の彼方にあるものに
梅津 時比古
「ルーヴル美術館展 17世紀ヨーロッパ絵画」
国立西洋美術館:2009年2月28日〜6月14日
京都市美術館:6月30日〜9月27日
もうひとつのルーブル美術館展
「ルーヴル美術館展 美の宮殿の子どもたち」
東京・国立新美術館:2009年3月25日〜6月1日
大阪・国立国際美術館:2009年6月23日〜9月23日
おまけ:
ルパン三世カリオストロの城がブルーレイで発売されているのですね…
ルパン三世「カリオストロの城」 (Blu-ray)
うーーん。観たい。。。
追記:
さちえさんのご要望に勝手にお応えし、
ラ・トゥールの「大工の聖ヨセフ」額縁付き画像を。
この記事のURL
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=1622
作者:Tak
更新日:2009年1月2日 23時54分
瑞祥新春
新年明けましておめでとうございます。[:鏡もち:]
旧年中は大変お世話になり誠にありがとうございました。
本年も変わらぬお付き合いのほどよろしくお願いいたします。

長沢芦雪「白象黒牛図屏風」(左隻)
丑年ということで、まっさきに頭に浮かんだのが「プライスコレクション展」にも出ていたこの芦雪の牛さん。手前のワンコもかわいい。
ここのところ、日本美術ばかりに偏っているので、少し西洋絵画も勉強せねば(本など読んでもすぐ忘れてしまうんですよね…頭に残らない)
キリスト降誕の場にしばしば描かれるのが牡牛(と驢馬)

ロレンツォ・モナコ, Lorenzo Monaco「The Nativity」
「牛はその飼主を知り、驢馬はその主人のまぐさ桶を知る。しかしイスラエルは知らず、わが民は悟らない。」(「イザヤ書」)
他にもギリシャ神話の「ヘルメスとアルゴス」(マーキュリーとアルゴス)などの場面にも牛さん登場しますが、お正月らしい絵柄ではないのでパス。
ここのページに画像色々ありました。
一橋大学の校章「マーキュリー」の由来
さて、さて毎年お楽しみのひとつ「干支文字切手」
今年もこんな多彩な「うし」が勢ぞろい。

例年になくバラエティーに富んでいます。
そして気になる背景画に、は渡辺始興(わたなべしこう)によるこちらの屏風絵の一部が用いられています。

渡辺始興「農夫図屏風」東京国立博物館
所蔵先の東博では1月2日〜1月25日まで本館2階にて開催する、特集陳列「豊かな実りを祈る−美術のなかの牛とひと−」にてこの渡辺始興の「農夫図屏風」目にすることが可能。要チェックです。
東博では1月20日から、開山無相大師650年遠諱記念 特別展「妙心寺」も始まります。名称は地味な展覧会ですが、中身は「凄い」です。普段観られないお宝ザクザク。

右:重要文化財「花卉図屏風」海北友松筆 ※2/10〜3/1のみ展示
左:重要文化財「龍虎図屏風」狩野山楽筆 ※1/20〜2/8のみ展示
600円もお得な「ペア券」は2009年1月19日(月)まで販売。
詳しくは公式サイトで。

因みに、白隠慧鶴の「達磨像」は全期間展示されるそうです。
妙心寺をはじめとする各寺院やお城の障壁画、普段なかなか目にする機会に恵まれません。また拝見出来たとしてもあたふたしてしまい、何をどう観てよいのか分からず仕舞い。そんな悩みを解消してくれる一冊がこちら。

「すぐわかる寺院別障壁画の見かた」 宮元 健次
昨年(2008年)11月に出たばかりのこのシリーズの最新刊です。
はろるどさんもこちらで絶賛されているので中身は保証付き。


↑は妙心寺天球院の障壁画紹介のページ。
天井から見た部屋の見取り図がそれぞれ付いているのがこの本の大きな魅力。
こちらの本を読んでから「妙心寺展」が楽しみになって来たのは事実。
[:凧:]新年早々落ち着きのない記事ですみませんが、
今年もまた叱咤激励のほどよろしく願い致します。[:日の出:]
そうそう、今年の我が家の年賀状は
「さて、大山崎 〜山口晃展」で初めて伺った京都、アサヒビール大山崎山荘美術館にて撮影した写真です。

またひとつ年をとってしまった…
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http://bluediary2.jugem.jp/?eid=1621
作者:Tak
更新日:2009年1月1日 0時5分
深謝

日々思うことではありますが、とりわけ一年の節目の日となると、皆さんに対する感謝の念とともに反省の思いも同時に沸き起こってきます。
毎日拙いながらも記事をアップすることだけを唯一大きな目標とし、無事継続出来たのも皆さんの励ましの言葉や目に見えぬ応援に支えられてのこと。
記事を書きためておくことが性格的出来ないので、その日の気分次第でパソコンの前で悪戦苦闘。日によって記事に大きな偏りがある大きな要因。折角感動した展覧会もアップ出来ぬままになってしまうことも数多。
そんな情けないブログではありますが、今年はとりわけ多方面からの「お誘い」を頂戴し身に余る光栄。細々とながらも続けていると良いことはあるものです。
元旦でまたひとつ年を重ねることとなります。年々アウトドアやスポーツから遠ざかり益々「屋内」(展覧会)一辺倒となりつつあります。今年の目標を継続し来年も、よりアクティブに!を念頭に置き美術館・博物館へ足運びたいと思います。
もし展覧会会場でお見かけになりましたら「Tak(たけ)さんですよね?」とお声掛け頂けると嬉しいです。→こんなヤツです。
元日は実家へ新年の挨拶に行ってきます。
二日は未定。
三日は東京国立博物館へ出かけます。
本館の受付前に午後3時頃おります。もしお時間ある方ご一緒に。新年会でも。
現在mixiやメールにて20名ほどの方のご参加が予定されております。
・mixiにアカウントをお持ちの方
「博物館で新年会2009」のコミュニティ作りました。
http://mixi.jp/view_community.pl?id=3925708
それでは、今年一年「最後の一枚」
葛飾北斎それでは末文となりますが、
皆様お幸せにご越年なさいますよう心からお祈り申し上げます。
来年丑年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
今年も一年間本当にありがとうございました。
おまけ:行きたい展覧会&来年楽しみな展覧会

