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トップ > ベトナム > ベトナム - 人気ブログ(Blog)検索結果詳細 (2008年12月4日 2時)

ブレまくる麻生政権。古い自民党の復活。

 私がブログエントリーの更新を休んでいる間、麻生はブレまくり、迷走し、失言だらけだったわけだが。
 それを後付けで批判しても仕方がないと思っていたが、これは昨日のニュースなので、取り上げたいと思う。

 2つの政策転換なのだが、まず、「地方で自由に使えるお金1兆円」という話は、道路特定財源の一般化とともに語られていたものだが、結局、使途を公共事業(道路含む)に限定するという自民党土建族に押し切られる形での決着となった。
 麻生の定見のなさと、断固たる指導力のなさの象徴ともいえる事柄である。

 同様に土建族の巻き返しが以下のニュースである。
http://www.asahi.com/politics/update/1203/TKY200812030301.html

 コイズミ時代に策定された、「骨太の方針」による、公共事業3%削減のシーリングを事実上撤廃するというものだ。表現は、撤廃ではないが、実際には様々な特例措置が盛り込まれて骨太の方針は骨抜きになる。
 まぁ、一方で、コイズミが数字の根拠もなしに決めた、毎年2200億円の社会福祉費の削減も停止するというのはいいのだが。

 私はかねてより、自民党土建族(古い自民党)が麻生政権で息を吹き返し、土建行政によるばらまきになるだろうと予想していた。地方での自民党支持票の掘り起こしにつながるからだ。
 それがほぼ予想通りとなった。
 社会福祉費の削減の停止は、それとは別に当然の措置だったと考える。もともとなぜ削減しなければならないかの説明すらなされていなかったのだから。しかし、これもまた選挙対策であろう。

 コイズミが仕上げをした新自由主義路線では、古い自民党の土建族の構造にメスを入れたのは確かに画期的だったかもしれない。しかし、コイズミは一方で自分と結びつきの深い、金融族(今まさにアメリカで新自由主義の破綻が起きている)を優遇した。またトヨタやキャノンのような輸出関連企業も円安誘導で優遇した。
 結局、コイズミは利権の構造を変えただけで、国民には痛みを強いるだけの政策をとっていたのである。

 それが、麻生政権になって、古い自民党に戻ってしまった。しかも財源の裏付けは全く不明で赤字国債とも言われている。
 最近では、不況時の赤字国債による財政出動には容認論が強いが、慎重に行うべきであるのは間違いないだろう。

 結局麻生は、古い自民党に属するものだから、その系列の連中の言い分に何も言えずにしたがうことになった。
 一方で新自由主義的な雇用の不安定さなどへの対応は遅れている。今月中に数万人、来年には数十万人が職を失うといわれている中で、社会保障費の削減を一時見送る程度ではとても足りない。
 傲岸不遜の御手洗に賃上げと雇用の安定を要請してみたとて、応ずるわけがないのはわかりきったことで、これも選挙向けのポーズに過ぎない。

 私は古い自民党の体質と、そこに存在する利権の構造には反対だが、今の時期の財政出動には実は賛成である。
 しかし、そこに税の無駄遣いがないか、監視をする体制を同時に構築するべきである。また、談合などにも厳しく対処すべきであろう。

 いずれにしても、自民党の迷走、メルトダウンは加速しつつあるようだ。
 古い自民党の巻き返しに対して、新自由主義者たちは離党をちらつかせて脅しに出ている。これも馬鹿げた政争だ。そんなことよりもまず、今の首切り、非正規雇用、不景気対策に全党を挙げて取り組むべきだろう。

 こう言う場に来て、麻生の指導力、決断力のなさは目を覆うばかりだ。
 今の時期に麻生という暗愚な首相がいること自体が日本人の不幸であろう。問題解決能力が欠如しているのだ。
 一刻も早い総選挙を望む。

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作者:眠り猫

更新日:2008年12月4日 3時31分

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雇用対策・・・・。

 まず、ニュースから。
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20081203AT3S0201Z02122008.html

 民主党へ、「遅いよ。」

 確かに今の派遣法の緩和など、雇用の問題を作り出したのは自民党。
 だけど、それと対峙する立場の民主党が、今頃対策本部とは何たる遅さだ。

 格差貧困問題にもその程度の意識しかないのなら、麻生の庶民感覚のなさを笑えない。

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作者:眠り猫

更新日:2008年12月3日 16時25分

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気になる若年層の思想面での右傾化

 いわゆる「ネット右翼」と言う物の正体は、実は判然とはしていない。
 弱者をののしったり、体制に反対するものをののしる姿勢から、社会的に「勝ち組」の中高年ではないかという意見もある。
 また、一時は引きこもりのニートがその正体という意見もあった。
 ネット右翼という人種はいないので、どれにもそれなりの数はいるのであろうが、私は、社会の現実に直面しておらず、親の庇護下にある中高生を含む学生も多いのではないかと考えている。
 この記事はその前提で書かせていただく。

 実際、麻生支持率も、就任当初は、10代、20代で非常に高かった。安倍の時もそうであった。両者とも、極右の国家主義者、核武装論者であることは以前から知られていた。
 麻生に、「ローゼン麻生」というあだ名が生まれたのも、ネットの掲示板上であった。これはたぶん、「ローゼンメイデン」という、アニメから取られたのではないかと思う。

 私はここに若年層の右傾化の危険性を見る。
 もちろん、「嫌韓流」が流行したのはすでに10年以上前であり、その当時の20代は今は30代。
 若者が時に情緒的で、極左や極右に走りがちなのは、いつの時代でもそうである。だから心配する必要はないのかもしれない。

 しかし、若者が安倍や麻生の支持をしなくなる理由が、「中韓に強行姿勢を取らないから」だったりするから驚く。経済がわかるものなら、日本が中韓との貿易無くして国家が成り立たないのはわかりきっているのに、このような愚かなことが主張になるのである。

 ネット社会を中心に醸成されている、排外的な引きこもりの思想は、比較的新しいものと考えるべきだろう。

 私が警戒するのは、ネット内の匿名の世界で、自分を体制側や、「日本人は優等人種」という、単純でわかりやすい構造に仮託して、自己同一化したうえで、「上から物を言う」姿勢で、内容的には全く陳腐な右翼的言説を垂れ流す若者が多いことである。
 私のブログにつけられる匿名コメントの多くは、ほぼ全く同じ様式である。
 たとえば

 「脳内お花畑だな、このサヨクは。馬鹿じゃねーの。」

 という類であり、自分たちの具体的な主張や意見はなく、ただひたすら自分の意にそまぬものをののしるだけという低劣さである。経済政策を語る場合には、内容についてこられないのであろう、まったくそのようなコメントはつかない。

 実に浅薄でお粗末なコメントなのだが、これに、中韓朝を中心にした国家、民族への、根拠のない誹謗中傷が加わる。これが、今のネット右翼の主流的言説であろう。

 私は、若者が愚かであることは、まだ成長の途中であり、悪しとはしない。人生とは永遠の成長である。
 また、実際に今の時代に非正規雇用の現実に直面してくるしんでいる多くの若者と接し、彼らは、右にも左にもぶれずに活動している様子も見ている。
 だからすべての若者が愚かなのではないだろう。

 私が思うのは、今のネット右翼は、暴走族全盛時代に、日章旗や「特攻」などという言葉を多用し、暴走していた若者とほぼ同じ年代とレベルだと考えている。
 彼らは、実は弱虫である。だから群れる。しかも未熟であるがゆえに、自らの思想を形成できない(それは仕方がないことだ)。

