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トップ > ポリシー > ポリシー - 人気ブログ(Blog)検索結果詳細 (2008年12月4日 3時)

会社法に問題あり!

雇用対策に3年で10兆円 予算特別枠案、首相が検討

景気後退を受け、雇用対策などのために今後3年間で計10兆円の予算特別枠を設ける案が2日、政府内で浮上してきた。毎年度の予算編成で「公共事業費は前年度比3%減」などと上限を設けている「概算要求基準(シーリング)」と別枠にする。歳出を抑えるシーリングの仕組みを維持しつつ、期間限定で景気対策を進める狙いだ。

 2日午前の閣議後、麻生首相が二階経済産業相や金子国土交通相と会い、予算特別枠案を話し合った。

 案によると、国の09年度予算から毎年3兆円規模の別枠を3年間続ける。主に失業者対策や新たな雇用創出などにつながる事業を想定している。財源には、公共事業などに限って発行できる建設国債などで賄う案が出ている。

 政府は毎年度の予算編成で、シーリングで分野ごとに上限を定めてきた。09年度予算編成では7月、小泉政権時代にまとめた「骨太の方針06」に基づき、「公共事業3%削減」や「社会保障費の伸びを2200億円抑制」などを閣議了解している。

 自民党内では、財政出動をしやすくするため、シーリング撤廃を求める声が高まっていた。2日には自民党執行部からも、3年程度のシーリング凍結を政府に求める動きが表面化。麻生首相はシーリングを維持する考えを示したが、一方で与党に「景気への機動的対応」も指示した。

 財務省など政府内では、シーリングを撤廃すれば「歳出増へ歯止めがかからなくなる」と警戒する声が強い。このため、期間限定の特別枠を設ける「折衷案」が浮上したと見られる。ただ、財源として建設国債の発行を増やせば国の借金はさらに膨らみ、財政悪化は進む。

(2008年12月3日3時8分:asahi.com)


100年に1度くらいの世界恐慌。景気が減退している中で、政府がターゲットとして掲げだしたのが、雇用対策。

自公政権が、ここに来て打ち出してきたこの雇用対策、周回遅れでやってきた感はあるが、どうしても選挙対策に感じてしまう。がしかし、最近の企業のなりふり構わぬリストラ発表劇を見ると、雇用対策、いやいや失業対策は、想像以上に深刻なのかもしれない。

彼ら与党政治家は、財源をどこから持ってきて、どこに手当てをするなんかは、大して痛手ではないだろう。所詮、彼らにとっては、懐が痛まない公金である税金。足りなくなれば、伝家の宝刀である「消費税率アップ」をポーンとぶち上げればいいわけだから、お気楽そのもの。

ここで問題なのは、その雇用対策の具体的なデザインだ。本当に、リストラされた労働者が救われる施策になるのか、ってところだ。この部分にこそ、高い給料を貰っている政治家に真剣に考えて欲しいところであるが、官僚主導の日本において、政治家はお飾りに近い存在にまで堕落しており、恐らく、失業者目線での具体案は出てこないのでは、と期待も少なめだ。

今、望まれるべき施策は、企業が景気の変動によって、労働者を駒扱いにできる仕組みと過度な競争社会という社会的な不安定さを解消することであろう。

労働者派遣法という法律を筆頭に、労働者に絡む法律が、労働者を守る色合いが薄いという点が大きな問題である。人材の流動性への狙いがある、という風潮もあるが、所詮、そんなものは、人材派遣会社の繁栄のためだけに作られた虚構であって、企業にとっても、労働者にとっても、双方利益なんて、ありはしない。

過度な競争社会が今、当たり前の風潮となり、人間として殺伐とした方々が巷に急増している。ちょっとしたことで、イライラ、ちょっとしたミスで解雇、といったサバイバル社会において、人の情たるものは不要扱いにある。勝ち残るために、隣の席に座る同僚に対しても敵対視する有様。競争社会が故に、企業の経営者も、血も涙もない決断を連発し、いつしか犯罪スレスレの道を歩くことになる。

こんな過酷とも言えるエンドレスな社会形態を作り出したのはなんなのか?

それは、商法改正に伴い、新たに出現してきた「会社法」なのではないか。


M&Aを容易にし、そして、三角合併すら容認し、弱肉強食が常態化する社会に作り替えた張本人。M&Aを恐れるあまり、企業経営は、株価を注視し、なるべく留保金を積み増す方向性にならざるを得ない。防衛に次ぐ防衛。いつ乗っ取られるか、という不安を抱きながらの経営の中で、企業経営者は、その1点を理由に、血も涙もない決断を断行している。低賃金、経費縮減、リストラ、などなど、いつも割を食うのは、末端の労働者なのだ。

米国の戦略の一環であった、商法改正も、今、日本社会において、確実に力を発揮している。日本人同士で潰し合いを行い、いがみ合い、住み難い世の中をわざわざ作り上げている。生活をするだけで精一杯という人も多くいる中で、自公政権は、いつまでたっても、霞ヶ関の住人の操り人形でしかない。この体たらくに一喝を入れられる知識人もなく、国民は、絶望の淵に立たされている。

今の日本のシステムにおいては、ダメな政治家を変える、ことしか、この苦境を脱する方法はない。そのためには、目先の利益のみ追いかけるのではなく、先見性を持った上での決断が、いよいよ必要な時だ。

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更新日:2008年12月3日 21時3分

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官僚の武器を公開せよ!

今日、TVタックルを見ていた。
勝谷誠彦氏が政治家に対して、かなり激っていて、政治家4人が沈黙に陥っていた。

田母神氏の問題を例に、文民統制(シビリアンコントロール)が話題になっているとした上で、今の政治家と霞ヶ関の官僚との関係が、まさに文民統制ができていないと強烈に指摘していたのだが、そこは、官僚主導の日本国家においては、問題とならない、ように、官僚らが裏で画策していることなのだろう、と感じた。

江田憲司議員は、次期総選挙の焦点は、「官僚主導の打破」だと述べた。民主党が今掲げているマニュフェストがもし、そのまま断行されれば、日本国家の景色がドラスティックに変わる、とも言っていて、今、霞ヶ関の住人は、麻生総理に愛想をつかしつつも、民主党に政権を取らせたら、官僚主導の官僚パラダイス国家が破滅することを知っているために、ある意味、戦々恐々なのだとも言っていた。

この国は、物凄くお人好しの民族が住む国である。税金として、お国に必要以上に搾取されても文句を言うどころか、自死を選んで、国に文句すら言わない。実に、良くできた民族だ。

その民族性を逆手にとって、税金という公金を好き勝手に人生の余興のタシにしているのが、霞ヶ関の住人である。もしかしたら、その背後には、別の訳の分からない組織が存在するかもしれないが、取り敢えず、いずれにせよ、霞ヶ関の住人が日本国における癌になっていることには違いあるまい。

その霞ヶ関の住人にしっかりと引導を渡せるか否かの天王山とも言える決戦が次期総選挙であるが、それでも自民党に無思考のまんま投票してしまう人もいるのだろう。

一見、平和そうに見えて、一見、正義がまかり通っているように見えて、一見、近代国家であるかのように見える日本であるが、しかし、その実態は、天下りや汚職や税金の無駄使いを平気でやってしまう、腐った官僚が牛耳っている、情けない国家なのだ。


官僚一人一人に尋問して、「今後は、人として更正しなさい」と仮に説教したとしても、なんら効果は期待できないであろう。それよりも、政治家と官僚との癒着の関係を終焉にさせて、官僚機構や官僚文化そのものを改変するしかないだろう。

官僚は、頭は良い。ある意味、悪知恵という意味では卓越している。そんな官僚の意識そのものを当たり前の状態に誘導するためには、官僚の悪知恵そのものを、全面的に公開してもらう、あるいは、全面捜査して、公開する、というステップが必要なのではないだろうか。

官僚が持つ武器そのものがディスクロージャーされれば、官僚もただの人なのだから。



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更新日:2008年12月1日 22時27分

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子どもの叱り方って?

子どものしかり方:思春期編 焦点絞り、具体的に(1) 反応に変化

「待ちなさい」「もう、いいっ」--。背を向けた長男(14)を追いかけながら東京都三鷹市の会社員、亮子さん(44)=仮名=はため息をつく。「最近、物知りになり親に言い返す。きつくしかるとプイッと行ってしまいます」

 ●反応に変化

 思春期の子どもの扱いは難しい。学校マガジン「おそい・はやい・ひくい・たかい」編集人で名古屋市の小学校教員、岡崎勝さんは「善悪を明快にシンプルにしかって」と勧める。10代の子どものしかり方はもともと気を使うものだが、10年ほど前から子どもの反応が変わったと、岡崎さんは指摘する。

 目立つのは次のタイプだ。

 (1)しかられることをどう受け止めていいかわからず笑ったりする。立ち直りが早く同じことを繰り返す

 (2)暴力をふるわれてきたため、男女関係なく粗暴。言葉でしかっても通じにくい

 (3)理屈をこねて言い返し、通用しないとキレる

 岡崎さんは「幼少時に善悪を明確に教えられない親が増えた」とみている。「学校の物を壊さない」などの基本的な事柄を理解していない子が増えた。(3)のタイプは、親が理詰めで納得させようと試みて、何をしかられているのかの焦点がぼけてしまった状態のことをいう。

子どものしかり方:思春期編 焦点絞り、具体的に(2) 事後のケア大事

「親は自分の正義感や怒りをぶつけていい。社会の規範が崩れ、大人も迷うのでしょうが判断に悩むことはしからなくていい。私は生徒に茶髪は『いけない』ではなく、『先生は良くないと思う』と伝えています」