「杉本博司 歴史の歴史」 金沢21世紀美術館
〜2009年3月22日
現代美術の写真表現において第一線で活躍する杉本博司(1948-)は、2003年より「歴史の歴史」という表現を行ってきました。杉本の収集品、自身の写真作品が併存する「歴史の歴史」は、現在までアメリカやカナダを巡回しながら、杉本の収集活動と制作活動が反映され、多様な変貌を遂げてきました。
《法隆寺 伝来裂》、《正倉院 伝来裂》、《紺紙銀字華厳経 一巻》-現在の杉本のコレクションには、考古物や美術という一般的な枠組みで価値づけられているものから、それ以外の宇宙食、宇宙写真、18世紀医学書、第二次世界大戦時のタイム誌といったものが含まれます。本展「杉本博司 歴史の歴史」では、これらの作品とともに新作《放電場》を含む杉本自身の写真作品が展示され、新たな「歴史の歴史」という表現が映し出されます。特に、杉本の収集品である天平期建立の当麻寺東塔の古材と杉本の新作写真によって構成されるインスタレーション作品《反重力構造》は、杉本の「歴史の歴史」という世界像そのものを物語ります。
金沢21世紀美術館の9つの独立した展示空間は、これらの作品世界の多様な形相を浮き彫りにすると同時に、杉本の歴史観、世界観、そして創造性の有機的な関係を総合的に展観する場となるでしょう。
この展覧会4月からは場所を大阪、国立国際美術館に移し開催されるのですが、どうしても金沢で観たい!!この本買って我慢しようと思ったけど逆効果でした。。。

BRUTUS特別編集 杉本博司を知っていますか? (マガジンハウスムック)
【関連エントリー】
- 弐代目・青い日記帳 | 「杉本博司展」
- 弐代目・青い日記帳 | 杉本博司 「本歌取り」
- 弐代目・青い日記帳 | 「杉本博司展」再び
- 弐代目・青い日記帳 | 「様々なる祖型 杉本博司展」
- 弐代目・青い日記帳 | 最終日の「杉本博司展」
こちらは一村雨さんご推奨。

日仏交流150周年記念 開館20周年記念 モネ「印象 日の出」展
〜2009年2月8日(日)
特別展:モネ「印象 日の出」展が開幕 美術史変えた傑作、工夫凝らして展示/愛知 ◇名古屋市美術館で
日仏交流150周年を記念した特別展「モネ『印象 日の出』展」が23日、名古屋市中区の市美術館で始まった。パリのマルモッタン美術館が所蔵する「印象 日の出」は、印象派の語源となった記念碑的作品として知られ、中部地区での公開は初めて。
展示しているのは、モネ(1840〜1926)の初期から晩年までの18点を含む印象派の画家8人の作品計35点。モネ以外の作品では、1870年代を中心に、モネの師匠だったブーダンをはじめ、ピサロ、シスレー、ルノワールらの秀作をラインアップした。
「印象 日の出」は1873年の油彩画で、ル・アーブルの港に浮かぶ3そうの小舟が日の出にゆらめくさまを描いている。74年の第1回印象派展に出品された際、批評家たちは「子どもじみた絵」などと酷評したが、その斬新な表現がやがて美術の歴史を塗り替えた。
今年20周年を迎えた市美術館は、この絵を独立展示して、2階からも観覧できるように工夫した。また「日の出」にちなんで、新年の1月2、3日も開館する。
(毎日新聞 2008年12月24日)
そして、最後に2009年3月31日より東京国立博物館で開催される「阿修羅展」

「阿修羅ファンクラブ」に12月22日の時点で3000人を超える人が入ったというのも驚き!会員の方だけが参加できる「阿修羅ファンクラブ特別鑑賞会」(4月8日(水)、9日(木)の閉館後(18〜20時予定)に実施)は確かにオイシイ…
兎にも角にも国宝・八部衆像と十大弟子像が一挙公開されるですから!しかもガラスケースなし!360度ぐるりと。(4月19日まで)チェックまだな方急いで!

【関連エントリー】
- 弐代目・青い日記帳 | 「国宝 阿修羅展」記者発表会
- 弐代目・青い日記帳 | 阿修羅展「八部衆像」「十大弟子像」
この記事のURL
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=1620
作者:Tak
更新日:2008年12月31日 17時5分
「美術セットに見る1980年代ミュージックシーン展」
放送ライブラリーで開催中の
「日本レコード大賞50周年記念 美術セットに見る1980年代ミュージックシーン展〜ザ・ベストテンから日本レコード大賞まで〜」に行って来ました。

「日本レコード大賞」をTBSで観て、その流れのままチャンネルを回しNHK「紅白歌合戦」に。これが子供の頃の大晦日のテレビ番組の黄金方程式。これ以外考えられなかったしチャンネルを回す権利のない子供にはそれが当り前の一年最後の日の夜の光景でした。
2008年流行語大賞にも選ばれた「アラフォー」世代の方ならこの「昔話」分かって下さるはず。TBSから急いで渋谷のNHKホールへ向かう歌手の姿などが映し出されたりもしましたよね。
その黄金方程式が崩れてしまったのはいつ頃からなのでしょう?テレビをしばらくまともに観ていなかったので「レコード大賞」が今夜(一日早い30日)放送されているとは!!そういえば最近TBSさん大晦日は格闘技を流していらっしゃいますね。
紅白歌合戦を家族みんなでコタツに入りながら観るなんてことも、無くなってしまったのでしょうか。。。
さてさて、そんな「レコード大賞」や「ザ・ベストテン」(これもアラフォー世代には懐かしく思い入れのそれぞれある番組かと)などで歌手が歌うスタジオセットを手がけていらした三原康博氏の業績を辿る展覧会が横浜にある放送ライブラリーで開催されています。

放送ライブラリー
横浜美術館で開催されている「セザンヌ主義」にお邪魔するついでに立ち寄ったのですが、これが懐かしさのオンパレード。さらりと拝見して横浜美術館へ行くつもりがついつい長居を。
【展示構成】
第1部 ザ・ベストテン↑これ見て「おお!」と思わず心の声あげてしまった方、年明け早々にでも横浜に行かねばなりません。
「ザ・ベストテン」の夢のある大掛かりなセット。テレビ美術家は、歌の内容をそのまま描くのではなく、音楽のイメージを掴み、それを絵にしました。今も記憶に残る数々のセットを、模型・ラフスケッチ、スタジオ写真、映像などで振り返ります。
第2部 ステージ模型
「ザ・ベストテン」「輝く!日本レコード大賞」など、数々の音楽番組のセットデザインを手掛けた三原康博氏の作品(数々のステージ模型)の展示を通じ、舞台美術家が「どのようにイメージを形にするのか」を紹介します。
第3部 日本レコード大賞
レコード大賞50年の歩みを紹介、日本の歌謡史・時代を振り返ります。
その他
懐かしいジュークボックスが会場に登場。
レコード大賞受賞曲、懐かしい1980年代のヒットソングをご鑑賞下さい。
40年もの長きにわたり美術セットデザイナーとして「音楽を絵にする仕事」に携わってこられた三原氏。現在とは違いひとつひとつのセットが手作り感いっぱいで、人情味にあふれています。今の若い人が観たら指さして笑われそうなちゃちいセットではありますが、当時その前で歌う歌姫たちに心ときめかせた世代の人にとってはお宝中のお宝の数々です。