 ただ、暴走族全盛時代と違い、今のネット右翼は、ネットという仮想空間の中で、警察と追いかけっこをすることもなく、ひきこもり思想的に、誤った民族主義と、無目的な体制順守を持ち、「日本人であり自民党支持であること」を、自らの優越と信じて、他者を罵倒することで自己満足しているものと推測する。

 私が恐れるのは、彼らが今後成長しない可能性があることだ。成長とは別に左翼になれということではない。ただ、物事の善悪や、理非をきちんと判断できるようになることだ。
 昔暴走族をしていたものが、家庭を持ち、「昔、やんちゃしてました」というのが、最近多いが、ネット空間内に醸成された、陰湿でいじめの構造に近いネット右翼の存在は、そのメンバーを入れ替えながら、ずっと続いていくように思う。

 そして、今の現実社会の閉そく、再び訪れた不況による就職難。これらにより、追い詰められた若者が先鋭化し、外国人排斥や、テロルなどに走るのではないか?その思想的(?)バックボーンに、ネット右翼らがたむろする仮想空間が負の方向に働くのではないかということを懸念している。

 もちろん、私はネット規制を望むものではない。
 しかし、ネット内に形成された、この陰湿な空間に対して、何らかの対処をしていくことは、今後新たな社会学の創設とそれによる分析により、「子供のお遊び」以上にはならないように注視していかねばならないと思う。

 この記事にもまた、愚かなコメントが付くであろうが。私が経済政策を論じていた時には、そのようなコメントやトラックバックは一切なかった。たぶん理解できないのであろう。その程度の者の動向に、社会は左右されない。
 しかし、社会が暗くなるにつれ、テロルの可能性が増える。その危険性だけは警告しておきたい。

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作者:眠り猫

更新日:2008年12月3日 9時14分

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麻生内閣支持率、危険水域の20%台に。

 いつも言っているように、政権支持率などの世論調査は、複数の結果を見て、全体としてのトレンドをつかむのが重要であり、個々の数字にこだわるのはあまり感心しない。
 しかし、もう1つ、一定の間隔をおいて行われる同種の調査の時系列的な経過も把握することが重要である。

 普通、マスコミの世論調査は、多くの人が自宅にいるであろう土日に実施される。そこで結果の発表は、今日のような火曜日になる場合が多い。たぶんいかに紹介する調査結果に続き明日にも他の調査が発表されるだろう。

 現時点で公表された世論調査結果は、フジ・産経グループのFNNが行ったもので、内閣支持率27.5%とという、発足2か月という時点では驚異的な低さであった。
 他にも日本経済新聞社の調査結果は、支持率31%であった。

 どちらの調査でも、前回(1か月前)に比べて10%以上の大幅な下落であった。この1ヶ月間の麻生政権の迷走ぶりや珍言、失言にあきれ果てたという人や先週末の党首討論での麻生の冴えない応答ぶりがこの結果に影響を与えているであろう。
 今後発表される他社の調査結果も待ちたいと思う。

 しかし、私が以前から注視している物がある。
 それは、安倍政権末期から顕著になった、「不支持率」の高さである。

 調査によって、「どちらともいえない」という、日本人の好きな中間的な回答を用意していない場合もあるが、安倍以降、たとえそのような選択肢があっても、「不支持」と答える人が増加しているのは間違いない。

 今回の調査でも、麻生内閣の不支持率は支持率の2倍に達している。

 これは思うに、麻生だ福田だ、安倍だ、という以前に、もはや自民党政権を支持しないという人が増加しているためだと思う。
 また、解散をしないで4人も首相が変わっていった、総理の座のタライ回しに、いい加減、選挙をさせろという声が高まっているのも影響しているだろう。

 もはや、麻生政権を含む、自民党の崩壊は目前である。
 残る奇策は、また総裁選をやって、野田聖子や小池百合子のような女性を総理にして、女性の関心を得ようというものだろう。

 しかし、その手は通じないだろう。麻生政権発足時も、支持率は4、50%だった。また総裁選をやって、5度目のタライ回しをしても、支持率は40%を超えまい。特に小池百合子を嫌っている人が多いのを自民党の爺どもはしらない。

 この状況で、早期の解散総選挙を求めて行く為にも、私は民主党は政権構想を明らかにするべきと考える。
 自民党とはどう違うのか?目指す日本の姿は何か?今の国民の窮状を救えるのかどうか?
 それを明らかにするのは、自民党への挑戦状にもなる。それに対抗するものを示せなければ、自民党は、総理の顔だけを変えても、絶対に国民の支持を得られまい。

 国民の不満はもはや限界近くまで来ている。しかし、組合活動などがスポイルされ、マスコミも統制を受けている現状では、国民的運動は起きにくい。
 そこで、国民が未来を付託するに足る政党であることを、民主党を含め、野党は単独でも共同でもいいから、国民に対して約束し、それを実現するために政権を譲れと自民党に迫るべきだ。

 共産党も社民党も同じである。今の日本に何が必要で、何をなすべきか。これを明らかにして旗印をあげるべきだ。
 そしてそれを突きつけられた自民党が対処できないことが明らかになった時、自民党をたたきつぶすことができる。

 麻生の無知、無能を嗤うばかりでなく、自分たちの政策を、国民への約束を。それを示してこその政権奪取であろう。

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作者:眠り猫

更新日:2008年12月2日 14時14分

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私たちは未来を見出さなければならない

 今の日本を覆う、「閉塞感」はいったい何だろう?
 誰しもそれを口にする。追い立てられているようだと、焦燥感を感じるという。会社にいても、何か物が言いづらい。
 先が見えない、未来に希望を見出せない。
 それ以前に日々の生活に目まぐるしく追われてしまう。

 こんな日本に誰がした、っと言えば、自民党に他ならないし、もっとも顕著にしたのはコイズミに間違いはない。

 この状況で、先が見えず、また生活にも行き詰る人々が増える中で、日本はますます閉塞感を強めていく。
 この状況を、2.26事件前後の過去の日本と重ね合わせる人々もいる。確かに、突発的にとはいえ、テロルが起きている。土浦、秋葉原、そして今回の元厚生相次官殺傷事件。皆、今の自分の現状に絶望したり、未来が見えずに、何かをやって死のうという自暴自棄な動機で、行われた非道の殺傷事件である。

 過去と違うのは軍部による犯罪ではないという点だが、最近の田母神のアナクロニズム、っというよりは、彼はスポンサーのAPAの元谷や、そのバックにいる安倍に媚びただけなのだろうが、戦前礼賛、日本の戦争責任を認めないような言説も自衛隊内にまかり通っている。
 このような情勢は極めて危険である。幸いというか、不幸にというべきか、国家主義の巨魁安倍や麻生が、実は無能で無知な品性下劣な人物であったことが明らかになっているが、私たちはそれを指さしてバカにし、非難するだけでは不十分だと私は考える。

 自民党はもはや死に体と言える。人材の枯渇は極みに達している。
 この状況下で、「よりまし」ということで、民主党への政権交代が流れとなっている。
 私はそれ自体は否定しない。官僚支配打破のために、利権構造壊滅のために、政権交代は必要だと考える。

 しかし、昨日の記事に、民主党の政権構想を聞きたいと書いたように、民主党に変わればすべてが良くなるわけではない。

 私たちは、自民党の腐敗により、日本が閉そく感と不満に満ちた国になってしまったことまでは理解している。しかし、民主党に政権が変わればそれで良いというものではない。

 私たち日本人は、自らの未来を自分たちの手で未来を見出さなければならない。それを民主党に仮託していくのも結構だろう。しかしそれよりも民主党や、自分が所属する労組や商工会など、さまざまな団体を通じて、政治に向けて自分たちの意見を伝えよう。