 悩みなどはしかった後で聞く。小学校高学年ともなれば大人と同様に自尊心が傷つく。事後のケアが大切だ。良くないのは母親が父親の顔色をうかがってしかるケース。子どもに何が問題なのかが分かりにくいからだ。

 長崎県大村市の精神科医、宮田雄吾・大村共立病院副院長は「効果的にしかる技術が必要だ」と提案する

◆宮田医師のしかる技術5カ条

①八つ当たりに注意
大人がストレスを子どもにぶつけることはよくある。
「早くしなさい」など大人の都合でしかる場面も多いので認識する。

②口調や表情に注意
「なぜ○○なの!」など挑発する言葉の響きは反発を招く。
自分の口調や表情が相手にどう感じられるか意識する。

③環境に注意
騒音、他の子の好奇の目など、子どもが気をとられる要因を除く。
しかられることに集中できる環境で。

④指導は具体的に
どう振る舞えば良いか戸惑う子もいる。
「ちゃんとしなさい」「やめなさい」より「○○しなさい」

⑤人格は責めない
「だめなやつ」など人格攻撃は自尊感情を傷つけ反発を招く。
暴力も同じ。
行為だけ指摘し「君ならできる」という思いを伝える。

子どものしかり方:思春期編 焦点絞り、具体的に(3止) 話し合いも

ぜひ把握しておきたいのはしからない方が良いケースだ。

 人を陥れるうそは厳しくしかるべきだが、周囲に調子を合わせようとしたり、本人が体面を保つためにうそをついた場合がそれ。「そう?」と受け流し、子どもの気持ちを肯定してから他の言い方を教えるといい。知識や能力が足りず失敗した場合や不登校などで悩んでいる時も同様だ。「分かっていてできないことをしかられたら大人でもつらい。問題解決を話し合うなど対応を変えましょう」と宮田さんは指南する。【大和田香織】

 ◇「コミュニケーション重要」

 教育情報誌「プレジデントファミリー」は今夏、学習塾の市進学院と共同で小6親子295組を対象に、成績上位層と普通層のしかり方を調べた。「スパッと短くしかる」は上位層で親53%、子31%、普通層で親44%、子20%だった。「親の体験を話す」「たとえ話をする」などしかり方に工夫している割合はいずれも上位層が普通層より少なかった。鈴木勝彦編集長は「コミュニケーションをとり、子どもをよく観察することが大切」と話している。

(2008年11月23日:毎日jp)


(1)しかられることをどう受け止めていいかわからず笑ったりする。立ち直りが早く同じことを繰り返す

(2)暴力をふるわれてきたため、男女関係なく粗暴。言葉でしかっても通じにくい

(3)理屈をこねて言い返し、通用しないとキレる


名古屋市の小学校教員、岡崎勝氏は、10年ほど前から子どもの叱られた時の反応が変わってきた、と上記3つを指摘している。

どうだろう?

この3つには共通点があるのではないか?

それは、いずれも子ども達は、「自分の存在を守ろうとしている」ということだ。

(1)は笑って受け流すことで相手の機先を制し、(2)は粗暴に振る舞うことで相手を威嚇し、(3)はロジックを使って相手の理屈を封じ込めようとする、どれも自分自身を守るために必死になってこうじていることが分かる。

彼ら子ども達をこういった状況に追いやっている原因は何なんだろうか?

それは、「子ども一人一人は一人格者である」、という普遍の真理を大人達が理解していないことである。

子どもなんだから、まだ理解できないだろう、子どもなんだから親の言うことを聞いて当たり前、子どもなんだから、生意気なことは許されない、子どもなんだから、親のしつけに対して刃向かってはならない、等々。。

こんな傲慢な固定観念(思想、考え)で、我が子に接し、彼らの存在を脅かし続けているのは、実は、親達、大人世代である。それでいて、なおしつこく小言を並べ、子どもの心をさらに追い込み、そして子どもの心の破壊すらしてしまうのだ。実に、怖ろしい現実だ。

彼ら子ども達の願いは、

・大好きな両親に存在を認められたい
・大好きな両親に甘えさせて欲しい
・大好きな両親に褒めてもらいたい


というものでしかない。

どうだろう、これら3つの幼子の願いを叶えてあげることは、我々大人世代にとって、それほど難しいものなのであろうか?

よ~く、考えて欲しい。

叱ることで、子どもの存在を否定していないのか。
叱ることで、子どもの甘える気持ちを封印していないのか。
叱ることで、子どもの褒められて嬉しいという気持ちを潰していないのか。


「どこまで叱られれば、僕(私)は両親に愛されるのだろうか」、と、途方に暮れている少年・少女達は、ただただ、自分の存在を守るだけで必死なだけだ。

そんな健気な子ども達の悲しいメッセージを真摯に受け止めることができない我々大人世代の方に、大きな責任がある、と断じても構わないと考えるが、いかがであろうか。



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更新日:2008年11月24日 16時39分

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子供のロボット化に対する懸念

<ベネッセ調査>「子供は勉強すべき」「テストあった方がよい」 19年前より「まじめ」になった小学生

「子供は勉強すべき」と考える東京の小学生が19年前の45%から64%に増えたことがベネッセコーポレーションの調査でわかった。「テストはあったほうがよい」と考える子の割合も増えており、同社では、大人の考えを理解してその場にあった態度をとれる「良い子」が増えているとみている。

 調査は1988年と2007年、東京23区の公立小学校6年生とその保護者を対象に質問紙に記入する方式で実施。88年は小6約870人、保護者は約820人。07年は小6、保護者とも約850人。小6の男女比は概ね半々で、保護者はほとんど母親が回答した。

 「子供は勉強しなくてはならない」と考える小学生の割合は88年から18ポイント増え、07年には64%になった。また、「テストは自分の成績が分かるのであったほうがよい」も60%から74%に増えている。

 同社の木村治生・教育調査室長は、88年より子供らしい「やんちゃさ」が抑えられ、「まじめ」な子供が増えているとして、「学力低下論議が起きて以降、家庭が子供の教育にかけるパワーが高まっているが、保護者の働きかけが多すぎると、子供の自立を妨げる」と懸念する。また、友達同士で切磋琢磨する機会や、地域の働きかけが減り、「家庭が子供に与える影響が大きくなっている」と分析する。調査では「人に負けるのが嫌い」な子は67%で、88年から8ポイント下がっている。

 親が子供の進学に期待する割合も高まっている。07年調査で「子供を四年制大学・大学院に進学させたい」親は73%で、88年の47%と比べ26ポイント増。「実力より学歴を重んじる」と考える親は84%から67%に減っているものの、「わが子には受験戦争を勝ち抜いてほしい」は69%でほぼ変化がなく、「子供には受験の苦しみを味わわせたくない」が56%から35%に減るなど、学歴に対する意識はまだ高いことが伺える。

 木村室長は「88年ごろに比べて、受験の厳しさが和らいでいることと、受験の苦労をすることも大切だという親の意識があるのではないか」と推測。中学受験をする子供たちの中では、受験で「人間として大きく成長する」と考える子が63%から76%に増えていることにも、親の考えが影響しているのではないかとみる。【岡礼子】

(11月15日10時0分配信 毎日新聞)


子供のロボット化が進行している、そう感じた。子供を大勢集めた中で、どの子を仮に無作為に選んだとしても、「子供というのは、子供時代にちゃんと勉強しないと、負け組になって、良い暮らしが出来ない」という判で押したような回答が帰ってきそうで、恐怖すら覚える。金太郎アメで例えれば、どこを切っても、同じ顔の子供が、そこにある、そんな感じだ。

「子供は勉強しなくてはならない」と考える小学生の割合は88年から18ポイント増え、07年には64%になった。また、「テストは自分の成績が分かるのであったほうがよい」も60%から74%に増えている。

東京23区の公立小学校6年生とその保護者が対象なので、全国の全ての意識がこのデータと符合するとは言えないが、この傾向は、社会情勢の影響を少なからず受けている。景気不安、リストラ、格差社会、競争社会、といった殺伐とした社会背景で必死に生活を維持しようと努力している親達の姿を目の当たりにしている子供達は、「勉強しなくてはならない」という呪縛に恐怖という強迫観念に脅されながら、当たり前のように、固定観念化していく。その固定観念が、子供時代にしか味わえない遊び、感情、友情、といったものを無造作に奪っていく。

さて、子供時代にしか味わえない遊び、とか、感情、とか、友情、といったものを取得していない子供達の末路はどんなものが予想されるのだろうか?