パープルタウン 八神純子
セットの写真パネル、ラフスケッチや模型などと邂逅を果たした後はビデオコーナーで当時の「ザ・ベストテン」の映像を拝見することが出来ます!普段展覧会会場に設置されてある紹介ビデオろくに見もしない自分が、今回はなんと2回(2周)も観てしまいました。勿論心の中で口ずさみながら。(時折声に出ていたかもしれまません)
これまた普段ろくにメモも取らない自分が今回はビデオで紹介されていた曲をしっかりチェックしてきました。もう涙出てくること必至でしょ!
1978:
しあわせ芝居 桜田淳子
かもめが翔んだ日 渡辺真知子
飛んでイスタンブール 庄野真代
銃爪 世良公則&ツイスト
1979:
思い出のスクリーン 八神純子
燃えろいい女 ツイスト
銀河鉄道999 ゴダイゴ
愛の水中花 松坂慶子
セクシャル・バイオレットNo.1 桑名正博
1980:
雨の慕情 八代亜紀
1981:
風立ちぬ 松田聖子
1982 :
聖母たちのララバイ 岩崎宏美
1983:
春なのに 柏原芳恵
1984:
ラブ・イズ・オーヴァー 欧陽菲菲
星空のディスタンス アルフィー
誘惑光線・クラッ! 早見優
ピンクのモーツアルト 松田聖子
1985:
恋におちて 小林明子
あーーカラオケ行きたくなってきた。
この曲順で歌いたい!lysanderさん年明けに行きましょう!

誘惑光線・クラッ! 早見優
↑これなんて全て「人」の力で動くセット。
CGとかど派手な電飾とは一切なし!!
コンピューター制御?はぁ??
2009年1月24日まで三井記念美術館で開催中の「金剛宗家伝来能面54面の重要文化財新指定記念 寿ぎと幽玄の美 国宝雪松図と能面展」に行くとこんあ感じで能面が迎えてくれます?!

恋におちて 小林明子
TBS系テレビドラマ『金曜日の妻たちへ』主題歌でしたね。
ドラマ自体は全く覚えていないけどこの歌は英語の歌詞の部分までしっかり頭に残っています。子供の頃覚えた歌詞っていつまでも忘れないものですね。それに比べ今は…

横浜情報センター内にある放送ライブラリーにて「美術セットに見る1980年代ミュージックシーン展」は2009年1月18日まで開催されています。入場は無料です。
(年末年始12月29日〜1月5日と毎週月曜日休館)
「ザ・ベストテン」12年(1978〜1989)の歩みから、1980年代の音楽シーンを振り返えるとともに、時代を飾った当時のヒット曲のEP(シングルレコード)も展示年代ごとに展示されています。現在のヒットチャートを賑わす曲全く知らないお父さんお母さん!ここへ来れば一曲残らず知らない曲なんてありません!!

ザ・ベストテン
山田 修爾
ところで、今年のレコード大賞って誰の何て曲??
(今の中高生とかレコード自体知らないのでは…)
それでは最後に「今日の美味」

はろるどさんから頂戴した「Zopf」の「カレーパン」ここのお店のパン一度食べてみたかったんだ〜有難うございます!さちえさんもご推奨。
追記:
歌番組を美術セットで回顧 写真や模型など200点展示
テレビの歌番組が輝いていた時代を振り返る「美術セットに見る1980年代ミュージックシーン展」が28日から、横浜市中区の放送ライブラリーで始まる。あまり脚光を浴びることがない美術セットデザイナーの「音楽を絵にする」仕事を知る絶好の機会だ。(堀内佑二)
展示では、TBSの「ザ・ベストテン」(1978〜89年)や、今年で50回を迎える「輝く!日本レコード大賞」などの歌番組で使用された舞台セットのラフスケッチ、模型、実際のセットの写真・映像など約200点を紹介。それらを見比べることで、歌のイメージを形にしていく過程がわかる。特に、最近の歌番組では目にすることがなくなった、華やかで大がかりなセットは見応えがある。
当時のセットと共に紹介される曲は、ゴダイゴ「ガンダーラ」(78年)、ツイスト「燃えろいい女」(79年)、八神純子「パープルタウン」(80年)、アルフィー「星空のディスタンス」(84年)などだ。
「ヒット曲を皆が口ずさめる時代だった」。TBSで歌番組などの美術を手がけ、現在はテレビ日本美術家協会理事長を務める三原康博さん(71)は「ザ・ベストテン」の頃を懐かしく振り返る。
木曜日の生放送の翌日に、次週の歌のテープを聴き、歌詞や曲想からイメージを膨らませ、ラフスケッチと模型を制作。月曜日には大道具に発注、放送前日の深夜に組み立て――という慌ただしい作業を毎週続けていた。前週と同じ曲でも、セットは違うものにしなければならない苦労もあった。
例えば、ピンク色の顔のある植物がそびえる、早見優「誘惑光線・クラッ!」(84年)の場合は、「あやしげな美しさで虫をおびき寄せる食虫植物のイメージがパッと浮かんだ」という。この頃人気だったエリマキトカゲも登場させた。世良公則の曲なら、「セクシー」に。阿久悠や阿木燿子が作詞した曲は、具体性のある歌詞を大事にした。
放送ライブラリー企画部の峰野千秋さんは「世良さんの歌のセットなどは今でも覚えているぐらい、インパクトが強烈だった。番組を見ていた人には懐かしいだろうし、当時を知らない若い人にも楽しんでもらえるのでは」と話している。
来年1月18日まで。月曜、年末年始は休館。午前10時〜午後5時。入場無料。問い合わせは、放送ライブラリー(045・222・2828)。
(2008年11月26日 読売新聞)
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作者:Tak
更新日:2008年12月30日 21時1分
2008年 展覧会ベスト10
子年も今日を入れ残すところあと3日。

素人の分際で、誠に僭越かと存じますが、今年もまた毎年恒例の拝見した展覧会の中から「ベスト10」を選んでみました。アホのように毎週毎週時間さえあれば美術館・博物館へ出かけているので10コに絞り込むのえらく苦労しましたが、まぁこれも「縁起もの」のようなものですから。お付き合いください。
今年このブログで「展覧会」カテゴリーとしてアップした記事は200本以上。その中から独断と偏見により選出。でも、チェックしていると、どうしても後半(9月以降)に観た展覧会が多くなりがち。その辺はご愛敬。
因みに2004年〜2007年までのベスト10はこんな感じでした。
2004年 展覧会ベスト10
2005年 展覧会ベスト10
2006年 展覧会ベスト10
2007年 展覧会ベスト10
尚、TBやリンク各記事同様大歓迎です。
ブログをお持ちの方、ベスト10でなくとも今年ご覧になった展覧会で印象に残っているものでも何でも結構です。記事書かれたら是非ともTB送って下さい。ブログ書かれていない方は「コメント」に書き込んで頂けると嬉しいです。
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昨年同様、関連記事と併せて発表させていただきます。
ご意見ご不満。その他もろもろあろうかと思いますがご勘弁あれ。
[:結晶:]2008年 私が観た展覧会ベスト10[:結晶:]
1位
「ヴィルヘルム・ハンマースホイ 静かなる詩情」展 国立西洋美術館