 未来を自分たちの力でつかむために、自民党崩壊後の日本がよりよくするなるために、民主党に意見を突きつけよう。

 私たちは今のような不安定な生活は嫌だ。
 私たちは未来に希望が持てる生活がほしい。
 私たちは子供たちに自由で明るい未来を約束したい。
 私たちは平和と平等な社会を実現したい。

 さまざまな意見を民主党にぶつけよう。そして約束させよう。

 そして民主党はそれをまとめて、政権構想を早期にまとめて国民に約束するべきだ。自民党にはできなかったこと。自民党では考えもつかなかったこと。
 自民党には期待してもかなえられなかったこと。それを民主党にどんどんぶつけるべきだ。

 今はもう自民党の崩壊に手を貸す努力をするべきでもあるまい。
 私たちはその次の日本を構想し、明るく平和で、平等で安心して暮らせる日本を目指して声を挙げる時であろう。

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作者:眠り猫

更新日:2008年12月1日 17時42分

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作者:ads by Seesaa

更新日:2008年12月1日 17時42分

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民主党は、今こそ本格的な政権構想を明らかにするべきだ。

 久しぶりの記事更新になります。今後も、不定期にぼちぼちと更新していくつもりです。

 さて、かつての安倍ほど叩きやすい政治家はいないと思っていたが、麻生はそれを超えているようだ。その錯乱ぶりと迷走に関しては、普通にマスコミを見ているだけでも、十分にわかる。
 多くのブログも彼の無能さ、無責任さに記事を書いている。

 もはや、自民党のメルトダウンは誰にも止められないだろう。すでにささやかれ始めているように、衆議院を春、または任期満了まで解散せず、解散直前に再び総裁を変え、野田聖子あたりを担ぎだして人気回復を狙うであろうことは間違いない。ちなみに小池百合子は無理である。本人はその気だろうが、彼女は女性に圧倒的に不人気であることを男社会の自民党は気付いていない。

 そして、そのような「最後の手段」に出たとしても、私は自民党の敗北は避けられないと思う。

 それを決定づけるためと、また、民主党が政権党として国を担う姿勢を示すために、民主党は今こそ政権構想を明らかにするべきだと思う。

 確かに、小沢代表三選時の就任演説は、画期的なものであった。特に行政面での官僚の牙城を突き崩すための議員を政務官他として行政に直接当たらせるというシステムを完成できれば、明治時代に大久保利通が作って以来の閉鎖的な霞が関官僚支配が根底から覆る。
 ぜひ、実現してもらいたいが、ほかはどうであろうか?限界集落を念頭に置いての農家個別所得補償制度や、子供手当などは、短期的な「政策」である。

 私が求めるのは、そして国民に、「民主党に政権を任せても良い」と判断させるためには、民主党はもっと、広範囲にわたる、中長期的な政権構想を今こそ明らかにしてもらいたい。

 具体的には、内政面では、雇用、格差対策についての直近の対策と長期的な予防策。当然それには労働関係法制の改正が必要になる。
 さらに、教育、税制など。消費税をどうするのかを含めて、民主党の本当の腹をわってみせるべきだ。
 軍事費も、はたして世界第6位などという軍事費を認め続けるのか?憲法や、専守防衛の考え方とどう整合性をとるべきか。

 また、外交面も同じで、対米協調は別に悪くはない。しかし、在日米軍や沖縄の基地の問題をどうするのか?ブッシュの言いなりにアメリカの世界軍事戦略の一部を担おうとしてきた自民党政権と違うのか違わないのか?

 対アジア外交ではどうなのか?国内に台頭しつつある、反大陸感情、内向きの引きこもり的な排外感情を乗り越えて、新しい世界を切り開く為にどうするのか?

 上記はほんの一例である。
 私は、今すぐに何かを劇的に変えること、変わることを期待はしていない。まずは喫緊の雇用と格差、景気の問題に取り組むのは当然と考える。
 しかし、それは、医術で言えば対症療法である。私が求めるのはそれを超えて日本が目指す国はどうあるべきかを、民主党は示し、さらに国民と討議し、未来に希望が持てる国にするにはどうすればよいのか?未来の日本はどうあるべきかを、明らかにするべきだと思う。

 沖縄の日本の国防とは無関係なアメリカの基地を縮小するのか?
 この一点を取っても、時間のかかる課題である。
 しかし、民主党は、これらの政権構想を明らかにし、国民に約束することで、二度と自民党のような利権腐敗政治が起きないように、また国民との約束として、公表すべきと考える。

 万人が満足するものなど無い。
 しかし、何も構想を出さず、なし崩し的に自民党の自滅を待って、引き続き第二自民党的腐敗政治を目指すのなら、私は民主党を支持しない。
 万人が満足できなくとも、真に国民のためを思って政治を行おうとしているのなら、政権構想を示すことはできるはずだ。

 選挙が4月以降になるというのなら、まだ5か月ある。民主党の総力を挙げて、国民に未来へのビジョンを示すべきだ。
 もちろん狂人安倍の、「美しい国」などという、情緒的なものではなく、わかりやすく、しかし明確なビジョンを示してほしい。

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作者:眠り猫

更新日:2008年11月30日 19時10分

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麻生太郎とその一派ををほめたたえる記事

 ここのところ1か月以上、鬱の具合が悪いので、ブログの更新は滞っています。
 
 で、最近も3、4日間寝続けたら、起きてきたら麻生の失言の山です。
(医師は常識がない、保育園のPTAで頓珍漢、二次補正は通常国会に先送り、株式には満期がある、たらたら生きている奴の医療費を俺は負担しない等々・・・)。

 もう、ブログにするのは追い付きません。


 安倍は最強の狂人だったけど、麻生は本物の馬鹿だね。じいや、ばあやが支えてくれなかったら今まで生きてくることもできなかったんじゃないかな?

 まぁ、個別の失言をいちいち批判しても仕方がないけど、これでわかったのは、国家主義右翼の巨魁とされる政治家、安倍、麻生は、実は中学生以下の能力しかない、大馬鹿ばかりだったということ。

 それを支持する歴史改竄主義の右翼どもも同じレベルなんだろうなぁ。


 で、どこにでも出てくるのが、渡部昇一と、産経の花岡。もう、いい加減にしてほしいな、こいつら。櫻井よし子は、今回の元次官ら殺傷事件も日本国憲法の所為だというのだろうか?
 もう、相手にするのも馬鹿馬鹿しい。


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作者:眠り猫

更新日:2008年11月27日 10時40分

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理解できないこと2題(年金テロ?と、国籍法)

 病がひどかったので、ここ10日あまりのネット言論をあまり見ていなかった。また、一昨日起きた、元厚生省事務次官が相次いで襲撃され、被害者が出たことについては、情報がもう少し明らかになるまで、記事にはできないと考えていた。

 しかし、昨日、テレビやネットを見ていて、大いに疑問に思ったことが2つあり、順序が逆になるが、まず、元厚生省事務次官殺傷事件についての、自民党参議院のドン、津島元厚生労働相の発言を批判したい。
 彼の発言は、この殺傷事件を招いたのは、年金行政をひたすら批判する野党とマスコミにある。と言ってのけたらしい。
 噴飯ものである。
 年金に係る問題、不祥事については、これはもう、言い訳のしようがないほど、厚生労働省と社会保険庁の怠慢や意図的な犯罪があったことが明確であり、それを批判するのは間違っていない。制度設計者を攻撃するのは正しくないし、暴力は断固許せないが。

 かえって、年金資金を食い荒らした自民党の責任を回避するために、舛添厚労相をはじめとして、ひたすら責任を社会保険庁になすりつける発言を繰り返していたのは自民党の側だ。津島氏自身が年金の横流しに関与していたかどうかは知らないが、現在の状況を作り、社会保険庁をいけにえにしてきたのは自民党の側だろう。今回の発言は、事件の真相もまだわからないうちに、不見識も甚だしいものであろう。

