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トップ > 交通 > 交通 - 人気ブログ(Blog)検索結果詳細 (2008年11月21日 11時)
[本の話題]白川静・他
午前中学芸大前で打ち合わせ。夕方から朝日カルチャー新宿。
今日買った本。
『白川静 漢字の世界観』(平凡社新書 440)松岡正剛
白川静(僕も「字書三部作」購入したほか、かなり読み漁った)の広大無辺なる業績を美味しそうにプレゼンして見せた初の「白川静 入門」。松岡正剛の本はいつも途中で眠くなって投げ出してしまうのだが、これは一気に読んでしまった。本気を感じた。オススメ!
あとはこれから。
『破戒と男色の仏教史』(平凡社新書 441)松尾剛次
『ラジオの戦争責任』(PHP新書 508)坂本慎一
『輿論と世論―日本的民意の系譜学』(新潮選書)佐藤卓己
〜生きとし生けるものに悟りの光が現れますように〜
作者:ajita
更新日:2008年11月20日 0時0分
[ひじる日々]パティパダー発送日/こたつ
皆様、ご功徳さまでした。
自宅でこたつを出した。
お仙ちゃん(猫)早速、中に陣取り。
作者:ajita
更新日:2008年11月19日 0時0分
[仏教ニュース]駒澤大学が大損失
あらら。曹洞宗系の教育機関をめぐる「お金の問題」については、当ブログでも
で取り上げたことがあるが、今回の巨額損失事件についても、上記記事でリンクした、
がいち早く報じていた。ブッダの教えとは程遠い生臭い話だが、今後の動向を見守っていきたい。
〜生きとし生けるものに悟りの光が現れますように〜
作者:ajita
更新日:2008年11月19日 0時0分
[ひじる日々]帰還・増刷
- 本日、ヤサ師がミャンマーでの雨安居修行から帰国された。
- スマナサーラ長老の尾花沢市「やすらぎ」での講演(11月08日)をDhammacast配信。
- ここ数日の簡単な行事報告を表ブログに掲載。
- Tさんのご尽力で協会HPがRSS購読できるようになった。
新刊『心がスーッとなるブッダの言葉』(成美文庫)が絶好調。二刷のチェックで読みなおしているが、いい本だ。
心がスーッとなるブッダの言葉―クールで合理的な初期仏教が教える幸せへの道 (成美文庫 (あ-14-1))
- 作者: アルボムッレ・スマナサーラ
- 出版社/メーカー: 成美堂出版
- 発売日: 2008/11
- メディア: 文庫
たちまち増刷決定!
『ブッダの教え一日一話』(PHP)も順調に増刷されている。
ブッダの教え 一日一話 (PHPハンドブック) (PHPハンドブック)
- 作者: アルボムッレ・スマナサーラ
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2008/07/02
- メディア: 新書
4刷目。
作者:ajita
更新日:2008年11月18日 0時0分
[ひじる日々]酉の市
[ひじる日々]玉城雪子さん
いろんなご縁で日本テーラワーダ仏教協会機関誌『パティパダー』に表紙イラストや連載「ジャータカ物語」イラストなどを寄稿してくださっているイラストレーターの玉城雪子さんがHPを開設された。
※トップのフラッシュで「enter」クリックしても先に進まない場合は、ページ下の文字リンクを使用すること。メールもリンクが切れているようなので、これでは仕事を依頼しようにも手段がない気もするけど……。
作者:ajita
更新日:2008年11月16日 0時0分
[本の話題]サブカル・ニッポンの新自由主義/「孟子」は人を強くする
『サブカル・ニッポンの新自由主義―既得権批判が若者を追い込む』 (ちくま新書 747)鈴木謙介
最近ポッドキャストでよく聴いている文科系トークラジオLifeのメインパーソナリティ、チャーリーこと鈴木謙介氏の新刊。アナーキズムを経由しているあたりは、個人的には問題意識が近接している気がした。社会学の概念を実地に即してよくおさらいさせてもらった。彼の社会分析を通して、現代日本において初期仏教の言説がどのような文脈で受容されているのか、という見取り図が頭の中でざっと描けたので、読んだ甲斐があったと思う。感謝。
ここでトゥレーヌが強調しているのは、「疎外」とは本人の心の持ちようの問題ではなく、ある体制の維持に奉仕させられているということ、それ以外の行き方はあり得ない、これでいいと思わされていることそのものなのだということだ。疎外論の図式を持ち出すことは、それが「人間本来の生き方を取り戻す」ためではなく、単に「他でもあり得る」という想像力をかき立てるために有効な手段だからだ。