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・ヴィルヘルム・ハンマースホイ展へ急げ!
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・小笠原美環 「ひとりごと」
・「オルセー美術館展」
2位
「王朝の恋―描かれた伊勢物語―」展 出光美術館

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・Run away to the left
・水曜講演会:「伊勢物語絵を楽しむ」
・井戸辺の恋
・「源氏物語と和菓子」展
・「源氏物語の1000年」展
・「浮世絵の中の源氏絵」展
・「嫉妬」
3位
「フェルメール展〜光の天才画家とデルフトの巨匠たち〜」展 東京都美術館

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・フェルメール展も忘れずに。
・2008年「フェルメール展」開催!!
・2008年フェルメール展「前夜祭」
・フェルメール展 限定プレミアム券
・フェルメール・ワインに風神雷神・ベアブリック
・大事な時にどうして...
・「フェルメール展」のピーテル・デ・ホーホ
・「小路」はどこに
・『フェルメール展 名画争奪の現場』
・エキナカ・フェルメール
4位
「対決−巨匠たちの日本美術」 東京国立博物館

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・「対決−巨匠たちの日本美術」(最終週)
・「日本史」の教科書が凄い!!
5位
「国宝 薬師寺展」 東京国立博物館

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6位
「大琳派展」 東京国立博物館

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・お礼「大琳派オフ」
・さよなら大琳派展オフ開催します。
7位
「モディリアーニ展」 国立新美術館

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8位
「没後30年 熊谷守一展」展 埼玉県立近代美術館

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・「揺らぐ近代展」
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・「高山辰雄遺作展」
9位
「KAZARI−日本美の情熱−」展 サントリー美術館

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・ "私ならこれを選びます"
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・たっぷり日本美術
・「ニューヨーク・バーク・コレクション展」記念講演「生き続ける日本美術」
・「ニューヨーク・バーク・コレクション展」
・「日本美術が笑う展」
10位
「屋上庭園」 東京都現代美術館

・MOT屋上庭園へ行こう!
・「誌上のユートピア」
・「大岩オスカール 夢みる世界」
・チェルシーガーデンの薔薇たち
・ラディウム-レントゲンヴェルケ グランド・プレヴュー
1位「ハンマースホイ展」:これは文句無しの第一位!こういったハレー彗星のような展覧会を東京で観られただけでも幸せなのに、偶然巡回先のロンドンでも拝見できたことも大きな要因(ロンドン展と東京展では展覧会の構成が違っていました)。能天気な性格の自分にとって一見陰鬱でほとんど後姿しか描かれていないハンマースホイの独特な世界観は大変新鮮で刺激的でした。また彼のスタイルが当初からほぼ首尾一貫していてブレがない点にも強く惹かれました。
2位「伊勢物語展」:今年は「源氏物語」千年紀ということで、関西中心に多くのイベント開催されました。でもその「源氏物語」の祖にあたる「伊勢物語」を忘れることなく展覧会開催してくれた出光美術館はエライ!猛烈な「伊勢物語」ファンとしては、どうしてあんなに「源氏」ばかりもてはやされ「伊勢」の人気がイマイチなのか未だに分かりません。詞少なく淡白で読みやすく解釈の幅がいかようにもある「伊勢物語」の楽しさを十分堪能できた展覧会でした。
3位「フェルメール展」:「対決展」と順位最後まで迷ったのですが、これ以上フェルメール作品が日本に来ることもう無いでしょうし、よりにもよって?この展覧会で足掛け10年にも及ぶ「フェルメール完全制覇」に終止符が打てたこともありベスト3に。「Takさん、フェルメール全点制覇おめでとうの会」まで開いて頂き何て感謝の言葉述べたらよいのやら。幸せ者です自分は。