 自民党の今の問題は、このような、自らを省みずに詭弁で相手を叩くやり方しかできない、自らの非の大きさと、それをごまかして他者を批判する不遜な態度である。
 この程度の言葉におじけることなく、マスコミは発言と報道を控えないでほしい。

 次に国籍法改正についてである。
 今、一部の逆上したとしか思えない右派民族主義者が騒いでいるのは、結婚前の日本人男性の子供を、その父親が認知すれば、日本国籍が取れる、っということに、意味不明の攻撃を続けている。
 私は国籍法には明るくないが、世界的には、出生地主義と、親の国籍主義の2つが大きな流れで、あとはその組み合わせのようなものかと思う。アメリカでは両者が共存しており、日本人の夫婦がアメリカで子供を産むと、その子供は日本とアメリカの双方の国籍を持つ(二重国籍)という例であろうか?これにも制約はあるらしいが、詳しくはない。

 日本で、国籍取得に婚姻を前提にしていたのは、世界的には古い価値観の物で、いまや事実婚などが普及しており、時代遅れの感は否めない。
 実は、私は今回の改正に、別の面から反対だった。私の意見は、出生地主義が第一で、ついで認知による国籍の付与というものである。
 なぜ、今回の改正で不十分であるかと言うと、今の案は、経団連が、安価な外国人労働者を日本に移入させようとして自民党に働きかけたもので、本当の意味での諸国民の平等と、合理的な国籍取得の根拠としては、依然旧態然たるものだと思うからだ。
 国籍法の改正については、今後、移民等、人の国際間での流動化が激しくなるであろうことが予想され、将来を見通した慎重な検討が必要だとは思う。

 しかし、今の右派、民族主義者が叫ぶ、今次改正に対する反対の意味も意図もわからない。
 どうやら、彼らは、「日本人の純血」が脅かされる、ということや、「外国人による犯罪者が増える」「その犯罪者の子供を日本人にするのか」、っというあたりが主張の主なところらしいが、「純血」云々は、今上天皇が、「桓武天皇の母は百済人」と明言しており、日本人は、中世までは、渡来人に寛容であり、混血もすすんでいた。
 ある民族学者に言わせると、日本人は世界中で最も人種的な混淆が進んだ民族らしい。
 そんな状態で、「日本人の純血」を国籍に求めることの無意味さをわからない無知な輩には恐れ入る。
 外国人犯罪者云々は、実体をどの程度知っているのか?入管法違反というのは、確かに外国籍の者にしか適用されない犯罪だが、それ以外は、多くは日本人ヤクザ=右翼が関与しているのではないか。
 また、その論理に従うならば、日本人で犯罪を犯す人間はどうするのだ?
 全く合理性がなく、論ずるに足らない。

 どうも、安倍晋三、「あべこべ」内閣以来、物事をあべこべに言うのが、自民党や右翼の主流らしい。もう少し合理性のある発言をしてもらいたいものだ。
 なお、右翼は、国籍法改正を、「民主党が」と言っているが、真っ赤な嘘で、おもに進めているのは自民党である。そこら辺も事実を見ないで、罵るだけという、反知性の象徴のようなネット言論である。

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作者:眠り猫

更新日:2008年11月20日 6時35分

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社会保障1兆1000億円削減の話はどこへ消えたのか?

 ブログを休んで2週間近くも経ちましたか。
 今回は予告もしないでの休止で、まことに申し訳ありませんでした。
 咽頭炎になったのがきっかけで、持病もぶり返し、懊悩する毎日でしたが、今日、久しぶりに記事を書く気になりました。
 ここしばらくのニュースはチェックしていないので、少し的外れな記事になるかもしれませんが、ご容赦を。

 さて、麻生内閣。ANNの世論調査では、就任1か月半で、内閣支持率29%と、危険水域と呼ばれる20%台に一気に突入。不支持率は49%に迫る。
 ここしばらくの内閣で、これほど一気に支持率が低下したのはまれに見る状況だろう。
 国民が、自民党が出してくる、二世、三世議員の利権擁護のためにしか動かない政治屋たちに飽きてきた証拠かと思う。
 いつも言っていることだが、世論調査は、複数の媒体の調査を並べてみて、傾向を判断する必要があるが、今回、NHKを除き、毎日、朝日、両新聞社と時事通信社、共同通信社そしてANNの調査はいずれも麻生内閣支持率下落、不支持率上昇の結果となっている。

 特に注目したいのは、麻生政権が景気対策の目玉として持ち出した、2兆円の定額給付に対する国民の目が厳しいことだ。いずれの調査でも、この政策を支持しないが最も多く、ANNの調査では60%の回答者が支持しないと答えた。
 確かに、実質GDP上昇率では0.1%にしかならない景気対策など聞いたこともない。

 さらに、高額所得者に支給する、しない、支給方法等で迷走を続け、麻生個人は何も指導力を発揮することなく、結局市町村に丸投げすることで決着し、市町村側から大変な反発を受けている。しかも、この動きをみると、当初年明け解散をにらみ、年内に給付する予定だったのが、どうもうまくいかなそうなため、この2兆円を含む二次補正予算案を、来年初めの通常国会へと先送りし、春先解散の時の人気取りにするべく動いている。

 麻生は、景気対策が優先、民主党は政局ばかり、とうそぶくが、実際には国費を使った人気浮揚策をしようというのは麻生自身ではないか。
 実際、この給付金に関する自民党と麻生の迷走は3週間に及び、その間、見え隠れするのは、選挙にいかに有利に利用するかという皮算用だけだったのではないか?

 そして、私が「自民党」に対して、強く説明を求めたいのは、コイズミが策定した「骨太の方針」とやらで、根拠も示さずに5年間で1兆1000億円の社会保障費の削減として、その後の安倍、福田政権でも毎年2200億円の削減が行われ、もはやこのままでは介護や福祉がもたないとすらいわれる状況にあって、ばらまきで使う2兆円があるのなら、なぜ、目的を明示しての社会保障の再建に資金を投じないのかということだ。

 2兆円のばらまきは、コイズミ以降の自民党政権が踏襲していた政策を大幅に変えた事を意味する。ならば過去の政策は間違っていたのかいないのか?そこをきちんと総括してもらいたい。それなしに、ばらまきに走る麻生政権は、無能であるばかりか、無責任のそしりを免れない。
 コイズミ新自由主義を明確に否定するのならすると、首相の口から述べるべきだ。

 さらに、麻生が漢字を読めないことにも触れておく。
 私は多少の読み間違いや、間違えて覚えていたと言うことはあると思う。「前場」(まえば)という言い方は、株屋の業界用語で、私もそう使うことがある。だから、一概に全部を責めるわけにも行くまい。しかし、その他、政治家としていかがなものかというレベルの読み間違いがあると、これは単に漢字を知らない馬鹿、というよりも、彼はたぶん、そういう言葉を用いて、誰かと議論することが無かったのだろうと思う。それが怖い。
 一国の宰相が、誰かと難しい議論してこなかった。難しい本を読んでこなかった。これは単に漢字が読める読めないの問題ではなく、麻生が、知的訓練を受けていない人間だと言うことを意味する。議論をしていれば、言葉を間違えれば、意味が通じなくて相手が確認し、そこで改めて意味を知ると言うこともあるだろう。麻生はそういうことを一切知らずに育ったわけである。