社会から提示されるもの、会社から提示されるもの、他人から提示されるもの、そういった形で自分の行動を規定して貰わないと、動けない人間、すなわちマニュアル化人間の出来上がり、それが想定される。

自分の意志で自分の考えで、自分の未来を切り開くことが出来ない創造性の低い人間が巷に溢れることになる。そういう人間は、当然、自分を持っていないので、常に不安であり、常に自分に対して自信が持てない。そして、なにか挫折的な体験に出会ってしまうと、急激に落ち込み、自分を責め、なおかつ社会を責め立ててしまう。そして、・・・

秋葉原無差別殺傷事件は、まだ記憶に新しいが、あの問題は、個別の特異事情だけが要因ではなく、社会風潮の劣化による要素が極めて大きい。社会風潮の劣化、つまり、思考をしない人間を拡大生産のように輩出していく社会風潮、これがあのアキバ事件の核心であり、この危機的状況にメスを入れない限り、若者の絶望感を救うことはできない。

子供のロボット化、マニュアル依存人間の増殖、これが今日本が抱えている問題の表面上に表れている事象である。

己の個性を表現する自由のある子供達が、大人達のエゴによりMUST(~ねばならない)を強要されている。勉強しなければならない、良い子でなければならない、協調性がなければならない、学歴が良くなければならない、~ねばならない、・・・、そんな悪しき固定観念を植え付けられた子供達は、身動きがとれなくなり、己を捨てる選択を孤独に決意する。つ・ま・りは、ロボットになることを選び取る、ということだが、本人はその重大な意味すら知らずに、いやそれしか選択肢がないというのが正確な事実であろう。

大人達の栄華の為だけに、弱者たる子供達は、どの時代も従うしかないのかもしれない。子供達に発言権を与えようが、所詮子供の戯言だ、と切り捨て、大人達のエゴに根ざした考えを押し進めるのが世の常だ。しかし、今この国に育つ子供達が、「思考」を捨て、「従順」を選び取るのであるならば、この国の未来は、操縦不能に陥るであろう。


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更新日:2008年11月16日 15時5分

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オバマ氏は「年次改革要望書」を排他すべきだ。

「米国に変化が訪れた」 オバマ氏が地元シカゴで勝利演説

(CNN) 米大統領選で次期大統領に確定した民主党のバラク・オバマ氏は地元イリノイ州シカゴで、推定12万5000人の支持者らを前に演説した。オバマ氏は「きょうこの日、米国に変化が訪れた」と宣言したうえで、米国が直面する課題に真摯(しんし)に取り組む姿勢を示し、国民の協力を求めた。

オバマ氏は演説の冒頭で、「米国の可能性を疑い、建国者たちの夢や民主主義はまだ生きているのかと問う人たちがまだいるとしたら、今夜がその答えだ」と語りかけた。落ち着いた、真剣な表情で「この国は単なる個人の集団でも、民主党と共和党の寄せ集めでもなく、アメリカという合衆国なのだ」「希望へ向けて、歴史の舵をとる日がやって来た」と話し、支持者らは涙と拍手で受け入れた。

オバマ氏は続いて、共和党候補のジョン・マケイン氏から勝利を祝う電話を受けたことを報告し、「マケイン氏の国への貢献を祝福し、米国の約束を再生させるために今後も協力していきたい」と表明。家族や選挙スタッフに謝意を示したうえで、「これは皆さんの勝利だ」と述べた。さらに、リンカーン大統領の演説の言葉を借りて「人民の、人民による、人民のための政治は滅びていなかったのです」と力を込めた。

同氏はここで、米国が直面する戦争、経済危機などの課題を挙げた。「解決には時間がかかる。1年、いや1期をかけてもたどり着かないかもしれない。だが約束しよう、われわれは1つの国民として、必ずそこへ到達すると」と語り、選挙戦のスローガンともなった「Yes, we can(私たちにはできる)」の言葉で会場に呼びかけた。続いて、国民の愛国心や責任感、党派間の分断をいやす精神がなければ、変化は実現しないと強調。「私に投票しなかった人々にも言いたい。皆さんの声に耳を傾けたい。皆さんの助けが必要です。私は皆さんの大統領にもなる」と語った。同氏はさらに、建国者らが「丘の上の輝く町」と表現した米国の理想を、世界にもう一度示そうと訴えた。

オバマ氏はまた、ジョージア州アトランタで投票した106歳のアフリカ系米国人女性がいる、と紹介。「この国のいい日も悪い日も見てきた彼女は、知っているのだ。米国は変われるということを」と語った。そして「われわれの子どもたちが彼女のように長生きできたら、その時米国はどんな変化を、どんな進歩を遂げているだろう」と問いかけ、「懐疑の声にはYes, we canの精神で答えよう」と演説を締めくくった。

(2008.11.05 Web posted at: 15:28 JST Updated - CNN)


米国という国が、今日、大きく揺れ動いた。国もそうだが、その地に立っている多くのアメリカ人の心が揺れ動いたのであろう。米国初の黒人大統領誕生は、圧勝という形で終幕を迎えた。

さて、米国という国は本当に変わるのだろうか。そして、超大国として君臨する国である米国は世界に対しても変わることができるのだろうか。日本にとっても、この大統領選は対岸の火事ではなく、とても密接な関係にある出来事である。日米同盟への影響度合も注視せねばならないだろう。

オバマ氏の強みは、観衆を魅了する絶妙の間の演説、母国を中心に差別なく集結しようではないか、というアメリカ人の愛国心をくすぐるという戦略、これではないだろうか。

「リベラルのアメリカも保守のアメリカもなく、ただ“アメリカ合衆国”があるだけだ。ブラックのアメリカもホワイトのアメリカもラティーノのアメリカもアジア人のアメリカもなく、ただ“アメリカ合衆国”があるだけだ」
(Wikipedia)

2004年のオバマ大統領の基調スピーチだ。政治家としてのこの戦略、実に巧妙で、しかし、今の米国が抱えている問題解決への唯一の手法とも言えるわけで、この戦略は必然から生まれてきたとも解釈できる。

今回のオバマ氏の圧勝とオバマ氏のスローガンで、今米国民は一つになろうとしている。イラク戦争の泥沼化、超格差社会の常態化、医療保険不備の慢性化等で、米国民はバラバラにあったが、ここで一気に気持ちが集結された。この国民の一体性は実に怖いところでもある。

オバマ大統領の目が世界と米国の両方に目がしっかり向けられているうちはいいであろうが、米国のみ優遇する方向にシフトした時に、また米国は暴走する可能性がある。カリスマ性を帯びたオバマ大統領についていけばアメリカは大丈夫だ、という神話がもし、国民の中で生まれるならば、またしても米国は世界の脅威に変貌するからだ。

米国は良い意味でも、悪い意味でも、エネルギーの高い国である。違う言い方をすれば、熱狂的な国民性があり、それが時に凶器になることさえあると考えられる。今、米国に必要なことは、冷静沈着に一つ一つの悪事を検証し、その歪みを修正することだ。決してお祭り騒ぎのように熱狂することではない。そこをはき違えると、熱狂的なエネルギーは、国外に出て暴走列車と化す可能性があろう。

日本にとっては、米国の大統領が民主党であっても共和党であっても、大きな違いはないとも言える。もし、オバマ大統領という人物が真に人種差別等、差別を否定する人物ならば、即刻、「年次改革要望書」という悪習を排他すべきだ。それが出来ないようならば、人権派弁護士という過去の肩書きは嘘ということになろう。


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更新日:2008年11月5日 23時58分

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改正特電法によるネット言論規制の是非について

「神州の泉」にて、”小野寺光一氏の重大警告(ネット言論規制の動きを厳戒せよ!!)”というエントリーが10月20日にあった。

「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律」に関する内容であるが、小野寺氏曰く、「ネット上のブログや、メルマガを言論弾圧する」という可能性について強く示唆しており、私も危機感を感じたことから、総務省の該当課に問い合わせてみた。以下に、質問・回答形式で列挙したいと思う。


■総務省通信基盤局電気通信事業部消費者行政課 T氏

1.そもそも今回、法律を改正しなければならなかった理由は何ですか?


・現行法では、迷惑メールに関して有効ではなかったため。
・平成14年に「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律」を制定。携帯メールに迷惑メールが多くなったので、減らそうという事で制定。
・平成17年、罰則規定(刑事罰規定)を増やした。
・平成20年6月6日に改正特電法公布。
・迷惑メール相談センターに、25万~35万件/月の相談があった。
・迷惑メール相談センターから総務省に転送され、詳細は分析された。

2.今現在、総務省で詰めている作業とは、政令のことを言うのか?

・今、行っているのは、省令である。今回は、政令の作業はない。ガイドラインの作成も行っている。
・省令については、11月上旬までに作成完了予定。12月1日改正特電法施行前に省令は完了している必要があるため。

3.特定電子メールの対象は、何か?

・法律に書かれている通りである。

4.メルマガは対象になるのか?

・対象になる。
・但し、政治的なもの、公益性のあるもの、国が発行するものは対象外である。
・メール本文の中で、営利的なホームページへの誘導があるものも特電法の対象になる。
・営業を営む内容でなければ良い。
・同意をとったものに対しては、送信してもいい。

5.フォローメールは、対象になるのか?

・さらに宣伝する話になるので、対象となる。

6.オプトイン方式による規制であるが、受信者の「苦情」がなくても取り締まりをするのか?

・受信者の苦情があって初めて取り締まりができるというのが基本である。
・ISP(インターネットサービスプロバイダー)に迷惑メール(スパムメール)が大量に来て、ISPから苦情が来た場合には取り締まりを行う。
・苦情がないと、外部からの取り締まりは基本的には不可能。(外部から内容確認ができないため)

7.違反した場合、まず総務省が調査にあたるのか、それとも警察が調査にあたるのか?

・「直接罰規定」に該当するもの:警察が対応
・「間接罰規定」に該当するもの:総務省→警察の順番で対応
・「警告メール」→「報告徴収」→「措置命令」→「警察に告発(刑事告発)」という流れ
・「措置命令」までは、総務省からの警告にしか過ぎない。(法的に拘束されるのはそれ以降)
・法律第5条違反については、直接罰規定により警察が対応する。

(送信者情報を偽った送信の禁止)
第5条 送信者は、電子メールの送受信のために用いられる情報のうち送信者に関するものであって次に掲げるもの(以下「送信者情報」という。)を偽って特定電子メールの送信をしてはならない。
 一 当該電子メールの送信に用いた電子メールアドレス
 二 当該電子メールの送信に用いた電気通信設備を識別するための文字、番号、記号その他の符号

8.違反していないのに、受信者が意図して苦情するという冤罪も考えられるが、それについての対処は検討しているのか?