・チェックメイト!!フェルメール完全制覇
4位「対決展」:これまで、本やwebでしか見たことのなかった日本美術の傑作がごまんと東博平成館に所狭しと集結。この展覧会ほど開催までにワクワクした展覧会今までにありません。「ただ並べただけじゃん」と言うこと勿れ。こんだけの展覧会もう二度と開催できないのではと要らぬ心配してしまうほど。とにかく愉しかった!「対決」という一見乱暴にも思える新機軸で日本美術をグッと身近なものへとしてくれた功績は大。会場内での山口さんのトークも最高でした。
5位「薬師寺展」:今年最も有り難かった展覧会。100万人近い来場者があったのもその「有り難さ」故。奈良・薬師寺で拝見するお姿とはまるで違う日光・月光菩薩像。平成館で、自然と手を合わせてしまう畏怖の念を抱かせられようとは。冷静に考えると「見せ方」が大変巧かったことも大きな要因でしょうが、いくら上手に見せても「有り難さ」がないとね。平成館が博物館ではなく、今回完全に「お寺」(祈りの場)と化した展覧会。来年の「阿修羅展」は果たして…こちらやこちら。
6位「大琳派展」:夏に「対決展」、秋に「大琳派展」と今年の東博は息つく暇もなく次から次へと日本美術の大規模展を開催。琳派はあちこちでよく目にするので実はそれほど期待はしていなかったのですが、それが間違いであったと展覧会会場で懺悔。「対決展」で拝見した「風神雷神図屏風」も展示方法が変われば見え方も違ってくるのだと実感。出展作品数があまりに多く展示替えが頻繁に行われたので何度も何度も足を運ぶ結果に。嬉しい悲鳴。はろるどさんが主催して下さったオフ会で新たに多くの方々とお知り合いになれたのもこの展覧会のおかげ。
7位「モディリアーニ展」:モディリアーニの名を冠した展覧会これまで数多開催されども、純粋にモディリアーニの作品だけを扱った展覧会は記憶に無し。個人的に待ち望んでいた形の純度100%のモディ展。しかも裸婦像や風景画などは排除し人物画だけに的を絞った潔さにも好感が持てました。以前雑談でどんなモディリアーニ展が観たい?との質問に、人物画だけを制作年代順に「物語性」を極力排除したモディリアーニ展が観たいと答えたことがあります。その夢が実現した展覧会でもありました。モディリアーニには悲しい物語が常に付随し色眼鏡をかけて見がちですが、この展覧会ではまさピュアなモディの制作に対する姿勢を垣間見ることできました。
8位「熊谷守一展」:いつかはまとめて熊谷の作品を観てみたいと思っていたので、この展覧会は「モディリアーニ展」同様待ち望んでいた系の展覧会でした。そして実際展覧会自体も初期の作品から簡略化された晩年の作品まで余すところなくその変遷を辿ることができる充実した内容でした。今さら熊谷守一もないだろうと思うやもしれませんが、彼の作品は小さきものへの愛情に溢れています。熊谷曰く「大好きなもの。特に小さな子供と鳥と虫には目がありません。」量・質・構成三拍子揃った素晴らしい展覧会でした。
9位「KAZARI展」:サントリー美術館は毎回毎回素晴らしい日本美術を軸に据えた素晴らしい展覧会を開催してくれるます。「ガレ」「ロートレック」などを紹介する展覧会でも必ず日本との結びつきを絡めてくれます。(「ピカソ展」だけは例外)「KAZARI展」は日本人が昔から「派手好き」だったことを多くの「証拠」としてありとあらゆる作品を提示し解き明かしてくれました。「平田一式飾」や「つぼつぼ」などこれまで知らなかった世界をも。もっと評判になっても良かったはずなのに…日本人として元気をもらえる展覧会でした。尚サントリーの「小袖展」もまた素晴らしい展覧会でした。
10位「屋上庭園」:内海聖史氏による「三千世界」だけでも観る価値のあった展覧会。(内海聖史氏のブログ「色彩の下」)現在活躍されている若手作家さんの中では一押し。12月20日まで静岡で開催されていた「風景るるる」に体調崩してしまい行けなかったのが今年一番の心残り。(来年1月10日より、馬喰町ラディウムーレントゲンヴェルケにて、内海聖史個展「十方視野」が開催されます)東京都現代美術館のグループ展の中ではピカイチ。あまり長谷川さんが力入れない方が良い展覧会が出来るという好例。
以下、ベスト10入り惜しくもしなかったものの二重丸を付けた展覧会を列挙。
・「ロートレック展」
・「芳年・芳幾の錦絵新聞」展
・「あかり/光/アート展」
・「鍋島」展
・「河野道勢」展
・「フランスが夢見た日本」
・「ボストン美術館 浮世絵名品展」
・「石田徹也展」
・「陶器の東西交流」
・「若冲を愉しむ」1 2
・「金刀比羅宮 書院の美」
・「香りと恋心」展
・「建築の記憶」展
・「ガレとジャポニズム」展
・「舟越桂 夏の邸宅」
・「おとちゃん」
・「誌上のユートピア」
・「ORDER RECEIVED」
・「土−大地のちから」
・町田久美"Snow Day"
・「鳥のビオソフィア」
・「錦絵ってなんだろう?」
・「ジョン・エヴァレット・ミレイ展」
・「モーリス・ルイス展」
・「Art of our time」
・「近世初期風俗画 躍動と快楽」
この他、展覧会ではないけれど貴重な体験や興味深かったイベントなど。
・英国大使館大使公邸内の絵画
・TNM&TOPPANミュージアムシアター「飛鳥の天人」
・ルーヴル−DNPミュージアムラボ(ファン・ホーホストラーテン「部屋履き」)
・オノ・ヨーコ「BELL OF PEACE 平和の鐘」
・シャネル「モバイルアート」
そういえば、東京・代々木からニューヨーク・セントラルパークへ「移動」したシャネルモバイルアートですが、世界経済の急激な不況を受けその後の巡回を断念したそうです。

【12月22日 AFP】シャネル(CHANEL)は19日、世界の大都市を最新式のパビリオンごと巡回するアート・プロジェクト「モバイルアート(MOBILE ART)」を予定を繰り上げて終了すると発表した。不況となるとまず真っ先に削られるのが文化的な側面というのは悲しいところ。日本も勿論その負の影響もろに受けるでしょうから来年、再来年辺りは展覧会も縮小傾向になるかもしれません。でも、こういった時こそ「企画力」や日本美術の出番。
建築家ザハ・ハディド(Zaha Hadid)が設計したパビリオンが世界を巡回するというユニークなこの国際巡回展。2月にスタートした香港を皮切りに、5月から7月には東京・代々木、10月と11月にはニューヨーク(New York)で開催された。今後は、09年にロンドンとモスクワを巡り、2010年のパリで開催を締めくくる予定だった。
同社は、世界経済の状況を考慮した上で、「今後は戦略的投資を重視したい」としている。
大きな美術館の名前やメジャーな画家さんの大展覧会は少なくなるでしょうが、今までになかった新たな切り口も出てくるはずです。昨年今年とちょっと浮かれた感じの展覧会多くありましたしね。
TBやリンクは各記事同様大歓迎です。
ブログをお持ちの方、ベスト10でなくとも今年ご覧になった展覧会で印象に残っているものでも何でも結構です。記事書かれたら是非TB送って下さい。ブログ書かれていない方は「コメント」に書き込んで頂けると嬉しいです。宜しくお願いします。
こちらの記事もあわせてどうぞ。
・プロが選ぶ「2008年 ベスト展覧会」
・かみさんが選ぶ「2008年 展覧会ベスト10」
最後に今年買った本の中で一番トンデモ系だった一冊。
ありとあらゆる本からツギハギして書いたような本。
お手軽と言えばお手軽。コンビニで昼休みに魔がさして買ってしまった。