 恐ろしいことだ。漢字=文字をバカにしてはいけない。特に表意文字を用いる日本では、漢字を知らないと言うことは、その漢字に関連する多くの事柄も知らないと言うことだ。

 今朝のテレビ番組でも言っていたが、私も麻生は総裁選に4回も出て、年齢的にも、会社経営の実績を主張することからも、首相になる「準備ができている」ものかと思っていた。
 しかし、「準備ができている」どころか、単なる、甘やかされて、試練を経ないままに育ったボンボンだったことが日を追うごとに明らかになっている。
 恐ろしいことだ。

 一部では、すでに麻生を下ろして、再度総選挙を経ないで総裁選へという話もあるとか。
 首相のくびを、1年満たずに、選挙のためだけにすげかえ続ける自民党という政党自体が、完全に劣化しているのだと言うほかはない。
 次は誰だ、中川か、石原か、また小池か?だれになっても、もはやこの状況は打開できまい。
 女性に圧倒的に人気のない小池あたりがなって、恥をさらしてくれるのか。
 もはや、日本人であることを恥ずかしく思うのみである。

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作者:眠り猫

更新日:2008年11月18日 12時11分

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オバマは幸運か、不運か?日本人は不幸だが。

 ここ数日の麻生首相の言動を見ていると、とても一国の首相、そして見識あるべき政治家とは思えない。
 景気対策の目玉として、現金ばらまき=定額減税を決めたは良いが、高額所得者への給付をめぐって、態度がぶれまくっている。最初に公表した時は、はっきりと全国民が対象と言い切ったにも関わらず、公明党や党内有力者から所得制限を設け、高額所得者には給付しないという話が出て、迷走を続けている。
 選挙対策上どっちが有利か、という程度が判断基準だと言うのも、ばかばかしい話だが。

 また、消費税上げについても同様に、ぶちあげた直後から、党内を含め、「3年間は上げないという意味で、その後は状況次第」などなど、これも選挙を意識した後ろ向きのトーンで話され、それに明確に対処できないまま、ずるずると迷走を続けている。
 そもそも、消費税上げを謳う以上は、それによる、社会の在り方を示し、また、他の税のゆがみの是正、税の無駄遣いの是正を行うのは当然だと思うが、それもできずに迷走している。

 安倍が完全な、妄信に基づく、痴ほう首相だったとすれば、麻生は、まったく決断力がない、迷走首相だと言える。それだけ弱小派閥の長が首相になると政権運営が難しいということもあるか。「張り子の虎」も甚だしい。えっ?麻生はトラではなくねずみ男だって?そうかもしれない。
 こんな首相を持った日本人は明らかに不幸である。

 で、話はくるりと変わって、2ヶ月後にアメリカの大統領になるオバマだが、彼は幸運でもあり不運でもある。
 幸運というのはいくつか挙げられ、まず、大統領選と同時に行われた上下両院議会選挙で、民主党が与党として大幅に議席を伸ばした。オバマブームに乗った面もあるが、ここで公約されたのは、明らかに「反ブッシュ」=「反新自由主義」であり、「大きな政府」への方針転換が国民の支持を集めたのである。
 この結果、オバマ次期大統領は、強力な与党の議席を背景に、かなり自由に政策運営ができる。

 次いで、アメリカの金融恐慌は大問題ではあり、オバマの不運の一部であるが、一方で幸運な部分もある。アメリカの医療の崩壊は、堤未果著の「ルポ 貧困大国アメリカ」に詳しいが、この問題は以前からあり、特に民主党にとって、国民皆保険制度は、長年の政策課題であった。かつて、ビル・クリントン大統領も政権の初期と末期の2回、これに挑戦しているが、アメリカの保険業界を中心にした金融機関に雇われたロビイストたちにより、議会の支援が得られず、実現しなかった。しかし、今回の金融危機で、AIGを含めた大手保険会社が政府の資金の注入を受けたり支援を受けており、国民は、一部金持ちのマネーゲームの果ての破たんになぜ税金をつぎ込むのかと批判的である。
 この状況下では、保険業界のロビイストたちも大きな動きはできまい。制度的な議論は長く続くだろうが、国民皆保険制度への道の大きな障害は取り除かれたと言える。

 同様に、ワシントン政治と無縁なオバマが既得権益を持つ勢力と戦わねばならないとはいえ、彼らに直接左右されないという利点がある。しかも上記のように、既得権益維持勢力は、金融危機でダメージを受け、国に支えられているので、文句が言いにくい。またオバマには国民の支持もある。議会も圧倒的多数である。これはまさに「変革」(CHANGE)のチャンスである。

 もう1つ、オバマが幸運なのは、世界的な反戦・厭戦ムードの中、ガリガリの保守主義者(実は、ネオコンの利権屋か、反イスラムの妄念に凝り固まったキリスト教右派)達が主張する、アラブ・イスラム諸国(正確に言うとイランはアラブではなくペルシャであるが)への戦争が、必ずしも国民の支持を集め無くなっている。
 9.11の衝撃により、「攻撃された」と感じたアメリカ人が、ブッシュの戦争の後押しをしたが、結局、顔の見えないテロリストを追い続けるという不毛な戦いに、国民の方が嫌気をさしている。
 この状況下で、オバマには、戦争を続けるも止めるも、自分の都合に合わせたフリーハンドが与えられた。キリスト教右派は騒ぎ続けるだろうが、財政的にも、アメリカは戦争を続けられる状況にない。このおかげで、オバマは2つの戦争をやめ、北朝鮮の非核化を進め、イランと融和できるかもしれない。成功すれば、20年後には、オバマはノーベル平和賞の候補になるだろう。

 しかし、これらの幸運は、反面不運の裏返しでもある。
 既得権益を維持しようとする勢力や、保険業界、戦争・軍需関連業界は、未だ強い力を持っている。かつてアメリカでは、労働組合ですら、職の安定を求めて軍拡を支持した時代がある。アメリカの製造業は今や軍事産業だけとも言える状況で、軍事予算に大ナタはふるいにくい面もある。戦争は止められるかもしれないが、軍拡は止められないかもしれない。それは台頭する中国や復活しつつあるロシアとのパワーゲームの上で、難しい駒の使い方を要求されるに違いない。

 また、オバマは、あまりにもアメリカンドリームを体現した人物であり、その強運には目を見張るが、それだけ、戦争屋ブッシュの政治への反感が高かったのであり、国民皆保険などへの期待が高いのである。もし、これらの点で、早いうちに実績が挙げられなかった場合、高い期待は、すぐに大きな不満にとってかわるだろう。オバマの不幸はここにある。

 いわゆる、「抵抗勢力」の強力な防御陣地に向かって速やかに、そして目に見える成果を上げないと、国民が怒りだす。就任2年目の中間選挙での審判がどうなるかである。
 しかし、拙速は慎まねばならないだろう。就任演説で、彼はすでに未来を予見し、大統領の任期4年を使っても、達成できないかもしれない課題はある、と国民に呼びかけている。

 オバマは幸運な男だ。しかし、その先には困難な長い道が待っている。もし彼が、既得権益擁護派の前に屈すれば国民は失望するだろう。一方で、現在アメリカを支えているこれらの既得権益の代表者たちは、あくまで道を開けようとしないだろう。

 しかし、私はオバマの能力と若さに期待している。
 彼がワシントン政治と無縁であったことは、良い点である。そして、彼の民主党予備選を通じてのタフな戦い方を見るにつけ、柔軟かつ臨機応変の才能に富んでいると判断できる。そして国民を説得する雄弁も持ち合わせている(アメリカ政治ではこれが大事)。
 彼がどのような政府首脳人事を行うかはまだわからない。しかし、私は期待している。