この節で述べてきた「新自由主義」体制において、多くの論者が格差に対する処方箋として「個人の意欲」を高めることを挙げてしまうのは、まさに現在の疎外された関係以外に「他でもあり得る」ということが構想できないから、仕方なく「それしかない」と考えてしまっているからだろう。だとするなら新自由主義イデオロギーの中でもっとも問題にされなければならないのは、この「他にあり得ない」と私達に思わせるなにものかであるはずだ。
ここで本書の議論は、ようやく「新自由主義」という、現在の私たちの考え方や社会構想や、個別の場面での振る舞いを規定している「なにものか」の本質へとたどり着いたと言える。それは格差を拡大するから問題なのでも、結果の不平等を容認するから問題なのでもない。もっとごくごく基本的なところで「これ以外の生き方はあり得ない」と私たちに【宿命的に思いこませてしまう】ことが問題なのである。(【】内傍点)
(第三章 サブカル・ニッポンの新自由主義 p190-p191)
上に引用したあたりが、個人的には「肝」かな。編集は洋泉社時代に『この新書がすごい!』でお世話になった(そしてちくまプリマー新書でスマナサーラ長老のタイトルを出版するきっかけを作ってくれた)石島裕之さん。
この新書がすごい!―目からウロコのいち押しガイド298 (洋泉社MOOK―ムックy)
- 出版社/メーカー: 洋泉社
- 発売日: 2001/02
- メディア: 単行本
新書ブームのはしりの頃の企画で、すでに版元品切れ。数々ある「仏教入門」系新書の言説構造を近代インド学仏教学の成り立ちからひも解いて紹介した小論を寄稿。僕がテーラワーダに関わるようになる直前の原稿なので、まさに仏教の「門」から一歩足を踏み込もうという気持ちが反映されているような気もする。原稿の手直しのための打ち合わせを兼ねて、浅羽通明氏と田端のデニーズで朝食を御一緒させていただいたのも懐かしい……。
『「孟子」は人を強くする』 (祥伝社新書129) 佐久協
『孟子』の主張の特色は三点に要約できる。
一、自己の確立となれ合いの排除
なれ合いによる事なかれ主義や自己忘却こそが諸悪の根源であり、政治改革を含むあらゆる改革は個人の力に目覚めた個人によって成し遂げられるという主張である。
二、革命の是認
国王がロクでもない政治を行い出した時には、もはや彼は「王」ではなくただの「賊」に成り下がっているのであり、臣下がこれを武力で倒したとしても不忠・不正には当たらないという主張である。
三、民意の優先
民の声を反映した民政優先の政治なくして国家は存立しえないという主張である。
『孟子』の三主張によって奮い立たされた日本の若者たちは倒幕に立ち上がり明治維新を成功させたのだ。では、彼等が首尾よく権力をダッシュした後の一〜三の運命はどうなったのだろうか。
革命家たちは新たに権力の座に就くと、自分たちより若い世代が一と二の思想を持つことを恐れて思想弾圧に乗り出した。当然のことながら、民衆に対する最大の公約だった三はホゴにされた。日本の明治維新も、中国共産党による革命もまったく判で押したように同じ過程をたどっている。その結果、『孟子』は社会の混乱期に急浮上しては、たちまち封印される「扇動の書」、「危険な書」としての悪名だけを高めることになったのだ(ヨーロッパでは、ルソーの『社会契約論』が同様の運命をだどっている)。
現在の社会混乱は『孟子』の再登場を促しており、今こそ『孟子』の主張を「つまみ食い」ではなく完全履行すべき絶好のときであるのだ。
(序章 p19-p20)
本文では『孟子』の言葉を現代人との問答形式にアレンジして抄出し、訳文も現代日本の文脈に合わせてかなり大胆な意訳が施されている。著者は秋葉の大量殺人事件を期に、本書の出版を決意したという。孟子の思想を「いわば手つかずのままに残されている人類再生の最後の切り札」として紹介、孟子が唱えた政策は決して書生論ではなく、小国の滕(とう)で実施されて成果を上げていたとゆーことも強調する。だからつまみ食いではなく「完全履行」すれば、現代日本の閉塞感は必ず打開されるはずだと。
『サブカル・ニッポンの新自由主義』を読んだ後にこういうアジテーションに触れると、ちょっと微妙な気分になる。しかし孟子の教えは「おまえのをよこせ」という「動物的」革命主義からは程遠い。それは人間であることを通して人間の弱さを超えようとする聖人の道だからだ。
孟子の原文全訳としては、いまのところ入手しやすいのは岩波文庫だけか。
それから、