・同意を証する記録などで対応。(1年間保有義務を予定)
・個別で判断する。

9.同意を証する記録とは具体的に何か?それは双方持つことが必要なのか?

・省令、ガイドライン、逐条解説(未公開)にて、指定する。
・同意を証する記録は、法律第3条2項、省令第5条で規定。
【法律第3条2項】前項第一号の通知を受けた者は、総務省令で定めるところにより特定電子メールの送信をするように求めがあったこと又は送信をすることに同意があったことを証する記録を保存しなければならない。
・送信者のみが保存義務がある。
・「問題が起きた時、受信者にも保存義務があった方がいいのではないか」、の問いには、それほど信憑性のあるものとして認識していない、とのこと。(義務にしているが、証拠性は低いものと認識しているということ)
・同意を証する記録は、送信者のメールアドレスと受信者のメールアドレスとで確認できればいい。
・送信者も受信者も匿名で構わない。

10.あらかじめ同意を得るために送信するメールは、特定電子メールの対象になるのか?

・対象になる。
・ただし、法律第3条2号から4号のものについては、送信しても可能。
・政治、NPO、個人でのやり取り、宗教等については、非営利なので、特電法の範囲外である。

11.表現の自由に対しては、配慮しているのか?

・ギリギリのラインで配慮している。


以上の聞き取り調査から分かることは、

・メルマガは特電法の対象になる。
・メルマガ会社、発行者共に特電法の対象になる。
・メルマガ機能を把握した上で使用しないと、発行者責任を問われる可能性がある。
・政治的な内容に専念しているメルマガは対象にはならない。
・直接罰規定に該当するものは、即警察対応となる。
・間接罰規定に該当するものは、4段階の対応が用意されている。
・「同意を証する記録」は義務であるが、信憑性の高い証拠として扱わない。
・取り締まりは基本的には、苦情発生主義に基づく。
・ボットネット等を駆使した冤罪に対する法的対応は不十分と考えられる。
・逐条解説が公開されない事が、不可解である。

ということになる。

メルマガに対しての包囲網は確実に狭められているが、政治に専念する内容については対象外である、という言を取ったので安心したいところであるが、しかし、実際にあがってくる省令、ガイドライン、逐条解説、あるいは運用上の通達等で、さらなる締め付けが行われることも想定できるので、油断はできない。

直接罰規定に該当する場合は、警察の権限で国家権力が行使される。いわゆる警察の持つ裁量により発動されるものであり、ターゲットとして狙われた場合、確実に法的拘束を受ける。つまり、国策捜査の対象に見事選出された場合は、この法律によって検挙されるということだ。

間接罰規定に該当する場合、「警告メール」→「報告徴収」→「措置命令」→「警察に告発(刑事告発)」という流れに沿って、法律の施行が行われるが、このプロセスが確実に行われていることを我々国民はしっかり監視せねばならない。もし、一つでも段階を経ずに行われたならば、それは、施行ミスであり、法執行者による重大な違反行為と断じてもいい。

気になるのは、「同意を証する記録」の位置づけが低いということだ。保存義務を課しているにもかかわらず、実際に警察が介入した場合、この記録のプライオリティ(優先順位)は低いものとして扱われるらしいことから、結局、警察の裁量権が優先されることを意味する。(低く扱われる理由は、恐らく改竄が容易であるということであろう。)

今回の改正についての経緯や迷惑メールの現状についての詳細は分からないが、本当にここまで規制する必要があったのか、という疑問は残る。迷惑メールの発信箇所が国内なのか、国外なのか、そしてその比率はどの程度にあるのか、という資料があれば見てみたいものであるが、もし、国外の比率が多くを占めるものなら、国内に対する法的規制と国外に対する法的規制を別もので扱うという柔軟な対応の方がよりベストであり、そうであれば、表現の自由も、もう少し確保できたのではないか、と考えられる。

12月1日に省令が公表され、同時に法律が施行される。その中身を吟味し、あまりにも不可解な内容があれば、それは総務省に対して、正当な抗議をせねばならない。

「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律施行規則の一部を改正する省令案及び特定電子メールの送信等に関するガイドライン案に係る意見募集(平成20年10月16日(木)まで)」が終わってしまった以上、今は静観するしか方法がないが、表現の自由を守り抜く為にも、油断はできない。




◆2010年に向けての懸念事項を周知せよ!
http://blog.livedoor.jp/passionmaster/archives/50180970.html

◆特定電子メールの送信の適正化等に関する法律
http://www.soumu.go.jp/joho_tsusin/d_syohi/h20kaisei_amendedtext.html

◆特定電子メール法の平成20年改正について
http://www.soumu.go.jp/joho_tsusin/d_syohi/h20kaisei.html

◆特定電子メールの送信の適正化等に関する法律施行規則の一部を改正する省令案及び特定電子メールの送信等に関するガイドライン案に係る意見募集
http://www.soumu.go.jp/s-news/2008/080916_2.html

◆新規制定・改正法令
http://www.soumu.go.jp/menu_04/s_hourei/new_hourei.html

◆電気通信消費者情報センター
http://www.soumu.go.jp/joho_tsusin/d_syohi/m_mail.html

◆特定電子メールの送信の適正化等に関する法律(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%89%B9%E5%AE%9A%E9%9B%BB%E5%AD%90%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%83%AB%E6%B3%95

◆ボットネット(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9C%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88


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作者:passionmaster

更新日:2008年10月30日 13時53分

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サキヨミ・ショックの反響

年次改革アクセス
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サキヨミ・ショック発生!

26日の23時頃から当ブログへのアクセスが異様に上昇した。23時から24時にかけて、ユニークアクセスは97。翌日27日終日で、435アクセス。

上図は、28日18時20分頃現在までのサーチワード結果である(10月中のデータ;上位20を選出)。グーグル検索やヤフー検索等でのアクセスであるが、サキヨミLIVE効果が露骨に出た様子が窺える。年次改革要望書の用語絡みで109アクセス。いかに、サキヨミLIVEの内容にインパクトがあったかが分かるであろう。

それだけ、「年次改革要望書」が都市伝説化していたわけで、今回の報道が、ある意味、裏付け的な役割を担うことで、今後、情報の拡大がますます期待される。

渦中の外務省が、どんな様子にあるのか、という事で、外務省に問い合わせを敢行してみた。

(外務省北米二課)

・10月15日に要望書の交換が日米間で執り行われた。
・米国側の要望書は霞クラブ(外務省の記者クラブ)に配布した。
・今回は、記者に向けてのブリーフィング(説明会)は行っていない。
(ちなみに、昨年は行っている)
・ブリーフィングを行わない理由は特段ない、とのこと。
・個別のマスコミからの問い合わせについては説明をした。
・対応した外務省職員は、サキヨミLIVEを見たとのこと。


(参考)「日米規制改革及び競争政策イニシアティブ」に関して(2007年10月24日)
http://blog.livedoor.jp/passionmaster/archives/50175143.html

その他色々と質問したが、昨年と同様の回答であって、外務省としては対等の立場での意見交換程度に捉えている、との姿勢であった。宗主国と属国の関係ではないか、その顕著な関係を浮き彫りにしているのがまさにこの年次改革要望書ではないか、というニュアンスで突き上げるような問いかけに対しても、「いやいや対等な立場でのやり取りであって、なんでもかんでも受け入れているわけではない。出来ないものについては、ちゃんと断りを入れている。」という疑惑に満ちた回答しか引き出すことは出来なかった。

恐らく、一般国民が外務省に対して、問いかけをしても、門前払いされるのがオチであろう。霞ヶ関の住人にしてみれば、一般国民は奴隷的な存在であって、そんな隷属民に対する懇切丁寧な回答など不要と考えるのが筋だからだ。あるいは、相当なるプレッシャーが外務省全体を覆っていて、国民に開示すべき情報も開示できないというジレンマにあるのかもしれないが、しかし、どちらかと言えば、年次改革要望書によるマインドコントロールに陥落している、と考えた方が正しいのかもしれない。

問題は、この国の情報を司る存在であるマスコミの姿勢だ。彼らマスコミが米国に加担している、あるいは味方している可能性が強いからだ。1996年に行われた「日米保険協議」においてもマスコミによる日本側の姿勢に対しバッシングが行われ、当時大蔵省にいた榊原英資氏がマスコミの背後からの攻撃に対して遺憾とする言を述べていた事を関岡英之氏がビデオで解説していた。情報の神となっているマスコミが、国益を考えて死守しようとしている官僚を背後より攻撃してしまっては、孤立無援になってしまうのは必至であり、最終的には国益ではなく、世論の圧力に屈する結果になってしまうのは致し方ないとも言える。

「政治家、官僚、マスコミが三位一体になって、国益を目指さなければならないのに、この国は、状況状況によってバラバラに機能している」

今回のサキヨミ・ショックは一定の効果をもたらしたと考えられる。年次改革要望書を知っている人にとっては、まさに晴天の霹靂、地球が逆立ちするくらいの驚きであったと思う。

今、この年次改革要望書という封印が解かれ、風穴が開いた中で、次の報道が切望されよう。一度開いた風穴が二度と塞がることはないという確信のもと、年次改革要望書の議論が国民的議論の中心に置かれる日もそう遠くはないと考えられる。