 そして、オバマがアメリカにもたらす変化は、精神の面では、日本にも大きな影響を与えるだろう。うじうじと自分の言ったことの始末も付けられなくせに、やくざ言葉で新聞記者をののしるような低劣な首相とはすさまじい違いがある。それもこれも、上記のような、オバマに敵対する既得権益擁護者の日本における代表が麻生であるからである。そして才能も、知識も(麻生は常識的な漢字すら読めない)、タフな戦い方も、新しい考え方も麻生にはできない。
 これは日本人の不幸である。

 せめて、日本でも、麻生を放逐するだけの、「変革」(CHANGE)をもたらすべく努力するべきであろう。
 その機会と権利は、私達の手にある。アメリカ人にできたことが、日本人にできないわけがあろうか?今こそ利権腐敗政治にピリオドを打つ最初の機会を獲得するべきだ。どんなに延ばしても10か月以内には総選挙がある。私は春先解散だと思っているが(だとするとあと5か月だ)。
 この間に、私たち国民は、自分が支持する政党や、野党第一党の民主党に、どんどん政策提言をし、意見を述べ、不満をぶつけるべきだ。既得権益擁護政党である自民党にはもはや何も期待できない。
 今や、ネットで検索すれば、容易に各党のホームページにアクセスでき、そこから意見送付のメールができる。ぜひどんどん意見送付を行おうではないか。
 誰かがやってくれるのを待つのではなく、私たち自身が、政治を変えていくのである。
 このチャンスを無駄にしてはならない。

民主党意見送付ページ  https://form.dpj.or.jp/contact/
社民党意見送付ページ  http://www5.sdp.or.jp/central/inq/inq.htm
共産党意見送付ページ  http://www.jcp.or.jp/service/mail.html
国民新党意見送付ページ http://www.kokumin.or.jp/opinion/

 上記は参考までに掲載したが、この機会に各党のホームページをいろいろ読んでみるのも面白いだろう。また、すでにポスターが貼り出されている各党議員のホームページもあるはずだ。そこで議員個人の改憲度などを知っておくのも良いと思う。

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作者:眠り猫

更新日:2008年11月7日 2時9分

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今まさに時代が変わる潮目を目撃する。

 昨日、アメリカでは、史上初の黒人(ハーフだが)大統領が圧倒的多数の得票で誕生した。
 私は、この一事をもって、時代の変化の潮目と言っているわけではない。オバマだから何かが劇的に変わるとも、日本にいいことばかりが起きるとも考えていない。
 しかし、それでもこのアメリカの選択は、日本と同様に、腐敗し、軍事、戦争に偏重した、20世紀後半の政治形態が行き詰まりを見せ、既得権益確保を望む一部支配層への、民衆が示したノーだと思う。

 アメリカでは同時に、金融バブルが崩壊し、陰謀論者が世界を裏で支配すると言っていたゴールドマンサックスをはじめ、多くの金融機関が危機に陥った。
 これはまた、アメリカ独特のロビイスト政治の一時的とはいえ終焉をもたらす。民主党が多数与党になり、スポンサーが危機的状況になったロビイストはなりをひそめ、ワシントン政治から縁のないオバマが大統領になった。

 オバマはアフガニスタンでの戦闘を重視し、イラクからは撤収するが、アフガン戦争は継続する、パキスタンへの越境攻撃も辞さない、っと好戦的に見える。
 また、日本には、より一層の軍事協力を求めるだろうと言われている。しかし、それを言っているのはモンデール元副大統領などの古い政治家だ。

 オバマは最初はワシントンで田舎者扱いされ、さまざまな障害にぶつかるだろう。人種の壁にも、悪質な白人至上主義者(おもに低学歴)からの脅威にもさらされるに違いない。しかし、彼にはそれを乗り越えて行ける能力と意志と、国民の支持があると思う。

 彼が進めると公約した減税や、国民皆保険制度の導入のためには、いずれはアメリカはあらゆる戦争から撤退を余儀なくされることは財政面で確実である。
 アフガニスタンで勝利を収めることが不可能であることは、軍事専門家ならだれでもわかる。
 今は国内の「テロリストを吊るせ!」という世論に逆らえないでいるだけで、すでにアメリカは、タリバンの指導者オマル氏との協議に入っているし、早期にアフガニスタン紛争が終結する可能性はある。またそれはアメリカの国益にもかなう。

 日本にも、20世紀からの血統的世襲を中心とした、既得権益の塊のような自民党右翼政治家たちが多数いる。
 彼らは、アメリカの要求を口実に、軍拡を進め、海外に派兵し、憲法にまで手をつけようとした(年次改革要望書)。しかし、その陰には、アメリカを口実として、自分たちの古典的懐古主義を実現しようという、古臭い後ろ向きの思想の政治業者たちが跳梁跋扈していたのである。
 特に安倍政権の間、安倍は経済や国民生活には全く目を向けようとせず、反憲法的な行動に妄進した。
 この間、国民生活は疲弊の底にあえぐようになった。かつて日本は1億総中流時代といわれたが、現在の日本で、自分の未来に夢を持てる社会人はほとんどいないだろう。

 この日本にも、大きな変化が訪れようとしている。それは、戦後、事実上存在しなかった、本格的な選挙による政権交代である。
 麻生自民党政権が、延命しようとすればするほど、支持率は落ちていく、一発限りのばらまき景気対策だけでは景気はどうにもならない状況になっている。同時にぶち上げた消費税増税については、公表と同時に腰砕け状態に陥っている。

 既得権益の破壊と、税の無駄遣い(特殊法人のあり方、天下りを含む)を徹底的に暴露、破壊しない限り、国民は納得しないだろう。消費税上げをぶってみたところで、その後の迷走ぶりは無定見であることの証であり、麻生に政権担当能力がないことを示している。

 もちろん、野党民主党にも問題は多々ある。財界への強い姿勢が打ち出せないのは、やはり小沢も鳩山も旧自民党の政治家であるからだろうか?国民無くして国家滅ぶという基本を思い起こしてほしいものだ。

 しかし、いずれにしろ戦争屋ブッシュは去りつつある。
 新政権への置き土産に、イランと戦争を起こす可能性が指摘されているが、それをやればアメリカの財政は破綻である。まぁ、破綻させるのがブッシュの目的かもしれないが。
 それを許さないのもアメリカ国民の声だ。今回議会も民主党が多くを占めたことを注視しなければならない。大統領のみの権限で長期の戦争はできない。オバマはイランとも北朝鮮とも対話をすると公約した。ブッシュの悪あがきは一時の混乱をもたらすだろうが、早期に終結するだろう。

 日本でも、海外派兵の口実のイラク・アフガン戦争がなくなれば、北朝鮮の開放が進めば、今の自民党政権が行ってきたブッシュ追従の陰で利権をかすめ取る政治手法は終わりを告げる。
 北朝鮮強硬策の後退を、拉致解決の後退と決めつけるマスコミの劣化は甚だしい。もし、対話路線で各問題が解決した場合、強硬姿勢をとった日本にだけ、北朝鮮は協力しないだろう。
 どちらが国益にかなうか?

 さぁ、アメリカ人は選択をした。次に選択をするのは日本人だ。ここで変革の流れを止めてはならない。そうすれば、現在の新自由主義政権のドイツのメルケル、フランスのサルコジなどの政権も方針転換せざるを得なくなる。

 民主党を突き動かせ、さらなる国民目線の政策を突きつけよう。そして自民党政治に終焉を。
 それをできるのは私たち国民1人1人の1票でしかない。
 アメリカ人にはできた。日本人にできないことはあるまい。

 次に行動するのはあなただ、そう、Yes We Can!