上記のHPでは、『孟子』全文を現代語訳で読める。『「孟子」は人を強くする』で気持ちをあっためてからチャレンジしてみるのもよいと思う。個人的には、岩波文庫は途中でめげる可能性が高いので、書き下しがどうしても読みたい人以外は、訳者のコメントも面白い鈴元仁's Website版を一読されることをオススメしたい。(中国古典読みにありがちなのだが、日本人の思想に与えた仏教の影響を全く無視してグイグイ比較思想論を進めるくだりは、あまりにも不自然で微苦笑せざるを得ないが……)
〜生きとし生けるものに悟りの光が現れますように〜
作者:ajita
更新日:2008年11月16日 0時0分
[ひじる日々]アビダンマ基礎講座スタート
13:30より笹塚区民会館にてコーサッラ西澤長老の「アビダンマ基礎講座」がはじまった。会場は超満員。アビダンマッタサンガハを学ぶための前提となる知識の説明、勝義諦(第一義諦)と世俗諦の説明など。義施設と声施設の説明を聞きながら、大学生の頃かじったソシュールをいっしゅん思い出したり。三時間半があっという間に思える、素晴らしい時間だった。次回からはゴータミー精舎での開催となる。
- 作者: アルボムッレスマナサーラ, 藤本晃, Alubomulle Sumanasara
- 出版社/メーカー: サンガ
- 発売日: 2005/11
- メディア: 単行本
アビダンマ講義シリーズ〈第2巻〉心の分析―ブッダの実践心理学
- 作者: アルボムッレスマナサーラ, 藤本晃, Alubomulle Sumanasara
- 出版社/メーカー: サンガ
- 発売日: 2006/06/01
- メディア: 単行本
アビダンマ講義シリーズ〈第3巻〉心所(心の中身)の分析―ブッダの実践心理学 (アビダンマ講義シリーズ)
- 作者: アルボムッレスマナサーラ, 藤本晃, Alubomulle Sumanasara
- 出版社/メーカー: サンガ
- 発売日: 2007/04
- メディア: 単行本
ブッダの実践心理学 第4巻 (4) 心の生滅の分析 (アビダンマ講義シリーズ)
- 作者: アルボムッレ・スマナサーラ, 藤本晃
- 出版社/メーカー: サンガ
- 発売日: 2008/08
- メディア: 単行本
〜生きとし生けるものに悟りの光が現れますように〜
作者:ajita
更新日:2008年11月15日 0時0分
[本の話題]白川静・他
午前中学芸大前で打ち合わせ。夕方から朝日カルチャー新宿。
今日買った本。
『白川静 漢字の世界観』(平凡社新書 440)松岡正剛
白川静(僕も「字書三部作」購入したほか、かなり読み漁った)の広大無辺なる業績を美味しそうにプレゼンして見せた初の「白川静 入門」。松岡正剛の本はいつも途中で眠くなって投げ出してしまうのだが、これは一気に読んでしまった。本気を感じた。オススメ!
あとはこれから。
『破戒と男色の仏教史』(平凡社新書 441)松尾剛次
『ラジオの戦争責任』(PHP新書 508)坂本慎一
『輿論と世論―日本的民意の系譜学』(新潮選書)佐藤卓己
〜生きとし生けるものに悟りの光が現れますように〜
作者:ajita
更新日:2008年11月19日 15時0分
[ひじる日々]パティパダー発送日/こたつ
皆様、ご功徳さまでした。
自宅でこたつを出した。
お仙ちゃん(猫)早速、中に陣取り。
作者:ajita
更新日:2008年11月18日 15時0分
[仏教ニュース]駒澤大学が大損失
あらら。曹洞宗系の教育機関をめぐる「お金の問題」については、当ブログでも
で取り上げたことがあるが、今回の巨額損失事件についても、上記記事でリンクした、
がいち早く報じていた。ブッダの教えとは程遠い生臭い話だが、今後の動向を見守っていきたい。
〜生きとし生けるものに悟りの光が現れますように〜
作者:ajita
更新日:2008年11月18日 15時0分
[ひじる日々]帰還・増刷
- 本日、ヤサ師がミャンマーでの雨安居修行から帰国された。
- スマナサーラ長老の尾花沢市「やすらぎ」での講演(11月08日)をDhammacast配信。
- ここ数日の簡単な行事報告を表ブログに掲載。
- Tさんのご尽力で協会HPがRSS購読できるようになった。
新刊『心がスーッとなるブッダの言葉』(成美文庫)が絶好調。二刷のチェックで読みなおしているが、いい本だ。
心がスーッとなるブッダの言葉―クールで合理的な初期仏教が教える幸せへの道 (成美文庫 (あ-14-1))
- 作者: アルボムッレ・スマナサーラ
- 出版社/メーカー: 成美堂出版
- 発売日: 2008/11
- メディア: 文庫
たちまち増刷決定!