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更新日:2008年10月29日 10時34分

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アクセス不能という怪

◆ブログ閲覧障害のお知らせ

いつもlivedoorをご利用いただきありがとうございます。
現在、livedoor Blogが表示されないという障害が発生しております。

【障害内容】
・ブログが表示されない。
・ブログ記事が投稿できない。

【障害発生期間】
10/28(火) 18:35~現在

ご利用の皆様には大変ご不便をおかけし誠に申し訳ございません。
現在、メンテナンス対応中ですので復旧まで
今しばらくお待ち頂きます様お願いいたします。



上記のようなメッセージがライブドアブログについて出ました。

実は、私のブログへのアクセスについても18時30分頃から出来なくなり、19時45分までアクセス出来なかった状態にありました。



システムの混雑、またはエラーが発生しております。

-しばらく時間をおいてからもう一度操作を行ってみてください。
-原因調査のために、お手数ですがこちらのヘルプの各コンテンツお問い合わせから利用環境や操作した手順をご送信ください。参考にさせていただきます。
-障害情報、メンテナンス情報につきましては、こちらをご覧ください。



何度アクセスしても、上記のメッセージが出ていました。これは、もしかしたら、サイバーテロの類かもしれないと感じ、他のライブドアブログもアクセスしましたが、そちらもアクセス不能になってました。

もしかしたら、自分のパソコンからのライブドアブログ全般に対して、ブロックされているのかもしれない、との疑念を感じ、ライブドアにメールしました。

1回目のメールが、19時19分。
2回目のメールが、19時42分。

そして、3分後くらいにアクセスが復活しました。

2回目のメールの内容は以下の通り。



さきほど、メールを送信したsee21と申します。
相変わらず、ブログにアクセスできません。

アクセス解析を見ても、アクセスが止まっているので、他の方
からのアクセスも出来ないのだと思います。

もし、そちらで即時対応ができないようでしたら、

警察庁 サイバー犯罪対策
http://www.npa.go.jp/cyber/

に相談したいと思います。

とりあえず、一報を早急にお願いいたします。

see21




「年次改革要望書」との絡みをついつい疑ってしまいますが、この一連の不可解な現象をどう考えますか?




<追記>
◆ブログ閲覧障害のお知らせ

いつもlivedoorをご利用いただきありがとうございます。
現在、livedoor Blogが表示されないという障害が発生しております。

【障害内容】
・ブログが表示されない。
・ブログ記事が投稿できない。

【原因】
・通信機器の障害

【障害発生時刻】
10/28(火)18:35~現在

現在ハードウェアの交換作業をおこなっており、復旧予定時刻は
10/29(水)午前2:00前後を予定しております。

追記:10/29 0:16
メンテナンス時間を延長して、終了予定時間を午前4:00とさせていただきます。

追記:10/29 4:04
ブログ閲覧、ブログの投稿ができなくなる障害が発生していた件につきまして、復旧しましたことをお知らせいたします。
・発生日時: 10月28日 18時頃から 10月29日 2時頃まで
・影響範囲: ブログの閲覧とブログの投稿/管理
・原因:ハードウェアトラブル
・対処:ハードウェアの代替え機器の調達と交換作業
※今回の障害においてデータの欠損等はございません。

詳細についてはlivedoor Blog開発日誌をご覧ください。
http://blog.livedoor.jp/staff/archives/51084892.html

今後ともlivedoorをよろしくお願いいたします。




ハードウェアトラブルということですが、これだけでは詳細は分かりませんね。真実は、いつも闇の中、ってところでしょうか?
(2008.10.29)



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更新日:2008年10月28日 20時10分

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「年次改革要望書」マスコミデビュー!

昨日、10月26日のフジテレビの番組「サキヨミLIVE」にて、年次改革要望書に関する報道がありました。マスコミによる大々的な報道は、恐らく初めてではないか、と思われることから、当ブログの年次改革要望書関連の過去エントリーをリンクという形で再掲してみようと思います。

ちなみに、年次改革要望書の正式名称は、『「日米規制改革及び競争政策イニシアティブ」に基づく規制改革要望書』です。

◆グローバリゼーションを考えて欲しい!(2007年10月14日)

◆「M&Aを止めろ!」キャンペーンの狼煙(2007年10月16日)

◆「日米規制改革及び競争政策イニシアティブ」に関して(2007年10月24日)

◆「年次改革要望書(規制改革要望書)」がマスコミで報道されない(2007年10月25日)

◆郵政民営化とは、どういうものか?(2007年10月26日)

◆関岡英之氏の本のススメ!(2007年10月30日)

◆「2007年規制改革要望書」の仮和訳到来!(2007年11月22日)

◆「年次改革要望書」の世論をもっと盛り上げよう!(2007年11月26日)

◆2008年版年次改革要望書(2008年10月21日)



拒否できない日本
奪われる日本!













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【参 考】
森田実氏が入手した「米国国債を売らない約束」(植草一秀の『知られざる真実』)
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2008/10/post-cde8.html

郵政民営化の先にある恐怖のシナリオ(森永 卓郎氏)
http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/column/o/104/index.html

ついに年次改革要望書が大手メディアに(GREY WALKER)
http://futu-banzai.cocolog-nifty.com/blog/2008/10/post-4a6a.html

フジテレビが『年次改革要望書』を真面目に取り上げた!!(神州の泉)
http://shimotazawa.cocolog-wbs.com/akebi/2008/10/post-79cf.html

年次改革要望書2008年版(ジャパン・ハンドラーズと国際金融情報)
http://amesei.exblog.jp/8829454/

2008年度版年次改革要望書超適当訳+α その3(或る浪人の手記)
http://restororation.blog37.fc2.com/blog-entry-1456.html

2008年度版年次改革要望書(新三ログ)
http://newthrees.blog18.fc2.com/blog-entry-387.html

年次改革要望書(昼行灯)
http://hlad.cocolog-nifty.com/blog/2008/10/post-0777.html

【テレビ】サキヨミLIVE(フジテレビ)スゴかった~。(散策ツー!)
http://blogs.yahoo.co.jp/sansaku2007sansaku/45431563.html

サキヨミで「年次改革要望書」が!!!(Chrysanth Ground)
http://shintaness.blog69.fc2.com/blog-entry-1469.html

年次改革要望書を取り上げてくれたフジTV『サキヨミLIVE』に拍手。
(ふしぶじゑ日記 )

http://darsana.exblog.jp/7606643

年次改革要望書についての報道(桃の里から)
http://shioyama11.blog95.fc2.com/blog-entry-38.html

フジテレビの「サキヨミ」をみた(たわごとブログ)
http://blogs.yahoo.co.jp/beautyhappinesshide/55611679.html

絶対に!!読んでください!!日本の実態
(佐賀県★唐津ラーメン!!鶏白湯の店「様式美麺れいんぼ~」)

http://blog.goo.ne.jp/hideyuki5150/e/fec25d6c5dc79999498e76cf0e31e674

知ってますか?年次改革要望書(沖縄発・何でもあり)
http://nandemoari2nd.blog95.fc2.com/blog-entry-1027.html

「年次改革要望書」をあのフジTVが取上げたぞ!(kobaちゃんの徒然なるままに)
http://blogs.yahoo.co.jp/posutoman21/45265567.html

年次改革要望書なるもの(新・堺ではたらく番頭!はんのブログ)
http://bantouhan.com/2008/10/post_377.php

2008年の米国年次改革要望書(ステトスコープ・チェロ・電鍵)
http://nuttycellist.blog77.fc2.com/blog-entry-1133.html

【マスコミに代わり】年次改革要望書を読み解くスレ12
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/seiji/1218185622/



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更新日:2008年10月27日 10時30分

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霞ヶ関の住人による既定路線

今後3年、時限減税…消費税上げは2010年代半ば

政府・与党が新たな経済対策に盛り込む、税制抜本改革に関する工程表(中期プログラム)の基本方針が25日、明らかになった。

 今後3年間を景気回復期間と位置づけ、減税を時限的、先行的に実施する。その後、消費税率の引き上げを念頭に、社会保障の安定的な財源確保のための税制改革を2010年代半ばまでに段階的に実行するとしている。政府・与党はこの基本方針に従い、年末までに中期プログラムを策定する。

 基本方針は、中期プログラムに盛り込む税制改革の税目として〈1〉個人・法人の所得課税〈2〉資産課税〈3〉消費税--を挙げ、「各税目の改革の基本的方向性を明らかにした税制改革の全体像を示す」とした。

 減税の実施については、「世界経済の混乱から国民生活を守り、3年以内の景気回復を最優先する」として、景気回復の手段であることを強調した。

 一方、消費税率の引き上げを念頭においた社会保障財源の確保のための税制改革は、「経済好転後、時々の経済状況をにらみつつ」としたうえで、2010年代半ばまでに段階的に実行すると期限を示した。

 麻生首相が掲げる「中福祉・中負担」を基本理念として、基礎年金の国庫負担割合の2分の1への引き上げの財源を含む年金、医療、介護、少子化対策などの財源を税制改革により確保するとしている。

 景気回復期間は今年度を起点として10年度までとする方向だ。首相は、自民党総裁選などで「消費税は2015年くらいに10%台にするのが流れだ」と指摘しており、こうした案を軸に税率などの議論が進むものと見られる。

(10月26日3時9分配信 読売新聞)


税制抜本改革に関する工程表(中期プログラム)の基本方針

政府与党は、斯様な基本方針を25日に発表した。年末までに、この中期プログラムを策定するとのことであるが、どうもこれは霞ヶ関の住人による既定路線と見るのが適当だと思われる。