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作者:眠り猫

更新日:2008年11月6日 15時43分

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オバマ大統領の誕生を祝う

 アメリカ大統領選挙。それ以前に、アメリカというものに、みなさんはどのようなイメージや感情をお持ちだろうか?
 私はカナダには2回行き、ナイアガラでは、アメリカ国境間際まで行ったが、アメリカ本国には、入ったことがなく、準州のグァムに2回行ったくらいだが。
 しかし、英会話学校でアメリカ人講師と接し、他の英語圏から来た講師とは比べ物にならないほどの明るさをもった、その姿には好意をいだいた。
 他方で、今、アメリカほど世界の悪として批判されている国もないだろう。それは今に始まったことではなく、私が学生だった、今から20年あまり前でも、政治学の教授が、「アメリカはなぜアメリカがかくも世界中で敵視されるのか、その理由をしろうとしない限り、永遠に人類の敵と呼ばれるだろう」と言ったのが記憶に残っている。

 一方で明るい、自由で開放的なイメージのアメリカ。他方で戦争と貧困のアメリカ。
 どちらもアメリカとい国が持つ二つの顔であり、さらにこの国は、宗教、宗派や、民族、出身国、出身地などでさまざまに分断されている。

 しかしである。
 アメリカが他国も抱えている上記のような問題の中で、1つだけ並はずれて優れている点がある。
 それは、「多様性への寛容さ」だ。
 もちろん、それをかたくなに拒む、キリスト教原理主義者が多いのもこの国だ。ブッシュの登極にはその力が大きく働いた。
 しかし、ブッシュは、クリントンの貯めた貯金を使い果たし、戦争三昧の挙句、史上最低の大統領の汚名を着て、2ヶ月後にはホワイトハウスから去る。その後、何らかの弾劾の対象にならないとは言えない。

 今日はそれは置こう。
 アメリカの「多様性への寛容さ」に祝杯を!
 たとえオバマが今の世界政治の難局に当たって、何もすることができなかったとしても、今日のアメリカ人の選択は、人類の進歩の一歩として讃えられるべきだと私は確信している。

 おめでとう、オバマ。すばらいしいぞ、アメリカ人。

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作者:眠り猫

更新日:2008年11月5日 17時43分

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久々の記事、ネタ拾い。

 記事更新を休み始めて1週間弱。下がったとはいうものの、それなりのアクセスとTBをいただき、感謝に堪えません。
 ぼちぼちと再開したいと思いますので、今日は短い記事を。

 話題は2つ。
 大江、岩波沖縄集団自決裁判については、大阪高裁が、一審に続き、原告の請求を退けた。二審にあたって原告側が用意した証人の証言を、でたらめと切って捨てたもので、これでなお、上告するというにはさらに別の証人とそれに基づく法構成を行わねばならず、稲田朋美をはじめとする右翼弁護士も御苦労な事だ。しかし、彼らの目的は騒がれることにあるので、あまり触れても始まらない。
 ただ、ひとつ肝に銘じておきたいことは、この裁判で原告が申し立てているのは、名誉棄損およびそれに準ずるものであるが、原告側は、何としても裁判所に、沖縄戦集団自決に軍の命令は無かった、といわせたいのであり、法廷においても、名誉棄損云々に関する、歴史的、資料的考察を行おうとしない。
 裁判所はあくまでも、執筆当時の情勢で大江氏、家永氏が、そう判断する状況にあったか?ということを問題にしており、原告が証人は意味をなさないばかりか、裁判所の心証を悪くしている。(最初は隊長付きの伝令として、隊長が手りゅう弾を島民に渡すなと言った、と主張していたのが、なんとその隊長に、伝令では無かったと言われ、急きょ、テントの外で立ち聞きした、と主張を変えるような始末では、証人としてなりたたず、それを無理に出すのは裁判所を愚弄するものである。)
 最高裁といえども、この法理からは外れることはないだろう。

 もう1つの話題は、前航空幕僚長が、政府見解とは異なる、先の大戦は侵略ではなかった、っという文章を、安倍晋三の個人的後援会の副会長を務める、極右のAPAグループ会長の出版記念パーテーィーで披露し、懸賞の300万円を射止めたことである。
 もはや、内容について語ろうとは思わない。
 また、日本に、「自虐史観」批判が最近増え、あの戦争のおかげで中国や韓国は近代化した、などという意見が散見されるようになっているのは事実であろう。
 この航空幕僚長という役職は、航空自衛隊のトップとされるものの具体的権限は無く、あくまでも防衛相を補佐するのが仕事である。よって任命も防衛相が行う。外局の防衛庁であった時代は、総理大臣が任命した。
 この男を任命したのは、直接か間接にしろ、あの安倍晋三である。そして今回、退職の直前に発表される状況で、安倍の後援会での意見発表というのは、次期衆院選の比例ブロックでの出馬を目指しているのではないかと考えられる。
 内容が稚拙なことからも、APAの懸賞論文に、航空幕僚長が出して、優秀賞をもらうのは、いわば出来レースであったに違いない。そして両者は安倍晋三という点でつながっている。

 この件は、さほど騒ぐ必要はないと私は思っている。すでに先の参院選で否定され、国民の意識も護憲に振れつつある中で、極右がお友達ごっこをやっても、日本は変わらない。
 問題とされるべきは、憲法九十九条で、憲法遵守義務を負う防衛相の補佐役が、過去の戦争に対して、反省が全くない内容で、政府見解と反する行為をした点であろうか。
 本人は自由に意見が言えないなら北朝鮮だ、と言ったが、北朝鮮で日本は悪くなかったと軍幹部が言ったら死刑になっていただろう(笑)。日本が北朝鮮でないことを見越しての、しかも退職寸前の「最後っ屁」である。

 内容的にも特に見るべきものはない、根拠のない陰謀論で、馬鹿右翼が喜ぶネタにすぎない。大勢に影響はないので、野党も適当に安倍いじめをしてくれればそれで良いと思う。というか、即座に解任されたことは、安倍政権下では無かっただろう。麻生政権は安倍よりはましということか。
 少しは褒めてやらないと。今後、徹底的にたたくので。

 では、久しぶりの記事はこの程度で。

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作者:眠り猫

更新日:2008年11月5日 1時33分

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消費税増税とセットになった、景気対策とやら

 麻生首相が、昨日発表した、財政出動ベースで5兆円の景気対策に続き、3年後の消費税増税を明言した。
 http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2008103001219
 具体的な税率までは言及していないが、これまでの麻生の発言からすれば、2%程度の小規模なものではなく、少なくとも5%(今までのベースで換算して、年間20兆円)の増税になるだろう。

 私のこれまでの主張を繰り返すと、私は高福祉・高負担を理想としており、消費税の増税ということ自体には反対ではない。問題はその使い道である。また、税制のゆがみにも言及しなければならない。
 今の時点で、麻生はその点については全く触れていない。また、3年後に景気が回復するという根拠や見通しも全くない。
 麻生の消費税増税の基本は、総裁選で述べられた、与謝野の財政再建派の考え方(消費税上げ)と、上げ潮派(景気回復による自然増収など)の双方の意見を折衷したようなもので、相変わらず、法人税は下げたまま、富裕層への累進課税の復活には触れようともしていない。
 それ以前、それで一応はうまく行っていた制度をコイズミが破壊し、格差が進み、一部企業は空前の利益をあげて内部留保にいそしんでいる状況には、何ら手を打つことなく、今回、赤字国債を財源とする1回限りの景気対策をしたからと言って、その赤字国債の負担を将来に残せないと言って、消費税の大幅な増税を述べるのはいかがなものか?