『ブッダの教え一日一話』(PHP)も順調に増刷されている。
ブッダの教え 一日一話 (PHPハンドブック) (PHPハンドブック)
- 作者: アルボムッレ・スマナサーラ
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2008/07/02
- メディア: 新書
4刷目。
作者:ajita
更新日:2008年11月17日 15時0分
[ひじる日々]酉の市
[ひじる日々]玉城雪子さん
いろんなご縁で日本テーラワーダ仏教協会機関誌『パティパダー』に表紙イラストや連載「ジャータカ物語」イラストなどを寄稿してくださっているイラストレーターの玉城雪子さんがHPを開設された。
※トップのフラッシュで「enter」クリックしても先に進まない場合は、ページ下の文字リンクを使用すること。メールもリンクが切れているようなので、これでは仕事を依頼しようにも手段がない気もするけど……。
作者:ajita
更新日:2008年11月15日 15時0分
[本の話題]サブカル・ニッポンの新自由主義/「孟子」は人を強くする
『サブカル・ニッポンの新自由主義―既得権批判が若者を追い込む』 (ちくま新書 747)鈴木謙介
最近ポッドキャストでよく聴いている文科系トークラジオLifeのメインパーソナリティ、チャーリーこと鈴木謙介氏の新刊。アナーキズムを経由しているあたりは、個人的には問題意識が近接している気がした。社会学の概念を実地に即してよくおさらいさせてもらった。彼の社会分析を通して、現代日本において初期仏教の言説がどのような文脈で受容されているのか、という見取り図が頭の中でざっと描けたので、読んだ甲斐があったと思う。感謝。
ここでトゥレーヌが強調しているのは、「疎外」とは本人の心の持ちようの問題ではなく、ある体制の維持に奉仕させられているということ、それ以外の行き方はあり得ない、これでいいと思わされていることそのものなのだということだ。疎外論の図式を持ち出すことは、それが「人間本来の生き方を取り戻す」ためではなく、単に「他でもあり得る」という想像力をかき立てるために有効な手段だからだ。
この節で述べてきた「新自由主義」体制において、多くの論者が格差に対する処方箋として「個人の意欲」を高めることを挙げてしまうのは、まさに現在の疎外された関係以外に「他でもあり得る」ということが構想できないから、仕方なく「それしかない」と考えてしまっているからだろう。だとするなら新自由主義イデオロギーの中でもっとも問題にされなければならないのは、この「他にあり得ない」と私達に思わせるなにものかであるはずだ。
ここで本書の議論は、ようやく「新自由主義」という、現在の私たちの考え方や社会構想や、個別の場面での振る舞いを規定している「なにものか」の本質へとたどり着いたと言える。それは格差を拡大するから問題なのでも、結果の不平等を容認するから問題なのでもない。もっとごくごく基本的なところで「これ以外の生き方はあり得ない」と私たちに【宿命的に思いこませてしまう】ことが問題なのである。(【】内傍点)
(第三章 サブカル・ニッポンの新自由主義 p190-p191)
上に引用したあたりが、個人的には「肝」かな。編集は洋泉社時代に『この新書がすごい!』でお世話になった(そしてちくまプリマー新書でスマナサーラ長老のタイトルを出版するきっかけを作ってくれた)石島裕之さん。
この新書がすごい!―目からウロコのいち押しガイド298 (洋泉社MOOK―ムックy)
- 出版社/メーカー: 洋泉社
- 発売日: 2001/02
- メディア: 単行本
新書ブームのはしりの頃の企画で、すでに版元品切れ。数々ある「仏教入門」系新書の言説構造を近代インド学仏教学の成り立ちからひも解いて紹介した小論を寄稿。僕がテーラワーダに関わるようになる直前の原稿なので、まさに仏教の「門」から一歩足を踏み込もうという気持ちが反映されているような気もする。原稿の手直しのための打ち合わせを兼ねて、浅羽通明氏と田端のデニーズで朝食を御一緒させていただいたのも懐かしい……。
『「孟子」は人を強くする』 (祥伝社新書129) 佐久協
『孟子』の主張の特色は三点に要約できる。
一、自己の確立となれ合いの排除
なれ合いによる事なかれ主義や自己忘却こそが諸悪の根源であり、政治改革を含むあらゆる改革は個人の力に目覚めた個人によって成し遂げられるという主張である。
二、革命の是認