民主党を筆頭に、野党があれだけ消費税率アップに対して、その詭弁の実態を暴露しているにもかかわらず、この世界金融危機のタイミングで、平然と出されてきたところを見ると、既定路線の何ものでもない、という解釈しか考えられない。2011年度の基礎的財政収支(プライマリーバランス、PB)の黒字化目標に対し、帳尻を合わすことにしか関心がない霞ヶ関は、今後、国民の激しい抵抗がなければ、ブルドーザーのごとくごり押しで、消費税率アップを断行してくるであろう。

実に、政府は血も涙もない政策しか考えてこない。消費税の逆進性については、当ブログのエントリー「消費税の「逆進性」に注目せよ!」「消費税論議に待ったをかけろ!」にて、お伝えした通りであるが、未だにマスコミに登場しないところを見ると、余程霞ヶ関によるマスコミへの締め付けが厳しいのであろう。

ご存じだとは思うが、消費税は実に偏りのある不平等性高い税金である。高所得者の消費が占める割合と低所得者の消費が占める割合を比較すれば、割合が大きいのは、もちろん低所得者である。その低所得者にターゲットを当て、課税しているのが現行の消費税であって、今後税率アップがなされれば、ますます低所得者層の人間の生活は苦しくなる。

「単一税率、複数税率」

現行は、単一税率が採用されている。これは、消費税の対象になっている品目については、一律5%が課税されているということである。ヨーロッパのイギリスやフランスなどでは、消費税に当たるものは複数税率が採用されていて、品目によって税率が異なることになっている。確かに会計面においては、面倒であるが、生活がかかっている低所得者層にとってみれば、死活問題であり、この議論なくしての消費税率アップは考えられない。しかし、政府、マスコミ、知識人らは、この議論をすることなく、ひた隠しにし、無知な国民を騙して、霞ヶ関埋蔵金の積み増しを狙っているのだ。

当ブログのエントリー「長妻議員が政府にメスを入れる「HAT-KZ(ハットカズ)」とは?」にて、税金・保険料の無駄遣いシステムについて紹介した。HAT-KZについて、おさらいしておこう。

H:ひも付き補助金システム
A:天下り斡旋仲介システム
 ①持参金型天下り
 ②人質型天下り
 ③創業型天下り
T:特別会計システム
K:官制談合システム
Z:随意契約システム


実に多くの無駄遣いシステムが霞ヶ関の中心に埋め込まれているかが分かる。血税の多くが、官僚の私的な目的の為だけに流用あるいは盗用されているのだ。たまに、事件性あるものとして逮捕されたりして悪事が裁かれることがあるが、官僚には公金を公金と見る素性がないものと判断できる。彼らにとっての税金は、公金ではなく、私金であって、だから身内が逮捕劇で奈落の底に落ちたとしても反省はなく、同じ過ちを何度となく繰り返してしまうのだ。反省もなく、悪事を繰り返す霞ヶ関の住人達に、一国を任せていていいのだろうか、と疑問に暮れてしまうが、彼らの省益至上主義には、脱帽するしかないのであろう。

「税金とは、広く薄く公平に徴収され、社会的公平のもと再配分されるものであるが、日本という国では、デタラメが正義とされている」

まずは、消費税の逆進性の問題について、そして、単一税率採用から複数税率採用への移行について、真剣に議論してもらわなければ、日本人として、絶対に、消費税率アップを看過することはできない。その為には、我々国民が少なからず、消費税問題について関心を持ち、目に見える形でのプレッシャーを霞ヶ関と永田町に打ち込むより他はない。



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更新日:2008年10月26日 23時22分

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金融システムは根本的に見直せ!

ASEM首脳会合 麻生首相の内外記者会見(一部抜粋)

【記者】金融市場は11月にワシントンで行われる国際金融サミットでさらに行動を求めているようです。90年代の金融危機から学んだことを日本はどんな教訓を生かして、言葉だけでなく行動に変えられますか。

【首相】これは今の答えが、すぐこれが答えだという答えを持っているわけではありません。ただ、先般、G7の、あのー、出しました行動計画に基づいて、これは主要国が今断固たる行動をとるということで、日本としても日銀の日本銀行の流動性の確保をやってみたり、補正予算が先週、あ、今週成立したり、また新たな対策というものを来週には出さないかんと思って、迅速な手を打っているところではあるんですが、サミットに臨んでは、これは大事なことは短期的には、短期的にはあの、何、すぐ近くっていう意味です。短期的。短期的には、あのー、今の差し迫った金融危機の解決、いわゆる株のぉー、とかいろんなことがあるんだとは思いますが、中長期的には、やっぱりこれは国際金融システム、正確には国際金融の決済のシステムというべきなんでしょうが、そういったものを首脳間でもう少し議論をする必要があるのではないかと思っています。

 あの、簡単に言えば、今回は金融業界が開発したデリバティブと称する金融派生商品というんですけれども、この金融派生商品という新たな商品というものの内容について、たとえばスター……ま、名前ちょっと言うと具合悪いね。いろんなそういったものの格付けやらなにやらをやるところ、もしくは政府がその新しい商品というものをきっちり監視できていなかった。また、もしくはその商品の透明性に問題があったのではないかなどなど、いまいろいろな反省、もしくはそれに対していろいろな意見というのが出されているのはあなたのご存じの通りです。

 したがってこの問題をどういう具合にするかというのは、これは各国いろいろ意見が出てくるところだと思いますんで、ぜひこの部分に関してもう少し規制をするべきだという意見と、いや規制をすると自由ななに? イマジネーションていうかな? いろんなイノベーションていうか、そういったものができなくなるという意見と、いろいろ分かれるんだと思いますが、問題はやっぱり被害が出たってことですよ。ここが一番問題。

それが、だまされたんじゃないかといって、なんとなく、かわって損をした人は、なんとなく納得していないというところが、こういったものを監督する側の行政としては問題。商品はインターナショナルにどんどんどんどんまわりますけれども、それを監督する方は一国でやってますから、国単位でやったって、それは国際商品にぱっとまわったら監督できない。

 そういったものを、どういう具合にやるべきかなどなど、考えなければならぬ問題がいっぱいあると、私にはそう見えます。

 したがってこの問題について、各国がきっといろいろ、1月、えー1月じゃなかった、11月の半ばぐらいまでにいろいろ案を考えると思いますんで、そういったものに日本としても積極的に参加をして、少なくとも当面はまずこのクライシス、クライシス……えー危機を乗り越えて、その後の中長期的なものをきちんとつくっていくという二段階いるのかなという感じがします。

(2008年10月25日20時55分:asahi.com)


記者の質問に対して、麻生首相が回答した記事があったので紹介する。

上記の質問は、ロイターの外国人記者が質問した内容である。それに対して、麻生首相は、国際金融システムに関する気になることを何点か答えていたので、下記に列挙する。

1.国際金融の決済のシステムというべきなんでしょうが、そういったものを首脳間でもう少し議論をする必要がある

2.その新しい商品(金融派生商品)というものをきっちり監視できていなかった。また、もしくはその商品の透明性に問題があったのではないかなどなど、いまいろいろな反省、もしくはそれに対していろいろな意見というのが出されている

3.問題はやっぱり被害が出たってことですよ。それが、だまされたんじゃないかといって、なんとなく、かわって損をした人は、なんとなく納得していないというところが、こういったものを監督する側の行政としては問題

4.商品はインターナショナルにどんどんどんどんまわりますけれども、それを監督する方は一国でやってますから、国単位でやったって、それは国際商品にぱっとまわったら監督できない



1においては、国際金融の決済システムについて疑問を呈している。詳細は、正直分かりかねる内容であるが、国際的な決済システムに脆弱性があり、その脆弱性を放置したままでは、同じ過ちを繰り返す懸念があるから、根本的な部分にまで踏み込んで議論し、適切に改善すべし、ということだろうと思う。

2については、金融工学の申し子であるデリバティブ(金融派生商品)が行政の監視下から逸脱し、監視外のバーチャル世界で暗躍を極めた、それに関して、各国首脳は反省を込めて様々な意見を述べている、ということだと思う。

3については、今回の世界金融危機に関しての問題点として、実害が出たことを指摘。騙された、あるいは損害を受けた、という一般投資家の心理が蔓延している以上、それは、明らかに監督者である行政のミスであり、問題として真摯に取り組むべき、との認識にあることを表明したのだと思う。

4については、グローバル社会における金融市場の国際化と国による監視の限界を指摘。これは明らかに、行政監視の限界があったことを認め、金融市場の暴走を看過したことも認めたことになる。規制緩和の肥大化に乗じて、金融市場が無制限に広がった状況に、行政監視が追いつかなかった、という反省が述べられている。


麻生首相は、この言葉からすると、米国型の金融至上主義に関しては否定的、と言える。国単位で金融市場を行政監視できない現状において、暴走ありきの欠陥システムを事実上、容認することはせず、明らかに改善する必要があることを認めている。

アラン・グリーンスパン前FRB議長が、誤りを認めたことで、現状の金融システムは国際的に否定すべきもの、とのコンセンサスが既にとれていて、だから、本日行われた麻生首相の会見においては、明確に、否定することができたのかもしれない。それぐらい未曾有の金融危機であり、発生をもたらした米国であっても、これ以上の金融至上主義の擁護にも限界を感じているのであろう。

ただ、欠陥だらけだった金融システムを、どの程度修復するのか、あるいは、マネーゲームができる逃げ道を確保した上での表向きの再構築にするのか、そこらへんの判断の匙加減ひとつでは、再度同様の世界金融危機は起こると考えられる。