 これも、繰り返しになるが、消費税を大幅に上げるのならば、貧困の問題、企業が収益を再配分しない不公正な問題、最低所得補償や、教育・医療の無料化、消費税も食料品などの非課税などの措置をとり、年金も税方式にするなどの高福祉制度を導入することを前提に行うべきであるというのが私の主張だ。

 これを高福祉高負担と言うならば、麻生は、日本は「中福祉・中負担」だと言った。しかし、その具体的内容はなんら明らかにされていない。
 ビジョンが明らかになっていないのに、消費税の大幅アップだけを唱えるのは、財政再建派となんら変わりはなく、その政策の下では、貧困問題は全く解消されない。

 この期に及んで、依然既得権益や軍事費は聖域扱いし、それには手をつけずに消費税上げを唱えるのは、まことに無責任であろう。
 まず必要なのは、国民に安心を与えるビジョンであり、それの実現のために使うという確約の下に消費税を上げるならともかく、まったく裏付けや見通しのないままに、いたずらに税負担の増加だけを唱えるのは無責任極まりない。

 橋本政権下での消費税2%の上昇分は、ほぼその後の法人税減税分に用いられているのは事実である。企業太って、国民細る、では意味がない。
 とにかく麻生は、自分のビジョンを示すべきだ。その上で消費税アップの根拠を国民に提示するべきであろう。

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作者:眠り猫

更新日:2008年10月31日 4時8分

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「ファシズムはそよ風とともにやってくる」

 一昨日、夜。トラックバックをいただいた記事に面白いものが書かれていました。http://eigokiji.justblog.jp/blog/2007/08/10_ee27.html
 (by:マスコミに載らない海外記事)

 「簡単な10のステップで実現できるファシスト・アメリカ(ファシスト日本?)」
  ナオミ・ウルフ著、ガーディアン掲載、 2007年4月 24日火曜日


 以下の項目は、その10のステップを、内容を省いて羅列した物です。内容をお読みになりたい方は、ぜひ上記のURLへ飛び、お読みください。


 1 国内と国外に、恐ろしい敵を作り上げる
 2 政治犯収容所を作る
 3 暴漢カーストを育成する
 4 国内監視制度を作り上げる
 5 市民団体に嫌がらせをする
 6 専断的な拘留と釈放を行う
 7 主要人物を攻撃する
 8 マスコミを支配する
 9 反対は反逆に等しい
10 法の支配を停止する

 さて、上記の「ステップ」は、ブッシュ政権を念頭に置いたアメリカの状況を指しています。1の、「国内と国外に、恐ろしい敵を作り上げる」と言う部分は、まさに「テロリスト」と呼ばれる、顔の見えない、正体不明の敵を作り上げ、それを攻撃するためにアフガニスタンに侵略し、国内でも、イスラム教徒やアラブ人を敵としてつるしあげてきたことを指します。

 2は、グアンタナモ、アルグレイブなどの軍の収容所を思い起こしてください。
 以下、アメリカの情勢に詳しい人なら、思いあたることがすべて存在することに気づくでしょう。

 では、日本ではどうでしょうか?

 1は、公式にはアメリカの「テロとの戦い」に便乗していますが、日本独自の問題としては北朝鮮の核、さらに友好国のはずの韓国や中国をいたずらに敵視して、軍拡を叫ぶ産経新聞のような勢力(当然そのバックも)が存在します。

 2は、日本では、公式には存在しませんが、昔、留置所や拘置所が「代用監獄」として、一部の人を政治犯の疑いで、長期に拘留してきた歴史があります。

 3は言うまでもなく、日本には、街宣右翼と言う暴力装置があります。右翼=暴力団であり、自民党の手先として、ときには重要人物の抹殺に使われているという説もあります。

 4は防犯目的で、監視社会が形成されていますし、ネット上も監視されているのは間違いありません。


 5は、まだ顕在化してはいませんが、今後どうなるかわかりません。
 また、6と合わせ、昨日の記事に書いた、「転び公妨」による、市民運動家の不当逮捕というのは、すでに行われています。

 7は今のところ、めぼしい反体制活動家がいないのでないというに過ぎません。

 8は、もはや日本のマスコミは政府与党と財界に支配されていると言ってよいでしょう。

 9はまだ公然とは存在しません。アメリカでは、日本の最高裁に該当する組織の人事をブッシュが握り、全員をブッシュの子分に入れ替えてしまいました。

10はまだ日本では、公然とは起きていません。しかし、昨今の憲法をないがしろにしする自民党の態度はどうでしょう?。

 こう見てくると、日本において、ファシズムの足音がすぐそこまで来ていることがわかります。

 日本において、軍国国家になったのは、狭い意味では昭和4年の大恐慌以降と言えるでしょう。それ以前から大陸への侵略を進めていたのですが、本格的に、軍部による政権ができ、ひたすら戦争への道を突き進むようになったのは、わずか10年あまりの間のことです。

 「ファシズムはそよ風とともにやってくる」という警句があります。
 ファシズムは最初から、強権的な軍事独裁国家として登場しません。ドイツにおいて、第一次世界大戦後の、巨額の戦時賠償と、世界恐慌のために経済的に破たんした国家を救済するものとして、国民に歓呼の声で迎えられた、ドイツ国家社会主義労働者党が政権を取ったことが、ナチスの台頭のきっかけでした。

 国民の経済的な逼迫が、強い指導力を持った実は強権的な支配者の登場を願望し、それを利用して現れるのがファシズムだと言われています。

 日本がただちにそうなるとは言えないでしょう。しかし、過去の教訓から、そのような事態にならないように、注意していくことが重要だと思うのです。 私は、ファシズムはコイズミのように登場すると思います。今の旧来型の政治家からは現れないという気がしています。既得権益にしがみつく、衰亡していくだけの既存政治家からは、そのような、改革者は現れないでしょう。もし現れるとしたら、政界再編が起きて、そこで突如登場する若い指導者。既得権益を快刀乱麻のごとく切り裂き、一見市民の味方のような仮面をかぶって現れる可能性があります。

 もちろん、政権交代は必要なことです。しかし、あまりにも漠然と、急激な変化を待望しすぎると、ファシズムの登場を招きかねないということも頭の片隅に入れておく必要があると思います。

 9.11のとき、アメリカ人は、強い指導者として、ブッシュ大統領に80%以上の支持を与えました。それに乗って、ブッシュ大統領は世界中に戦争をばらまきました。
 そして今は、ブッシュの支持率は史上最低にまで下がっています。
 この間、上記の1から10までのような、民主主義の破壊が進められました。

 もし、ブッシュの支持率がもっと高かったら、アメリカ人が目覚めるのがもっと遅かったら、ブッシュは憲法を変えて、大統領3期目を狙ったことでしょう。

 私たちは歴史から学び、急激なカイカクを望むことなく、民主主義、自由主義の基本に忠実に、国家のかじ取りを任せられる人物、政党を選択する必要があるのです。
 日本人は、「自民党をぶっ壊す」と叫んだだけのコイズミを歓呼の声で迎えました。しかしその結果はどうでしょう?
 また、ついで、対北朝鮮強硬策で人気を博した安倍を総理として迎え、当初は70%とという高い支持率を与えました。まぁ、その後は安倍本人の無能さで自滅しましたが。

 日本人は、結構「ビッグマウス」(大ぼら吹き)にだまされる傾向があります。
 「若い」、「何かやってくれそう」というような期待感だけで、また大阪の橋下のように、テレビで顔が売れているというだけで、指導者に選ぶのは極めて危険なことです。

 ブームに流されることなく、その人物(政党)の政策をしっかりと見定めて、選挙に臨むべきでしょう。
 その意味では、今回の2兆円の現金ばらまきや、住宅ローン減税という「おいしい」餌をばらまく、麻生にも、気をつけた方が良いということです。

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作者:眠り猫

更新日:2008年10月30日 0時3分

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