「世界の名画」隠されたミステリー (ビジュアル+好奇心!BOOKS)
追記:ogawamaさんのベスト10を拝見し藝大美術館で開催された
「線の巨匠たち−アムステルダム歴史博物館所蔵 素描・版画展」が選考対象にすらなっていないことが判明。とっても良い展覧会だったのに、記事書いていませんでした。しまった…[:冷や汗:]
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作者:Tak
更新日:2008年12月29日 16時44分
プロが選ぶ「2008年 ベスト展覧会」
自分のような素人の「展覧会ベスト10」よりも、美術界のプロの方々はどんな展覧会を「良し」とするのか興味のあるところ。師走に入ると各新聞紙上でも「回顧 2008」なんてタイトルで色々と今年一年振り返る記事が掲載されています。
読売、朝日、毎日新聞はチェックできました。
日経さんや産経さんも載せていらしたかもしれませんが、見落としてしまったようです。もしご存じの方いらしたら教えて下さい。[:ウィンク:]
まずは最も発表の早かった読売新聞に掲載されていたランキングから。
回顧2008アート(2008年12月11日)
4氏が選んだ展覧会ベスト4
[:クローバーのエース:]中原佑介(兵庫県立美術館長)
・「中西夏之新作展絵画の鎖・光の森」
(4〜5月、東京/渋谷区立松濤美術館)
・「塩田千春 精神の呼吸」
(7〜9月、大阪/国立国際美術館)
・「第7回ヒロシマ賞受賞記念 蔡國強(ツァイ・グオチャン)展」
(10月〜来年1月、広島市現代美術館)
・「ライオネル・ファイニンガー展」
(8〜10月、神奈川県/横須賀美術館。愛知県、宮城県に巡回)
[:ダイヤのエース:]椹木野衣(美術批評家)
・「三宅一生ディレクションXX1c.一21世紀人」
(3〜7月、東京/21_21DESIGNSIGHT)
・「Chim↑Pom(チン↑ポム)個展友情か友喰いか友倒れか/BLACK OF DEATH」
(8月、東京/hiromi yoshii)
・「大友良英/ENSEMBLES」
(7〜10月、YCAM山口情報芸術センター)
・「ダダカン・糸井貫二 鬼放展」
(9月、東京/ギャラリーアーチストスペース、ギャラリーPara GLOBE)
[:スペードのエース:]田中正之(武蔵野美術大学准教授)
・「ヴィルヘルム・ハンマースホイ静かなる詩情」
(9〜12月、東京/国立西洋美術館)
・「美術家たちの『南洋群島』」
(4〜6月、東京/町田市立国際版画美術館。高知県、沖縄県に巡回)
・「アヴァンギャルド・チャイナー<中国当代美術>二十年ー」
(8〜10月、東京/国立新美術館。大阪、愛知県に巡回)
・「森山大道展」
(5〜6月、東京都写真美術館)
[:ハートのエース:]光田由里(渋谷区立松濤美術館主任学芸員)
・「丸山直文展一後ろの正面」
(9〜11月、東京/目黒区美術館)
・「町田久美Snow Day」
(7〜8月、東京/西村画廊)
・「明治の洋画」
(8〜9月、茨城県近代美術館)
・「液晶絵画」
(2〜4月、三重県立美術館。大坂、東京に巡回)
続いて朝日新聞。
〈回顧2008〉今年の美術を振り返る(2008年12月13日)
〈私の3点〉評者・50音順
[:青りんご:]柏木博 デザイン評論家
・「アヴァンギャルド・チャイナ―<中国当代美術>二十年―」
東京・国立新美術館
・「液晶絵画」
東京都写真美術館
・「純粋なる形象 ディーター・ラムスの時代―機能主義デザイン再考」
大阪・サントリーミュージアム[天保山]
[:さくらんぼ:]北澤憲昭 美術評論家
・「熱帯・楽園・浪漫―美術家たちの『南洋群島』」
東京・町田市立国際版画美術館
・「五姓田のすべて ―近代絵画への架け橋」展
神奈川県立歴史博物館
・「岡村桂三郎展」
神奈川県立近代美術館鎌倉
[:よつばのクローバー:]高階秀爾 美術史家・美術評論家
・「ウルビーノのヴィーナス 古代からルネサンス、美の女神の系譜」
東京・国立西洋美術館
・「対決―巨匠たちの日本美術」
東京国立博物館
・「フェルメール展 光の天才画家とデルフトの巨匠たち」
東京都美術館
[:きのこオレンジ:]馬渕明子 美術史家
・「ガレとジャポニスム」
東京・サントリー美術館
・「コロー 光と追憶の変奏曲」
国立西洋美術館
・「アネット・メサジェ:聖と俗の使者たち」
東京・森美術館
[:バナナ:]山下裕二 美術史家
・「井上雄彦 最後のマンガ展」
東京・上野の森美術館
・「絵画の冒険者 暁斎Kyosai―近代へ架ける橋」
京都国立博物館
・「朝鮮王朝の絵画と日本 宗達、大雅、若冲も学んだ隣国の美」
栃木県立美術館
しんがりは、毎日新聞。
展覧会ベスト5(2008年12月15)
[:日の出:]高階秀爾(美術評論家・大原美術館長)
・「蔡國強展」
(広島市現代美術館)
・「アネット・メサジェ展」
(東京・森美術館)
・「横浜トリエンナーレ2008」
(横浜・新港ピアなど主要4会場)
・「田村能里子展」
(東京・日本橋高島屋ほか)
・「鴻池朋子展」
(東京・ミヅマアートギャラリー)
[:鏡もち:]草薙奈津子(美術評論家・平塚市美術館長)
・「エミリー・ウングワレー展」
(大阪・国立国際美術館ほか)
・「対決−巨匠たちの日本美術」
(東京国立博物館)
・「岡村桂三郎展」
(神奈川県立近代美術館鎌倉)
・「朝鮮王朝の絵画と日本」
(栃木県立美術館)
・「石田徹也−僕たちの自画像」展(練馬区立美術館)
[:かどまつ:]本江邦夫(美術評論家・多摩美術大教授)
・「アーティスト・ファイル2008−現代の作家たち」
(東京・国立新美術館)
・「美術家たちの『南洋群島』」展
(東京・町田市立国際版画美術館など)
・「伊藤彬展」
(神奈川・平塚市美術館)
・「Trinity−粟国久直展」
(東京・小島びじゅつ室)
・「大森裕美子個展」
(東京・ギャラリー現)
[:凧:]三田晴夫(美術ジャーナリスト)
・「中西夏之新作展」
(東京・渋谷区立松濤美術館)
・「中村一美展」
(東京・南天子画廊)
・「舟越桂−夏の邸宅」
(東京都庭園美術館)
・「所沢ビエンナーレ・プレ美術展『引込線』」
(埼玉・西武鉄道旧所沢車両工場)
・「丸山直文展」
(東京・目黒区美術館)
それぞれ選考された方の「色」「個性」が強く出ていらっしゃるようです。何名かがあげていらっしゃる「熱帯・楽園・浪漫―美術家たちの『南洋群島』」この展覧会。拝見していないのでとっても気になります。
しかし、折角各新聞社さんこうした記事掲載してくれるの嬉しいのですが、折角曲がりなりにも専門家さん自ら選んだ展覧会であるなら、それぞれの展覧会のどういった点が素晴らしかったのかくらいは箇条書き程度でもいいから載せてくれないと、素人には何故その展覧会が選ばれたのか、わけわかりません。
また、それぞれ各紙どのように、お聞きしたのかも明らかにしないと!だって朝日と毎日に掲載されている高階秀爾氏の「回答」が……
因みに高階氏が新たに上梓されたこの本、拝読しました。
今がまさに旬な現代作家のカラー図版も多数掲載。
何よりも高階氏が謙虚に背伸びすることなく各アーティストを述べているのが魅力。中々できることじゃーーありません。