「富裕層の道楽に過ぎないマネーゲームを経済の枠組みに入れていること自体に問題がある。」


米国のラスベガスという合法的なマネーゲーム会場があるのだから、富裕層にはこじんまりと、そこで遊んでもらい、実体経済に影響を与えない、ようなパラダイム・シフトを実行すべきだ。

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更新日:2008年10月25日 22時25分

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「推定有罪」を認める米国のマエストロ

「過ち犯した」グリーンスパン氏認める 「マエストロ」の面影なく

【ワシントン=渡辺浩生】巧みな金融政策のかじ取りから「マエストロ」(巨匠)の異名をもとったグリーンスパン米連邦準備制度理事会(FRB)前議長が、低所得者向け高金利型住宅ローン(サブプライムローン)問題に端を発した金融危機を招いたことへの自らの“過失”を認めた。金融危機の「戦犯」に数えられ、「過ちを犯した」と語る同氏の凋落ぶりは、規制緩和とグローバリズムによって世界経済を席巻した米国流市場主義が、大きな曲がり角にあることを象徴しているようだ。

 23日、下院政府改革委員会の公聴会。証言に立ったグリーンスパン氏に、もはや「巨匠」の面影はなかった。かつて議会証言は同氏の独擅場だった。難解な言葉を多用し議員をけむに巻き、市場はそのメッセージの解読に必死になった。

 グリーンスパン氏は金融危機を「1世紀に一度の津波」と表現し、自身の予想を超えた市場の大混乱に「ショックを受けた」と釈明を続けた。だが、議員は「危機につながった無責任な融資慣行をやめさせる権限があったはずだ」と、容赦のない質問を浴びせる。やがてグリーンスパン氏も認めた。

 「金融機関が自己利益を追求すれば、株主を最大限に守ることになると考えていた。私は過ちを犯した」

 これは規制や政府介入を緩め市場の自由に任せるという、自身と1980年代以降の米国が信望してきた経済理念の「欠陥」をも認めたに等しい発言だ。

 レーガン政権下の87年、議長に就任し、ブラックマンデー(株価大暴落)やアジア通貨危機、大型ヘッジファンドの破(は)綻(たん)など数々の金融危機を乗り切り、高成長を主導してきた。2004年にはブッシュ大統領から歴代最多の5期目の指名を受け、ホワイトハウスの信頼を勝ち得てきた。

 特筆されるのは、IT(情報技術)バブルの崩壊後、景気急減速を食い止めるために01年1月から段階的に実施した金融緩和策だ。この年9月の米中枢同時テロを受け利下げのペースを速め、03年6月には1・0%まで引き下げた。

「日本型デフレを防ぐためだった」という超低金利策はしかし、住宅ブームを過熱させた。市場開拓の切り札がサブプライムローンだった。金融機関はローンを証券化して世界中の投資家に販売し、大量の資金が米住宅市場に環流された。

 借り手の返済能力を超えたお金を貸し込む営業が横行する。だが、グリーンスパン氏は監督権限を行使せず、過熱する証券化やデリバティブ(金融派生商品)取引に規制を加えることもなく、06年1月、退任した。持ち家を失ったサブプライム難民が続出し、景気後退入りも確実な今、「原因は不十分な規制にある」(スティグリッツ・コロンビア大教授)という批判が高まっている。

 ただ、規制緩和による住宅市場拡大は当時の「議会の意思」(グリーンスパン氏)でもあった。大統領選の投票を来月4日に控え、同氏が「スケープゴート」になったという側面も否定できない。

(2008.10.24 19:27:産経ニュース)


かつてグリーンスパーン・マジックとも思える金融政策、金融操縦術により、何度となく襲ってきた金融危機を回避した名匠も、今や過去の人になったようである。

「金融機関が自己利益を追求すれば、株主を最大限に守ることになると考えていた。私は過ちを犯した」

「危機につながった無責任な融資慣行をやめさせる権限があったはずだ」との議員の追及に対し、このように非を認めたという事は、当時の融資慣行や金融のマネーゲーム化による暴走を彼は認識していたことが理解できる。その暴走を看過容認し、打つ手を打たなかった、ということは、自分にとってのなんらかの利害関係があったか、あるいは、相当なプレッシャーを受けていたか、あるいは発言の通り、その状況がうまくいくことを盲信していたのか、なのであろう。

しかし、金融の神様ともおぼしき人物が、いくら公聴会という場においてであっても、潔く非を認めたことは驚きとしか言いようがない。神が過ちを犯した、と言ってしまえば、神の下に連なる利害関係者も同時に非を認めなくてはならなくなるので、これは、相当の混乱が予想される。米国の金融至上主義、金融万能信奉がいかに砂上の楼閣であったかを米国民は今、身を持って感じているだろうが、国の中枢にいた人間が誤った判断をしていたのだから、もう呆れるしかないのであろう。

金融の暴走、マネーの暴走。市場原理主義者達は「自由」を求め、「規制」を嫌った。そして、各国政府も米国が喧伝した自由主義経済を礼賛し、追随する形で参画していった。投資マネーが新たなマネーを生み出し、バーチャルな世界における酒宴が繰り返された。その結果、地に足のつかないバーチャルな世界は崩壊し、物凄い加速Gで、今落下し続けている。

デタラメなバーチャル空間を作りだし、そこでマネーゲームに興じていたのだから、いつかは破綻するのが当たり前だ。それを政府も、金融機関も、格付け会社も、マスコミも、目先の欲望を追いかけるのに夢中になりすぎて、先見性も洞察力も冷静な判断力も放り出してしまった。

「儲かるならば、それでいいじゃないか」

そういった安易な考え・思想が世界中に蔓延した結末が今世界で起きている世界金融危機である。今、この危機を引き起こした人々や巻き込まれた人々の間で、何が論じられているのだろうか。今回は運が悪かっただけ、という安易な楽観論に終始しているのか、それとも、今後こういったゲーム性の高いビジネスは厳に慎むべきという思いに駆られているのか。

いずれにせよ、マネーゲームに翻弄されて、明日の生活が見えない人々が、いつもそのツケを払わされているという事実を、歴史学者や経済学者の先生方は強く認識して頂きたい。


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更新日:2008年10月24日 22時2分

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世界に馬鹿にされ続ける日本

北朝鮮重油支援、日本分を豪などが肩代わりか…米が最終調整

【ワシントン=小川聡】北朝鮮が寧辺(ヨンビョン)の核施設を無能力化する見返りとして受け取る重油100万トン相当のエネルギー支援のうち、日本が拉致問題を理由に支援を延期している20万トン相当(約170億円)分について、米政府が、オーストラリアなど複数の国に肩代わりしてもらう方向で最終調整していることが20日、わかった。

 11月開催で日程調整中の6か国協議首席代表会合で協議される見通しだ。

 北朝鮮が日本割り当て分の支援を他国から受け取ることになると、6か国協議の中で北朝鮮に対して拉致問題への前向きな対応を迫る「てこ」を一つ失うことになる。他国による肩代わり支援は、米国による北朝鮮に対するテロ支援国指定解除に続き、拉致問題の進展にマイナスとなる可能性がある。

 北朝鮮へのエネルギー支援は、2007年2月の6か国協議合意に基づき、これまで、米中韓露の4か国が「49万6000トン相当」(韓国政府筋)を実施済みだ。

 日本は当初から、「拉致問題の進展がない限り支援には加わらない」として参加を保留。今月15日に2年ぶりに開かれた政府の拉致問題対策本部でも、麻生内閣はこの方針を維持することを確認した。

 米国としてはこうした情勢を踏まえ、北朝鮮に無能力化の迅速な実施を迫るため、5か国側が約束したエネルギー支援について、日本に代わる支援国を決め、早期に支援完了が可能との見通しを示す必要があると判断したとみられる。

 国務省のウッド副報道官は20日の記者会見で、「重油支援をするのは、その国次第だ」と述べ、6か国協議国以外の国がエネルギー支援に参加する可能性を示唆していた。

 米政府は、北朝鮮の核施設解体などに今会計年度だけで3億ドル超(約305億円)(米議会筋)の財政支出を議会に予算要求する方針で、今回のエネルギー支援の肩代わりも、北朝鮮の非核化に一定の道筋を付けたいブッシュ政権の強い意向の表れとみられる。

 1994年の「米朝枠組み合意」に基づく北朝鮮支援のための国際組織「朝鮮半島エネルギー開発機構(KEDO)」でも、日米韓に加え、欧州連合(EU)、オーストラリア、ニュージーランドなどが支援に参加していた。
(2008年10月21日14時33分 読売新聞)


「重油100万トン相当のエネルギー支援」

これが、6か国協議に参加している国々のエネルギー支援である。そのうち、日本の割り当て分は、20万トン相当(約170億円)分であるが、拉致問題の進展がない事から、保留している。

「米国としては、北朝鮮の非核化に一定の道筋を付けたい。よって、日本が拉致問題に拘り、重油支援を保留し続けるのなら、日本を外して、他の国からの支援でもいい。」

斯様に、ブッシュ政権は考えているのだろう。ハナから日本という国など眼中になく、北朝鮮とサシで交渉をしてきたのだから、今更躊躇する理由など一つもない、という考えから、独断狡猾とも思える、肩代わり案を提示してきたわけだ。日本は、6か国協議に参加しているが、味噌っ滓(みそっかす)という立場にあることを、今回の動きで世界に暴露されたということだ。