国王がロクでもない政治を行い出した時には、もはや彼は「王」ではなくただの「賊」に成り下がっているのであり、臣下がこれを武力で倒したとしても不忠・不正には当たらないという主張である。
三、民意の優先
民の声を反映した民政優先の政治なくして国家は存立しえないという主張である。
『孟子』の三主張によって奮い立たされた日本の若者たちは倒幕に立ち上がり明治維新を成功させたのだ。では、彼等が首尾よく権力をダッシュした後の一〜三の運命はどうなったのだろうか。
革命家たちは新たに権力の座に就くと、自分たちより若い世代が一と二の思想を持つことを恐れて思想弾圧に乗り出した。当然のことながら、民衆に対する最大の公約だった三はホゴにされた。日本の明治維新も、中国共産党による革命もまったく判で押したように同じ過程をたどっている。その結果、『孟子』は社会の混乱期に急浮上しては、たちまち封印される「扇動の書」、「危険な書」としての悪名だけを高めることになったのだ(ヨーロッパでは、ルソーの『社会契約論』が同様の運命をだどっている)。
現在の社会混乱は『孟子』の再登場を促しており、今こそ『孟子』の主張を「つまみ食い」ではなく完全履行すべき絶好のときであるのだ。
(序章 p19-p20)
本文では『孟子』の言葉を現代人との問答形式にアレンジして抄出し、訳文も現代日本の文脈に合わせてかなり大胆な意訳が施されている。著者は秋葉の大量殺人事件を期に、本書の出版を決意したという。孟子の思想を「いわば手つかずのままに残されている人類再生の最後の切り札」として紹介、孟子が唱えた政策は決して書生論ではなく、小国の滕(とう)で実施されて成果を上げていたとゆーことも強調する。だからつまみ食いではなく「完全履行」すれば、現代日本の閉塞感は必ず打開されるはずだと。
『サブカル・ニッポンの新自由主義』を読んだ後にこういうアジテーションに触れると、ちょっと微妙な気分になる。しかし孟子の教えは「おまえのをよこせ」という「動物的」革命主義からは程遠い。それは人間であることを通して人間の弱さを超えようとする聖人の道だからだ。
孟子の原文全訳としては、いまのところ入手しやすいのは岩波文庫だけか。
それから、
上記のHPでは、『孟子』全文を現代語訳で読める。『「孟子」は人を強くする』で気持ちをあっためてからチャレンジしてみるのもよいと思う。個人的には、岩波文庫は途中でめげる可能性が高いので、書き下しがどうしても読みたい人以外は、訳者のコメントも面白い鈴元仁's Website版を一読されることをオススメしたい。(中国古典読みにありがちなのだが、日本人の思想に与えた仏教の影響を全く無視してグイグイ比較思想論を進めるくだりは、あまりにも不自然で微苦笑せざるを得ないが……)
〜生きとし生けるものに悟りの光が現れますように〜
作者:ajita
更新日:2008年11月15日 15時0分
[ひじる日々]アビダンマ基礎講座スタート
13:30より笹塚区民会館にてコーサッラ西澤長老の「アビダンマ基礎講座」がはじまった。会場は超満員。アビダンマッタサンガハを学ぶための前提となる知識の説明、勝義諦(第一義諦)と世俗諦の説明など。義施設と声施設の説明を聞きながら、大学生の頃かじったソシュールをいっしゅん思い出したり。三時間半があっという間に思える、素晴らしい時間だった。次回からはゴータミー精舎での開催となる。
- 作者: アルボムッレスマナサーラ, 藤本晃, Alubomulle Sumanasara
- 出版社/メーカー: サンガ
- 発売日: 2005/11
- メディア: 単行本
アビダンマ講義シリーズ〈第2巻〉心の分析―ブッダの実践心理学
- 作者: アルボムッレスマナサーラ, 藤本晃, Alubomulle Sumanasara
- 出版社/メーカー: サンガ
- 発売日: 2006/06/01
- メディア: 単行本
アビダンマ講義シリーズ〈第3巻〉心所(心の中身)の分析―ブッダの実践心理学 (アビダンマ講義シリーズ)
- 作者: アルボムッレスマナサーラ, 藤本晃, Alubomulle Sumanasara
- 出版社/メーカー: サンガ
- 発売日: 2007/04
- メディア: 単行本
ブッダの実践心理学 第4巻 (4) 心の生滅の分析 (アビダンマ講義シリーズ)
- 作者: アルボムッレ・スマナサーラ, 藤本晃
- 出版社/メーカー: サンガ
- 発売日: 2008/08
- メディア: 単行本
〜生きとし生けるものに悟りの光が現れますように〜
作者:ajita
更新日:2008年11月14日 15時0分

