「日本の現代アートをみる」高階 秀爾
【登場するアーティスト】
会田誠/津上みゆき/福田美蘭/山口晃/小林孝亘/辰野登恵子/やなぎみわ/世良京子/草間彌生/田嶋悦子/遠藤彰子/鴻池朋子/大岩オスカール幸男/三瀬夏之介/奥村美佳/堂本右美/東島毅/蜷川実花/秋山さやか/曽谷朝絵/舟越桂/中村一美/町田久美/森村泰昌/水上央子/小西真奈/内田あぐり/菅原健彦/横尾忠則/山本太郎
日本経済新聞さんと、産経新聞さんの同じような今年の展覧会を振り返る記事ご存じの方いらっしゃいましたらご連絡くださーい。
NIKKEI NET Kansaiにはこのような記事ありました。
源氏物語千年紀関連の展覧会の中で、「源氏物語千年紀展」(4―6月)と、「読む、見る、遊ぶ 源氏物語の世界」(10―11月)が出色の企画だった。いずれも京都文化博物館で開催。源氏絵から浮世絵、工芸品まで源氏物語がもたらした豊かな実りを幅広く取り上げた。
日本の伝統美術では奇才の画家、河鍋暁斎に光を当てた「暁斎 Kyosai」(4―5月、京都国立博物館)、海外に輸出された漆器の歴史をひもとく「japan 蒔絵(まきえ)」(10―12月、同)が、企画の意図が明快で見応えがあった。
アジアの現代美術を取り上げる展覧会が多かったのも印象に残る。西宮市大谷記念美術館の「民衆の鼓動」(5―6月)は韓国の民主化運動と密接にかかわったリアリズム美術が紹介され、時代の熱気を伝えた。開催中の京都国立近代美術館「エモーショナル・ドローイング」(11―12月)と、国立国際美術館「アヴァンギャルド・チャイナ」(12月―2009年3月)は同時代のアジア美術を紹介したもので、その力強さが十分に示されている。
現代美術では国際的に活躍する大阪府出身の塩田千春の個展(7―9月、国立国際美術館)が、おびただしい毛糸、靴などを使ったインスタレーションで、力量の大きさを実感させた。束芋、名和晃平など若手・中堅が活躍の場を広げる一方で、戦後の前衛美術をけん引した具体美術協会の白髪一雄が亡くなった。
自治体の財政難で、公立美術館・博物館を取り巻く環境は、苦しい情勢が続いている。滋賀県立琵琶湖文化館が休館。大阪府では橋下徹知事の方針で、弥生文化博物館、現代美術センターなどの存廃が検討され、大きな波紋を呼んだ。
厳しい状況下、兵庫県立美術館と滋賀県立近代美術館が自治体の枠組みを超え、展覧会の共同開催などを目的とした相互協定を12月に締結。ミュージアムの価値とは何か、改めて問われた1年だった。
おまけ:

表紙が「聖母マリアを侮辱」と批判、プレイボーイ誌が謝罪
(CNN) 住民の9割近くをカトリック信者が占めるメキシコで発売された、男性誌プレイボーイ最新版の表紙が、「聖母マリアを侮辱している」と批判を受け、同誌は15日に謝罪文を発表、「いかなる宗教をもおとしめる意図はなかった」と釈明した。
やり玉に挙がったのは、アルゼンチン人モデルのマリア・フロレンシア・オノリさんを起用した、メキシコ版の表紙。ステンドグラスを背景に白いベールをかぶった姿で、「マリア、我々はあなたを崇拝している」との一文が添えられており、「聖母マリア」を想起させると批判を受けた。
しかも発売日が、メキシコ全土で「グアダルーペの聖母」を祝う日だったことから、聖なるマリアを侮辱したとの声が挙がった。
プレイボーイ側は、表紙のモデルは「グアダルーペの聖母」はおろか、聖母マリアや、宗教的な意味を持つ女性を示したものではなく、ルネッサンス的なムードを出すためだったと主張している。
しかし、カトリック系ラジオ番組を持つ神父のアルバート・キューティ氏は、「(モデルが)美しい女性であることは疑いないことだ。しかし、ステンドグラスの前で白いベールをかぶった女性が、聖母マリアを思い起こさせるのは確実なこと。なぜ他の月ではなく12月で、しかも『グアダルーペの聖母』の祝日にこれを発行したのか?あまりにも侮辱的すぎる」と、批判している。
グアダルーペの聖母
Playboy Mexico sorry for nude Virgin Mary look-alike on cover
訃報:
サミュエル・ハンチントン氏が24日にお亡くなりになったそうです。81歳。
『文明の衝突』(Wiki)
ご冥福をお祈り致します。
この記事のURL
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=1617
作者:Tak
更新日:2008年12月28日 23時42分
かみさんが選ぶ「2008年 展覧会ベスト10」
年末恒例。今年観た展覧会ベスト10の発表!!
と、行きたいのですが、諸事情あり今年はまず最初に、かみさんが選んだ2008年展覧会ベスト10を発表。実は私より審美眼があるのではと専らの評判。歯に衣着せぬ鋭い意見を毎回毎回ばしばしと。(ここで載せられないのが残念ですが)
因みに、昨年かみさんが選んだ2007年度ベスト10はこちら。
1位「対決展」

2位「薬師寺展」

3位「ミレイ展」

4位「大琳派展」

5位シャネル「モバイルアート」

6位「大岩オスカール展」

7位「ウルビーノのヴィーナス」

8位「石田徹也展」

9位「鳥のビオソフィア」

10位「エミリー・ウングワレー展」

次点
・「フェルメール展」
・天明屋尚展「闘魂」
・「薔薇空間」
・「ハンマースホイ展」
・「アネット・メサジェ展」
・「ジュリアン・オピー展」
尚、昨年ベスト10入りした六本木ヒルズ東京シティビューの「スカイアクアリウム」ですが、今年は残念ながら前回ほどの強烈な印象を受けることなかったそうです。よってランクインせず。

スカイアクアリウム ll
映画でもそうですが、一作目が大ヒットすると続編は相当頑張らないと高評価得ることできませんよね。かみさん曰く「クラゲだらけの水槽とか観たい!」とのこと。来年に期待です。
おまけ:
INTERNET Watchが発表した
「読者が選ぶ2008年インターネット10大ニュース」

Gallop! (Scanimation Books)
Rufus Butler Seder
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http://bluediary2.jugem.jp/?eid=1616
作者:Tak
更新日:2008年12月27日 23時20分
『百鬼夜行絵巻の謎』(集英社新書ビヴィジュアル版)
小松和彦氏(国際日本文化研究センター教授)の新刊『百鬼夜行絵巻の謎』(集英社新書ビジュアル版)を読みました。

「百鬼夜行絵巻の謎」 (集英社新書ヴィジュアル版)
ここのところ「カラー版 浮世絵」(→レビュー)や「恋する西洋美術史」(→レビュー)など立て続けに新書版の魅力的な新刊が相次ぎ嬉しい悲鳴をあげていますが、今日もまたまたとてつもない新刊のご紹介。
お正月三が日にのんびり読もうと思って購入したのですが、「はじめに」を読んでしまったのが運のつき。そのまま一気に最後まで読み終えてしまいました。読者を掴んで離さない妖怪がこの本には住み着いています。
小松氏も「あとがき」の中でこのように述べられています。
本書の成立には「妖怪のはからい」としかいえないようないくつもの偶然が重なっています。(中略)公務多忙のなかで、暇を見つけてはこの仕事に集中することができたのは、きっと妖怪たちの後押しがあったおかげだと思わざるをえません。小松氏をよくご存じない方がこの「あとがき」をお読みになられると、「何だこの奇妙なヤツは…」と不快感覚えるかもしれません。大の大人が「妖怪」「妖怪」ってバカなことをと。
でも、小松氏の本職は「妖怪研究」なのですから仕方ありません。「妖怪研究」と言っても遊びでも何でもなく真剣なものです。もとより、民俗学や文化人類学を専門に研究されてこられた延長線上に「妖怪」がいるのです。
妖怪と聞くと、古くは水木しげる、近年では京極夏彦などの名前が挙げられますが、京極夏彦の著書のベースとなっているのは、小松氏のこちらの本であることはその筋では有名な話です。