米国は、日本など属国あるいは植民地程度にしか見ていない。だから、こういった頭越し外交が堂々と出来るのだ。客観的に見れば、6か国協議に参加している各の国々は、対等に参加し、対等に議論・折衝しているのだから、ある国の重大な主張を無碍にして、ある意味、無視して断行することは、禁じ手と言えると思う。しかし、日本の常識は、世界の非常識と言わんばかりに、米国という国は、米国スタンダードの考えに基づいて、今回、日本を無視し、北朝鮮重視にシフトしてしまった。こんな私的な外交なんて、外交とは言えず、外交ごっこの域ではないか、と思えてしまう。

表向きは、オーストラリアなどに肩代わりしてもらう、とするようだが、内実は、異なるものになるのではないか、と思う。日本という国をある意味、尊重して、拉致問題の進展がないのだから、エネルギー支援に関しては、今回免除しよう、と表向きは配慮しているように見せかけ、裏においては、違う形で支援金をせびり、米国経由でオーストラリアに還流させる、というシナリオなのではないだろうか。

いずれにせよ、日本という国は、世界において、国として認められていない、ということだ。もし、国として認められていれば、6か国協議参加国のうち、どこかの国が、「日本を無視した形での非礼にも当たる処遇は厳に慎むべきだ。」という批判が出ても良いはずだ。しかし、実際には、米国の意のままに現実は動き、そして、他の国は、日本を陰で嘲るだけで、何をしようというでもない。

「国としての体裁が成り立っていない日本は、根本から考え直す必要がある」

国家体制及び日本人が、世界から低く見られ、馬鹿にされている。「ノー」と言えない日本人。ここに根元的な問題が潜んでいるが、その民族性に気づき、民族性を活かした日本人とならないと、永遠に格下扱いをされかねない。


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更新日:2008年10月23日 21時14分

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違法・有害情報対策官民実務家ラウンドテーブル

「ネット有害情報」官民共有、今秋に連絡網

政府は4日、インターネット上の違法・有害情報やその対応策などについて、官民で共有するための「インターネット上の違法・有害情報対策官民実務家ラウンドテーブル(仮称)」を今秋に創設する方針を固めた。

 東京・秋葉原の無差別殺傷事件では、容疑者がインターネット上の携帯電話サイトに犯行をほのめかす書き込みをしていたものの、未然に事件を防ぐことができなかった。このため、関係省庁と民間が迅速に情報交換する仕組みが必要と判断した。犯罪を示唆するインターネット上の書き込みなどの情報を受けた警察が即座に捜査を行うことが期待されている。

 ラウンドテーブルは中央省庁と民間団体の担当者が、いじめや犯罪などに関連する有害情報の存在をメールで即座に連絡する仕組み。情報への対処方法についても、参加団体で意見交換することも想定している。

 内閣官房が事務局となり、総務、法務、文部科学、経済産業各省や警察庁などが参加。政府は通信事業者の参加を見込んでおり、教育関係団体、法曹界も含め約30団体に参加を呼びかける。

(2008年7月4日14時51分 読売新聞)


内閣官房、違法・有害情報対策のポータルサイト開設

内閣官房IT担当室は、「インターネット上の違法・有害情報対策」ポータルサイトを開設した。

 インターネットを安心・安全に利用するための技術/サービスとしてフィルタリングサービス/ソフトについて説明しているほか、違法・有害情報の通報・相談窓口、調査データ、関係省庁や関係機関における取り組みの紹介など、総合的な情報収集ができるようにしたという。これにより、「違法・有害情報対策に取り組むための国民レベルの意識の醸成を図る」としている。

 なお、同ポータルサイトは、これまで「IT安心会議(インターネット上の違法・有害情報等に関する関係省庁連絡会議)」として公開されていたサイトを、同じドメイン名でリニューアルしたかたちになる。21日に設置された「違法・有害情報対策官民実務家ラウンドテーブル」の配布資料や、過去の「IT安心局長会議」の資料なども公開している。

(2008/10/22 18:41:INTERNET Watch)


違法・有害情報対策で、官民の実務家がメール連絡網

内閣官房IT担当室は21日、「違法・有害情報対策官民実務家ラウンドテーブル」を設置したと発表した。同日、第1回会合を開催した。

 内閣府や警察庁、総務省、法務省、文部科学省、経済産業省をはじめ、PTAや消費者、自治体の首長、学校長、通信・IT業界、映像業界、経済界などの各種団体、インターネット企業からの構成員が名を連ねる。インターネット企業としては、ミクシィ、楽天、ガイアックス、ディーエヌエー、ヤフーのほか、フィルタリングソフトを手がけるネットスターとデジタルアーツも参加。また、サイトの審査などを行う第三者機関のインターネットコンテンツ審査監視機構(I-ROI)、モバイルコンテンツ審査・運用監視機構(EMA)も参加する。

 ラウンドテーブルでは、インターネット上の違法・有害情報に関する問題について、官民横断で実務家間の迅速・正確な情報共有を行うという。具体的には、メールによる「ラウンドテーブル連絡網」を運営し、各構成員がここに情報を送信するかたちになる。情報を共有するのは、違法・有害情報の事例や対策、民間の取り組みのほか、違法・有害情報に起因する社会問題が発生した場合など。

(2008/10/22 18:42:INTERNET Watch)


「ラウンドテーブルは中央省庁と民間団体の担当者が、いじめや犯罪などに関連する有害情報の存在をメールで即座に連絡する仕組み」

秋葉原無差別殺傷事件を発端にして、「違法・有害情報対策官民実務家ラウンドテーブル」が設置されたようだ。犯人によるネットを使った劇場型犯罪の歯止めとして、官民双方が連繋して、情報を密にし、犯罪を未然に防止するという主旨においては、歓迎すべき内容と言える。

ただ、懸念されることは、「違法情報」「有害情報」の定義はどういうものに落ち着くのか、そして、どこまでを違法・有害にするのか、という点である。

「青少年が安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備等に関する法律(平成20 年法律第79 号。以下「法」といいます。)」
(平成20 年6月18 日から起算して1年を超えない範囲内において政令で定める日から施行予定)


斯様な法律が制定されていて、法律施行令(案)に対する意見募集が今、行われている(締め切り:平成20年11月16日(日))。この案の中には、特段、違法・有害情報について規定する内容はないので、どの段階で、詳細が議論されていくのかが関心事となる。

第二条 この法律において「青少年」とは、十八歳に満たない者をいう。
2 この法律において「保護者」とは、親権を行う者若しくは後見人又はこれらに準ずる者をいう。
3 この法律において「青少年有害情報」とは、インターネットを利用して公衆の閲覧(視聴を含む。以下同じ。)に供されている情報であって青少年の健全な成長を著しく阻害するものをいう。
4 前項の青少年有害情報を例示すると、次のとおりである。
 一 犯罪若しくは刑罰法令に触れる行為を直接的かつ明示的に請け負い、仲介し、若しくは誘引し、又は自殺を直接的かつ明示的に誘引する情報
 二 人の性行為又は性器等のわいせつな描写その他の著しく性欲を興奮させ又は刺激する情報
 三 殺人、処刑、虐待等の場面の陰惨な描写その他の著しく残虐な内容の情報


法律で、有害情報について書かれた内容を抜粋してみた。この内容だけ見ると、先鋭的な有害情報だけがピックアップされているように思われる。この内容であれば、素人目で見ても問題はないが、違法・有害情報の拡大解釈が別のフェーズで行われる可能性があれば、それは即刻反論せねばならない。

体制側、つまりは政府への反論・異論・提言等が、広義的な違法・有害情報に含まれる、という解釈が法律上、成立してしまうと、今ネット上で、情報発信しているブロガーや掲示板に書き込む人達等に対して、強力な圧力になってしまう。しかも、反論・異論・提言等の定義が曖昧に設定され、後は警察の裁量に任せる、という、いつものワンパターン攻撃がされてしまうと、我々ネット発信者は戦々恐々の日々を余儀なくされてしまうのだ。

政府は、どこかのタイミングで、異分子勢力を駆逐したいはずだ。であるから、どさくさに紛れて法制化し、得意の拡大解釈という詭弁を使ってでも、一掃したいはず。だから、どの法律に潜り込ませても良く、後は既成事実を積み上げ、頃合いを見計らって揺るぎない法律へと移行するという作戦でもいいわけだ。

「インターネット、違法情報、有害情報」

この3つの語彙が並んだ場合の政府の動きには、今後も要注意である。政府は、国民のために、という美辞麗句を並び立てては、裏で別の思惑を断行するという狡猾さを持っているので、常に我々は臨戦態勢なのだ。ちょっとでも油断すると、先の郵政民営化のような売国奴政策をいとも簡単に通してしまう。国民を守るはずの政府が、国民に疑念を持たれているのだから、ホント、この国はおかしい国である。

インターネットにおいて、小泉構造改革路線への評判がかなり悪かったのか、この前のサンデープロジェクトで田原氏が思わず、「今の小泉さん、非常に評判が悪いじゃない」的なことを言っていた。露骨な小泉バッシング的な発言であるが、これを演出してきた底力は、ネットの力が大きいと言える。そのネットの力は、まさしく政治への国民の監視力であって、この絶大な力を絶対に制限させてはならない。

政府は、パブリックコメントや意見募集などを、こそこそとやって、中途半端な状態で、しかも自分達の都合良く、決めてしまう慣習を持っている。国民への周知能力をしっかりできない霞ヶ関の住人は、到底信用の置けない存在であり、残念ながら我々国民は、今後もしっかりした監視をしていくしかないのであろう。


(参考)
「青少年が安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備等に関する法律施行令(案)」
に対する意見募集について

平成20年10月17日

内閣府
総務省<