「憑霊信仰論―妖怪研究への試み」(講談社学術文庫)小松 和彦
京極堂の口にする台詞は小松氏の論文が「憑依」したようなものです。
小松氏は単なる物書きではなく、あくまでも学者さんです。「妖怪」というフィルターを通して、悪霊の跳梁跋扈する現代社会を鋭く切り裂き我々に提示してくれます。
以前、こちらの記事でも紹介しましたが、現代の妖怪研究の第一人者、小松和彦氏を理解してもらう為に今一度、引用させて頂きます。

「妖怪学新考―妖怪からみる日本人の心」 小松 和彦
科学的・合理的精神を身につけて日常生活を送るのが好ましい人間だとする、妖怪や迷信を信じない人たちから見ると、若い女性の精神はまだ「原始的」で「呪術的」、「非合理的」段階にある、ということになり、子供も一定の時期はそういう段階にある、ということになるのかもしれない。しかし、人間を幸福にするはずであった近代の科学文明・合理主義が頂点にまで到達したという現代において、多くの人々がその息苦しさ、精神生活の「貧しさ」(精神的疲労)を感じ、将来に漠然とした「不安」を抱いているということを思うと、逆に「原始的」とか「呪術的」とか「迷信」といったレッテルを貼って排除してきたものの中に、むしろ人間の精神にとって大切なものが含まれているとも言えるのかもしれない。だとすれば、むしろ妖怪を登場させる若い女性や子供たちの精神活動のほうが、人間らしく心が豊かであるということにもなるだろう。少なくとも、画一化してしまった物質文明の中で、妖怪の名を借りて想像力を膨らませている彼らの生活が、私にはとても人間的に思えてならないのだ。
鬱屈した閉塞感の充満する現代社会に光明を見出すもの。それは他ならぬ「想像力」しかし頭ごなしに妖怪なんて…とバカにしているようではその大事な想像力が掌からするりとこぼれ落ちれしまいます。
さて、さて前置きが随分と長くなりました。
好きな作家さんゆえ、力が入ってしまいます。ついつい。
この度、小松氏が上梓された「百鬼夜行絵巻の謎」がいかにとんでもなく凄い一冊なのかを書かなくてはなりません。
まずページをめくるといきなり「まえがき」の前に今回の主人公「百鬼ノ図」(国際日本文化研究センター蔵)縦32.6cm、全長19.4cmの巻物の全てがカラーページ23頁に渡り惜しげもなく掲載されています!

絵巻の天地には金砂子が施されている豪華なつくり(裏地には銀切箔)
新書版をフルに活用。これは今までにない贅沢な構成。
まるで手元に本物の絵巻があるかのようにページを進めていく楽しさも。
目次
第1章 すべては日文研本「百鬼ノ図」から始まった!
・「百鬼ノ図」と中世
・次々にわかってきたこと
第2章 「謎」だらけの百鬼夜行絵巻
・「謎解き」の歴史
・本格的な「謎解き」
第3章 百鬼夜行絵巻の全諸本が分類できる
・四つの系統がある
・組み合わせの着眼点
第4章 妖怪イメージ誕生の秘密
・擬人化と妖怪
・戯画から妖怪へ
・妖怪の出現を描く
おわりに
・系統樹の書き換えと中世制作の祖本
・「擬人化」の問題と物語の幻想化、妖怪化
・「戯画」と「妖怪画」、擬人化と獣化・鬼化
・妖怪物語絵巻と妖怪図鑑化
これまで「百鬼夜行」の底本として京都・大徳寺真珠庵が所蔵する伝土佐光信画「百鬼夜行絵巻」(「真珠庵本」)がほとんど唯一絶対の存在だったそうです。
また「真珠庵本」系統である東京国立博物館所蔵の「百鬼夜行図(模本)」(「東博模本」)などが知られていたそうです。
小松氏は丹念に「真珠庵本」と「東博模本」に描かれた妖怪についてしらみつぶしにその差異を追っていきます。色分けされた見開きページを使用することにより違いが一目瞭然でわかります。

しかし、これはまだほんの序の口。実は第1章はこの後からなのです。
小松氏の前に突如あらわれた新発見の百鬼夜行絵巻が彼を震撼させます。
「百鬼ノ図」との衝撃的な出会いこの絵巻物がこれまで謎だらけだった百鬼夜行絵巻を解読する大きな大きな手がかりとなるのです。単にインスピレーションで「百鬼ノ図」を持ち上げているわけではありません。
このような思いに至ったきっかけは、日文研が所蔵する百鬼夜行絵巻の一種「百鬼ノ図」(以下「日文研本」)の発見でした。この絵巻に出会ったとき、体に電撃が走りました。研究者というものは、その研究人生で一度や二度は、「これだ!」と叫びたくなるような決定的な資料や出来事に出会うことがあるといいます。私にとって日文研本はまさにそれでした。
たくさんの百鬼夜行絵巻を目にしながら、ぼんやりと感じていた整理のつかない諸々の疑問が、この絵巻によって一挙に氷解する! そう思えたのです。
その理由は、本書のなかで追い追い明らかにしますが、ひとことでいえば、真珠庵本を中心に語られてきた百鬼夜行絵巻の成立をめぐる従来の議論を反転させることができる、つまり、真珠庵本を中心から周辺に、逆に周辺に位置づけられていた絵巻を中心に押し上げることができるのではないか、という閃きでした。
小松氏ならではの緻密な調査に裏付けされ「事実」によって、これまで底本とされてきた「真珠庵本」の存在をも根底から揺さぶりをかけることに。

「東博異本」と「京都市芸大本」・「大倉集古館」などの百鬼夜行絵巻との比較図。反転させることによって同じ妖怪が!
また第4章ではあの「鳥獣人物戯画」との共通点まで見つけ出してしまいます。

これだけでも十分にスリリングな面白さお分かりいただけたかと思いますが、「本命」はまだまだ他にあります。ここで種明かししてはもったいないので続きは是非本を手に取ってお読み頂ければと。因みにブックカバー外すとそこに「答え」らしき影が…
このカラー表紙も…

百鬼夜行絵巻の謎 (集英社新書ヴィジュアル版)小松 和彦
「百鬼夜行絵巻」のデー